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国士大にあと一歩及ばず無念の惜敗─令和6年度 東都大学準硬式野球秋季リーグ戦

2024年9月15日 東京都・スリーボンドスタジアム八王子

前日逆転勝利を収めた中大。しかし勝ち点獲得のかかった2戦目に土がついてしまう。序盤から相手ピッチャーを打ち崩す糸口を見出せず、投手も国士大打線に苦しめられ、対戦成績では3年半ぶりの黒星となってしまった。

先発はリーグ戦で初めての先発を任された三橋朋徳(商4)。立ち上がりのイニングでは三者連続で安打やセーフティバントなどで出塁を許し、無死満塁としてしまう。そして4番天田の振り逃げを抑える間に一人を帰塁させてしまい、先制点を献上してしまう。しかしその後調子を持ち直し、5イニングでこの1点のみに抑えた。

▲5回1失点の三橋

何とか点を返したい中大だが相手先発田崎をなかなか打ち崩せない展開が続く。試合が動いたのは5回裏、高垣昂平(商4)、岡部匡十(経2)が相手のミスの間に出塁し、無死二、三塁とチャンスを作る。迎えた原田俊輔(商3)は「早めに得点を決めればチームに流れが来ると思い、初めから自分の得意な球は振っていこうと打席に立った」と初球を見事振り抜きセンター方向へ。フライに抑えられてしまうがその間に高垣が生還し、待望の1点を呼び込んだ。

▲犠牲フライの間に帰塁する高垣

しかし、代わってマウンドに立った斎藤舜介(商1)が8回に相手打線に捕まってしまう。内野安打と絶妙なバントヒットを決められ、一死二、三塁とピンチを招く。直後のバッターを申告敬遠で満塁としてダブルプレーを狙ったが8番渡邊、9番藤岡に連続でヒットを放たれ勝ち越されてしまった。逆転したい中大だったが8回以降長打がわずか1本と完全に封じられ、追加点を挙げられずあえなく敗戦となってしまった。

▲苦しいピッチングを強いられた斎藤

小泉監督は「野球でやっていけないのは無駄な守備とバント処理のミス。そういったところを修正していかないと(勝ちに持っていく)流れは来てくれない」とコメント。「正すところは正して、自分たちのいい状態に持っていけるように練習していきたい」と次戦に向けて気持ちを切り替えようと語った。

全日本を優勝で終え、「10季連続」という未踏の目標へ歩み出した中大。この悔しさを次なる勝利への糧にしてほしい。

 

◆試合結果◆
●中大 1-3 国士大〇

100 000 020|3

000 010 000|1

 

(記事:大日方惠和、写真:森田華瑠)

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