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フルセットの死闘制し8強!―第74回秩父宮賜杯全日本バレーボール大学男子選手権大会ミキプルーンスーパーカレッジバレー2021

 

2021年12月2日 会場非公開

スタメン

8WS 佐藤篤裕(法3)

2MB 佐々木潤(総4)

3WS 鍬田憲伸(法4)

11WS 藤原直也(経2)

18OP 山﨑真裕(総1)

4S 伊藤洸貴(経4)

16Li 山本涼(経2)

インカレ3回戦を迎え、中大は駒大と対戦し、序盤から点を取り合う互角の試合となった。1、2セット目は中大が先取するも、その後は相手の強いサーブと守備に思うような攻撃が決まらず3、4セットを奪われてしまう。迎えた最終セット。途中長いラリーの末相手に得点を取られてしまったが、そこで流れを掴まれることなく、最後はエース鍬田憲伸(法4)が2連続スパイクを決め見事準々決勝進出を果たした。

第1セット、先制点は相手に奪われるも、佐藤篤裕(法3)、藤原直也(経2)のアタック攻撃や、佐々木潤(総4)らの2枚ブロックで相手の攻撃を阻止し、一気に7-1まで差を広げた。その後は一時3点差まで差を詰められるも、リードを守ったまま第1セットを先取した。

続く第2セット。相手の粘り強い守備にペースを乱され3点差をつけられるも、中大も負けじと粘りのレシーブでパスを回し、鍬田が3枚ブロックをかわすスパイクを決め10-10の同点に。その後は点を取り合う試合が続き23-23。緊迫とした雰囲気の中、最後は山﨑真裕(総1)のブロックにより第2セットも奪った。

▲スパイクで得点を量産した藤原

「(駒大は)サイドが速いバレーで、ブロックを利用して点数を取ったり、サーブが強くて乱された部分があった」(鍬田)と語るように第3、第4セットは苦しい戦いとなった。佐々木と佐藤のコンビネーション攻撃が決まり第3セットを先制した中大だったが、その後は相手の強いサーブに上手くレシーブが返せず、ミスが目立ち第3セットを駒大に奪われてしまう。切り替えたい第4セットも、相手のクイック攻撃にもレシーブを返し粘り強いプレーを見せたが、長いラリーで得点を決めきることができず。相手に流れを掴まれたままこのセットも落としてしまった。

 

▲粘り強くブロックをする中大

そして迎えた第5セット。互いに点を取り合い拮抗した戦いとなったが、藤原の強烈スパイクや鍬田、佐々木、伊藤洸貴(経4)の3枚ブロックなどが決まりリードを保った。ラストはエース鍬田が次々とスパイク攻撃を決め15ー11で第5セットを取り ベスト8進出を決めた。

▲エース鍬田

今回の試合を振り返って鍬田は「今までにない試合展開だったが、最後は4年生としての意地を見せられたのと、後輩たちがついてきてくれたおかげで勝ち切れた」と語り、次戦については「自分が打ち切れれば負けないと思うので、上がってきたトスを勝負所でどれだけ決め切れるかだと思う」と意気込みを語った。

4回戦の相手は東海大学。チームの目標である「大学日本一」のために確実に勝利を収め、ベスト4進出を決めたい。

 

◆試合結果◆
〇中大3 (25-21、25-23、23-25、20-25、15-11)2駒澤大●

(記事:小幡千尋、写真:佐藤ちひろ)