2026年9月13日 東京都・日本武道館
関東王者を決める大会が日本武道館で行われた。7人制での団体戦に挑んだ中大は昨年と同様、3位入賞を果たした。
シード権を獲得していた中大は、2回戦から出場し、明大と対戦。上位20校のみが全日本学生大会へ進出することができる大会。2回戦で敗退すれば全日本出場を逃すことを意味する。主将の福岡勇馬(経4)が「明大戦が一番の山場だった」と語る通り、全日本出場常連の明大は、中大にとって脅威となる相手だった。次鋒には佐伯凛太郎(文3)を起用。大濠対決となった。佐伯は、「初めてのフルメンバーでの公式戦で、初めての試合が高校の同期だったので、楽しく試合できた」と語り、かつて共に戦った仲間との対戦を噛みしめた。その後五将の佐藤利輝(商3)、三将の赤星陽生(商4)、大将の福岡勇がそれぞれメンを決め、3回戦へ。

▲山場の明大戦での福岡
3回戦は、東京学芸大と対戦。先鋒には山元隆太(経2)を配置。昨年から団体戦を経験している戦力者だ。そんな山元が2本勝ちしいい流れを呼び込んだ。それに続き佐藤、林尚輝(経4)、水口快(経3)、福岡の全員が2本勝ちし、チームは勝利。ここで全日本への進出が確定した。

▲2本勝ちした佐藤
4回戦は東海大と対戦。次鋒に大西優太(文2)を起用した。先鋒の山元が2本のメンを決め、好スタートを切る。続く次鋒の大西は、身長を生かした剣道で合いメンを決めるも直後にメンを取られ、引き分けた。続く佐藤も引き分け、林は上段と対戦し、コテ、引きメンを決めた。三将の赤星、副将の水口は、試合場を広く使い、跳躍力を見せつけるも引き分け。大将の福岡は開始早々メンを取られる。しかし後半メンを取り返し、引き分けで終えた。山元と林の2本勝ちが救いとなり東海大戦は中大が制した。

▲メンを決めた瞬間の山元
準々決勝は早大と対戦。先鋒、次鋒が引き分けとなるも、五将の佐藤が2本勝ちし、三将の赤星もコテで1本勝ちし、チームは勝利する。
準決勝では6連覇中の筑波大と対戦。日本一経験者を多く擁し、今大会で7連覇がかかっている筑波大。先鋒は山元が担うも、森大翼(商4)の弟である森大颯(筑波大)にメンを取られ1本負け。次鋒の佐藤は九州学院高対決となったが、メンで1本負けを喫した。先鋒、次鋒と負け、筑波大にリードを許す展開となった中大。しかし五将の森がドウで1本勝ち、続いて赤星、水口がそれぞれメンで1本勝ちし、逆転に成功する。

▲準決勝前のメンバー
1本優勢で迎えた大将戦。ここでも九州学院高対決がなされた。対戦相手は高校時代に個人、団体王者となった高島であり、2022年の玉竜旗大会では福岡とともに日本一に輝いた。福岡が勝つか、引き分けになると中大の勝利となる場面。開始3分、高島の竹刀が伸び、メンを取られた。再度試合開始の号令がなされた直後、福岡が手元を上げたところに高島の鋭い一撃が加わり、一振りでコテを取られた。中大は勝利本数により、筑波大に敗退した。
全日本進出を果たすも、3位という成績で終えた今大会。主将の福岡勇は「優勝を目指していたので悔しい」と肩を落とした。一方、昨年に比べ個々の能力が上がっていると実感していた。10月には全日本大会が行われる。昨年は2回戦敗退と悔しい思いをしている中大剣道部。今大会試合後のインタビューで福岡勇は「絶対優勝します」と全日本優勝へ意気込んだ。

▲表彰式後の4年生ら
強豪ひしめく関東大会で2年連続3位という成績を残した男子剣道部。この結果に満足することなく、さらなる高みを目指す彼らの底力は計り知れない。
◆試合結果◆
2回戦(シードのため2回戦から出場)
中大 明治大
山元 ー 原田
佐伯 ー 栗原
佐藤 メ ー 有川
森 ー 樋口
赤星 メ ー 弓
水口 ー 石橋
福岡 メ ー メ 正木
3回戦
中大 東京学芸大
山元 メメ ー 和藤
佐伯 ー メ 齋藤
佐藤 メド ー 井手
林 コメ ー 熊谷
赤星 ー 及川
水口 コメ ー 小川
福岡 ドド ー 中村
4回戦
中大 東海大
山元 メメ ー 佐藤
大西 メ ー メ 松崎
佐藤 ー 安東
林 メコ ー 寺島
赤星 コ ー コ 楠本
水口 ー 木村
福岡 メ ー メ 前田
準々決勝
中大 早稲田大
山元 メ ー メ 波多野
佐伯 ー 西川
佐藤 ドメ ー 指本
林 ー 髙橋
赤星 コ ー 平山
水口 ー 関
福岡 ー 横山
準決勝
中大 筑波大
山元 ー メ 森
佐藤 ー メ 森
森 ド ー 藏座
林 ー 荒木
赤星 メ ー 小林
水口 メ ー 小柳
福岡 ー メコ 高島
◆お知らせ◆
次戦は9月19日(土曜日)に小田原アリーナで行われる関東女子学生剣道優勝大会です。
(記事:樋口有花、写真:篠原ひなた、樋口有花、島田智史)
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