2023年8月23日 大阪府・久宝寺緑地野球場
毎年行われる厳しい秋田合宿を乗り越えて迎えた全日本大会。中大の初戦の相手は、近畿六大学春リーグを全勝優勝している甲南大。
大事な全日本大会の初戦。先発のマウンドを任されたのは、エースの石井竜弥(商4)。「正直自分の中で調子悪く、4年生である以上今年も自分が勝たせなきゃいけないと思い緊張していた」と話していたが、緊張を感じさせない圧巻のピッチングを見せ、6回まで無失点に抑える。
▲6回無失点の圧巻のピッチングを見せた石井
攻撃では2回表、山口剛大(文1)の二塁打、小柳翼(商4)の安打で出塁するも得点に繋げることができない。3回まで走者が出塁して攻撃のチャンスを作るも、相手投手に無失点で抑えられてしまう。
試合が動いたのは4回表。岩井大和(経2)の死球から、小柳、相野七音(文2)と連続安打で満塁とすると、主将の山崎大翔(商4)が四球を選び、押し出しで先制点を奪う。引き続きチャンスの中大は、村田慶二(商1)のスクイズで1点追加、さらに二塁にいた相野の好走塁でこの回一挙3得点とし、試合を中大の流れへと引き寄せる。
▲初打点を決めた村田
6回以降の投手は7回に田中駿佑(商3)、8回木藤忠広(商3)、9回大山北斗(商2)の投手リレー。途中相手の走者が得点圏にいる場面を迎えるも、一人一人がしっかり抑え、ピンチを無失点で切り抜ける。
▲ピンチを無失点で抑えた田中
試合終盤にも中大の攻撃は止まらない。8回山口の二塁打から、岩井が犠打を決め、二ゴロの間に走者が生還。続く9回も代打高垣昴平(商3)の出塁から山口の安打でさらに1点追加。山口はこの試合3本目の安打。「去年の負けを知らない分、思い切りいけと言われたので1年生らしく思い切りいけた」(山口)と1年生ながら4番の起用に応えた。4人の継投と積極的な攻撃で、甲南大を5-0で下し全員で勝利を勝ち取った。
次戦は同じ東都リーグの東海大。7年ぶりの優勝に向けて落とせない大事な一戦。「総力戦なんとか一点でも多くとって最後勝てるように」(石井)と強敵相手に全員での勝利を目指す。
◆試合結果◆
チーム 123 456 789=計
中 大 000 300 011=5
甲南大 000 000 000=0
◆お知らせ◆
次戦は8月24日(木)に南港中央野球場で行われる文部科学大臣杯第75回全日本大学準硬式野球選手権記念大会2回戦対東海大戦です。試合開始は10時を予定されてます。
(記事:髙橋若夏、写真:鎌田怜穂、菅澤澪生、小泉百萌子、丸尾彩華)
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