2021年5月13日 東京武道館
コロナ禍で昨年は中止された関東女子剣道選手権大会が2年ぶりに開催。2年越しの想いを剣に乗せ、気迫と気合が打突に宿る熱い試合が展開された。
中大から出場した選手は、時田利瑚主将(経4)、坂口未優(商4)、小川燦(経4)諸岡温子(経3)、杉本咲妃(経2)、小川真英(経1)の6名。その中でも、ベスト8の好成績を収めた杉本、1年生ながら6回戦まで駒を進めた小川真、5回戦まで駒を進めた小川燦の3人が見事、全日本への切符を掴み取った。一昨年は全日本に選手を送り出すことができなかった中大。今大会で剣道部の確かな進化を証明する形となった。
強さの秘訣はどこにあるのか。剣道部の近況も併せて主将の時田に話を聞いた。
(キャプテンとしてどのようにチームを引っ張っているか)
「キャプテンとして口だけでなく背中で見せ何事も率先して行う姿勢を大切にしています」
(チームの雰囲気は)
「1人1人が負けたくないという気持ちがありますが、人を蹴落とそうとかはなくみんなで強くなろうとしているので、とてもいい雰囲気だなと思います」
(注目している下級生)
「諸岡です」
(マスクをしながらの剣道で大変な所は)
「今まではそこまで疲れないような試合でも息が吸えないので、通気性の良いマスクを使っても鼻まで覆われている分、体温も暑いのでバテるのが早いです。」
(剣道部が強くなっている要因)
「高校の時から、レベルの高い高校でやっていた人達が集まりだしたので意識の高さや負けたくないという気持ちが1人1人強いのでお互いに切磋琢磨できているところかなと思います。」
(チームと個人としての目標は)
「団体は全日本で女子では初の優勝をすることで個人としては選手として勝ちに貢献することです。」
チームとしても個としても着実に成長を見せる中大。個人戦で見せた快進撃は団体でも見せてくれるに違いない。全日本優勝の未来へ、既に一足一刀の間合いに入っている。
◆試合結果◆
ベスト8 杉本咲妃
6回戦敗退 小川真英
5回戦敗退 小川 燦
3回戦敗退 諸岡温子
2回戦敗退 時田利瑚
2回戦敗退 坂口未優
記事:「中大スポーツ」新聞部