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最終戦勝利、有終の美を飾るー関東学生大学アメリカンフットボール2次リーグ最終節対立大戦

2022年11月23日 横浜スタジアム

今季の最終戦は、伝統校の立大。勝って終わりたいラクーンズは序盤から攻勢を仕掛けリードを奪うと、RB北原健作(経3=佼成学園)の4つのTDなどもあり圧勝。有終の美を飾った

第1Q、オフェンス陣がプレッシャーをかけ、前線を上げていく。序盤にはQB西澤慧介(商4=中央大学附属)がWR松岡大聖(法1=県立横浜栄)への完璧なパスを出すもここは決まらず。それでも、順調な滑り出しを見せると、4分にはQB西澤がTDを奪い先制。さらには、6分RB北原健作(経3=佼成学園)が本日最初のTDランで追加点。70ヤード近くを快走し、チームに勢いをもたらした。

強いタックルを決めるLB澤田周真(理4=足立学園)

第2Q7分、RB北原が立大ディフェンスをかわしながら独走、再びのTDランで追加点を奪うと、その後DL西村鳳真(経3=札幌第一)のQBサックも決まり、前半は21ー10とリードして折り返す。

▲精度の高いキックと積極的な守備でチームを勝利に導いた山北

第3Q、守備でもキックでも魅せるK/RB山北爽一朗(商4・箕面自由学園)がQBサックを決め、立大に得点を許さない。さらに追加点がほしい10分、RB北原がディフェンス陣の塊をそのまま飛び越える驚異の跳躍力で本日3本目のTDを決めた。続く第4Qでも攻守の歯車が噛み合う。この試合、高いディフェンス力で何度もチームを救ってきたのはDL西村だ。「startを改めて意識したことが、今回のplayに繋がったと思います」と振り返り、この第4Qでも度々好プレーを見せた。さらに終盤、DB出木岡修(経4・福岡講倫館)のインターセプトから、その直後に北原が本日4本目となるTDラン。「雨でランプレーが多くなると分かっていたので絶対自分のランで勝ちを掴めるように意気込んで試合に臨んだ」と、このTDで試合を決定付け、42ー17と快勝した。

試合終了後、スタンドに深々と頭を下げる選手たち

試合後、「最終戦は勝って終わることができたものの、日本一という目標には遠く、悔しい結果となりました」と、嬉しさのなかにも悔しさを滲ませた藤原主将。来年こそ甲子園の地で「RACCOONS」の目指す「日本一」を狙う。

◆試合結果◆

〇中央大学RACCOONS 42ー17●立教大学RUSHERS

14  1Q  3

  2Q  7

7  Q   0

14     Q  7

◆コメント◆

RB北原健作(経3=佼成学園)

▲4つのTDを決めた北原

①試合を振り返って

雨でランプレーが多くなると分かっていたので絶対自分のランで勝ちを掴めるように意気込んで試合に臨み、4TDと勝ちに貢献できたので良かったです

②立教大学の印象

1年の時に最後の最後で逆転負けを喫したので最後まで気が抜けない粘り強い印象です

③4つのTDを決めた心境

4TDは嬉しかったですが、全て完璧だったわけではないので結果だけ見るといいですが課題が残りました

DL・西村鳳真(経3=札幌第一)

守備でチームを救った西村

①試合を振り返って

勝ちで終われたことは今年のチームの最終戦としては良かったです。DEFENSEとしても流れを変えるプレーが出て、良いテンポで進めることが出来たことは自信に繋がると思います

②立教大学の印象

伝統校であり、規律が徹底されチームとしての団結力が強いと感じました

③好守備を連発していたが、活躍の要因や、意識したポイント

startを改めて意識したことが、今回のplayに繋がったと思います。今年何も出来ていなかったので最後貢献出来て良かったです

 

OL・藤原快(商4=南山)

キャプテンとしてチームを支えた藤原

 

①今年1年間の総括

過去2シーズンよりも試合数が多く、タフなシーズンだったと思います。
最終戦は勝って終わることができたものの、日本一という目標には遠く、悔しい結果となりました

今後どのようなチームになってほしいか

来年こそチームの目標が達成できるように、新四年生を中心に頑張ってほしいです。

(記事:竹内賢心、写真:石井悠樹、提供・Photo by Ken Matsubayashi)

Instagram@chuspo_report