9月5日 港区スポーツセンター
リーグ開幕戦を制し幸先の良いスタートを切った中大。リーグ戦2日目は筑波大、日大と対戦した。筑波大戦ではやや苦戦したものの粘り勝ち、そのままの勢いで日大戦も危なげなく勝ち切った。これでリーグ戦開幕三連勝となり、悲願のリーグ優勝に向けてまた一歩前進した。
<筑波大戦>
筑波大戦の1番手は中澤紬(文4)。2-1で迎えた第4セットはデュースまでもつれ込む接戦となったが、中澤が勝利。3-1で相手を下した。しかし、続く山本笙子(法3)はまさかのストレート負け。あと一歩のところでセットを落とすことが多かっただけに痛い敗戦となった。
▲得点を挙げガッツポーズをとる中澤
試合の流れを左右する第1ダブルスは森田彩音主将(法4)・梅村優香(文2)組が出場。二人は抜群のコンビネーションで第3セットまで相手を圧倒し続け、3-0のストレート勝ち。そのままの勢いでエースの森田主将もストレート勝ちを収める。
▲ラリーを続ける森田主将・梅村組
筑波大を下すまであと一勝のところだが、瀬山咲希(文4)・山本組は序盤から苦しめられる。終始リードを奪われ相手を攻略できない展開が続き、第1、第2セットともに落としてしまう。しかし、ここから二人の反撃が始まる。第3、第4セットを共に11-4と大差で勝ち取り、最終セットは4-7の劣勢から7点を取り返し勝利。
中大は4-1で筑波大に勝利を収めた。
▲得点を決め喜ぶ瀬山・山本組
<日大戦>
同日に行われた日大戦では森田主将がトップバッターを務め、第1セットは落としたものの第2セット以降は立て直し3-1で勝利した。勢いに乗った中大は続く梅村がストレート勝ちで危なげなく勝利を収め、良い流れで瀬山・梅村組につなげる。
▲エースとしての役割を果たした森田主将
前の試合で粘り勝った二人はこの試合でも絶好調。第1セットでは11-1と圧倒的な大差をつけ、第2セットは5-10から怒涛の7連続得点で逆転。第3セットも11―3と大差をつけ、ストレート勝ちを収めた。筑波大戦、日大戦と2試合を通じて土壇場での粘り強さが光った瀬山・山本組。矢島監督は「厳しい時でも選手全員が気持ちを込めて応援している。ずっと求めていた雰囲気の良さが実現できている証拠」と粘り強さの秘訣を語った。
▲ラリーを続ける瀬山・山本組
続いて青木千佳(法1)が出場。リーグ戦デビューとなった青木だが、相手は日大のエース・奥川。結果的にはストレート負けとなったが、矢島監督が「相手がエースという中で内容では勝っていた。この経験は必ずプラスになる」と評価したように、第1セット、第2セットでは終盤まで相手を脅かすプレーを続け、充実のデビュー戦となった。
▲デビュー戦に臨む青木
続く森田・梅村組は落ち着いたプレーを展開し、11-7、11-1、11-8と安定した試合運びでストレート勝ち。
中大は4-1で日大戦を制し、リーグ戦開幕から3戦全勝で前半戦を終えた。
前半戦を振り返り、森田主将は「みんな調子が良くて波に乗っている。このまま良いパフォーマンスができるよう頑張っていきたい」とコメント。
後半戦では専大、早大といった上位チームとの対戦が控えている。「4つ取って勝つのはどこの大学とやっても厳しい。実力は紙一重」(矢島監督)と油断は禁物だ。持ち前のチーム力、粘り強さで悲願のリーグ優勝を目指す。
◆大会結果◆
〇中大4-1筑波大●
〇中澤紬3-1高東●
●山本0-3田口○
〇森田主将・梅村組3-0平川・中田組●
〇森田主将3-0望月●
○瀬山・山本組3-2高東・田口組●
〇中大4-1日大●
〇森田主将3-1何●
〇梅村3-0高山●
〇瀬山・山本組3-0奥下・木原組●
●青木0-3奥下○
○森田・梅村組3-0篠田・永井組●
◆お知らせ◆
次戦は9月11日、和光市総合体育館で専大との試合が行われます。競技開始は10時30分の予定です。
記事・写真:「中大スポーツ」新聞部