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終了間際に強烈な一撃!秋季リーグ負けなしの3勝目を飾る─関東学生ハンドボール連盟秋季リーグ戦 対早大 

2022年9月3日 国士舘大学多摩キャンパス

秋季リーグ3戦目。実方智監督、エースの蔦谷大雅(法4)が不在の中でも2連勝と波に乗る中大は早大と対戦した。激しいボールの奪い合いになり両チーム1歩も引かない展開となったが、試合終了間際に伊禮雅太(法3)が強烈なシュートを決め24-23で勝利。春季リーグのリベンジを果たす3勝目を上げた。

▲得点を量産した泉本心(法2)

試合は早大ボールでスタート。序盤は両チームディフェンスが光り無得点のまま進むが前半3分、素早いパス回しから伊禮がジャンプシュートを決めて先制点を奪う。ここから中大は得点を積み重ね、5ー1となったタイミングで早大がタイムアウトを要求。「最初は雰囲気良くスタートできた」(青雅俊、文4)と語るように順調な立ち上がりを見せる。しかしここから状況は一転。早大に3連続得点を許し、15分にはカウンターを決められ同点に追い付かれてしまう。その後は点の取り合いになり均衡状態が続いたが、試合終了間際に早大に決められてしまい10ー11とリードされて前半を折り返す。

▲7㍍スローを決める伊禮

迎えた後半。なんとか同点に追い付きたい中大は泉本、青、伊禮を軸に積極的に攻めていくが「早稲田は粘り強いディフェンスをするチーム」(伊禮)という言葉通り早大の守備に阻まれ、なかなか点差を詰めることが出来ない。さらに後半5分には久保寺歩夢主将(文4)がこの試合3度目の警告で失格となりベンチからも退場するという悪い流れが続く。しかし後半13分、泉本がターンして相手をかわし同点弾を決めると、15分にも泉本がジャンプシュートを決めてついに逆転に成功する。ここから試合は一気にヒートアップ。早大は素早いテンポシュピール(相手チームが自陣に戻り体制が整う前に試合を再開すること)で攻め込み得点を重ねる一方、中大も負けじと泉本を中心に得点してくらい付く。1球1球の重みが増していく中、後半29分、野上遼真(総3)が相手のサイドシュートを弾く好セーブを見せると、高橋侑吾(文2)がシュートフェイントで繋ぎ、最後は伊禮が強烈なジャンプシュートでゴール。この得点について伊禮は「みんなが繋いだボールで、たまたま最後僕がシュートを決めただけなんで、そういう意味ではみんな一人一人のプレーがああいう形で出たのかなと思います」と笑顔で振り返った。そして最後の早大の攻撃も守り切り24-23で試合終了。中大メンバーは歓喜するとともに、接戦を繰り広げた両チームに惜しみない拍手が送られた。

▲好セーブを見せた野上

これまでの2戦のような大勝とはならなかったが、「結果的にはディフェンスが一番機能していて良かったと思う」と確かな収穫を得たこの試合。次の日大戦でもディフェンスから流れを作り速攻を発揮できるのか注目である。

◆試合結果◆
〇中大24(10-11、14-12) 23早大●

(記事:立花拓暉、写真:山崎あきこ )

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