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浦田3000m障害準優勝!「駅伝シーズンに向け良い流れが作れた」─第93回日本学生陸上競技対校選手権大会─3・4日目

2024年9月19日~22日 神奈川県・Uvance とどろきスタジアム by Fujitsu

第93回日本学生陸上競技対抗選手権大会が行われ、3日目には男子400mハードルで酒井大和(法2)、男子200m予選で植松康太(総1)、エケジュニア瑠音(法2)が自己ベストを更新する走りを見せたほか、4×100mリレー決勝や4×400mリレー予選が行われ盛り上がりを見せた。4日目には男子200m決勝でエケが4位入賞を果たし、男子3000m障害では浦田優斗(経4)が準優勝に輝き4日間にわたる大会の幕を閉じた。


3日目

大会3日目は短距離種目を中心に多くの選手が出場。110mH準決勝には館山正真(文1)が出場し、予選と同タイムをマークしたが4着で決勝進出を逃した。800m予選には寺田向希(文1)、吉田力(商4)が出場し、吉田は4着で敗退。寺田は失格となり、レースを「自分の準備不足で思っていたように練習を詰めておらず、最初から周りのスピードについていけなかった」と振り返り、悔しさが残る予選敗退となった。

400mH準決勝では酒井大和(法2)が自己ベストを更新。今大会の目標であった「決勝に残って49秒台を出すこと」を達成するべく、冬季練習でスピードの強化に取り組むという。

200m予選には植松康太(総1)、エケジュニア瑠音(法2)、岩本康佑(法4)の3名が出場し、植松とエケが自己ベストを更新し準決勝に進出した。

植松は余裕を持ったレースで自己ベストを更新

4×400mリレー予選はレース後に失格となり、決勝へ駒を進めることができなかった。

中大が学生記録を持ち、「お家芸」とも呼ばれる4×100mリレーの決勝では、二走・藤原寛人(法4)から三走・植松へのバトンがテイクオーバーゾーン内で渡り切らず失格に。悔しい決勝のレースとなった。

▲レース後、悔しさをにじませる植松(左)と藤原

5000mには藤田大智(文2)が出場。創価大のスティーブンムチーニ、早大の伊藤大志がレースを引っ張る中で集団でレースを進めたが、中盤に失速し入賞、自己ベストには及ばなかった。

4日目

 大会最終日には男子200mの準決勝、決勝が行われ、前日の予選を勝ち上がった植松康太(総1)、エケジュニア瑠音(法2)が出場し、エケジュニア瑠音が準決勝を勝ち抜き決勝で4位に入った。準決勝・決勝ともに、パリ五輪200m代表で筑波大の鵜澤をはじめとした4年生相手にも粘りを見せ、来年以降のさらなる活躍が楽しみなレースとなった。また、植松は準決勝で組4着となり、惜しくも決勝進出は叶わなかった。

▲4位入賞を果たしたエケ

▲惜しくも決勝進出を逃した植松

 男子3000m障害決勝には浦田優斗(経4)が出場し、準優勝に輝いた。スタート直後から前回大会覇者の村尾(順大)が飛び出すと、「行けるところまで付いて、きつくなってから粘ろう」というプラン通り、その飛び出しに呼応するように後ろにつく。1周を72秒と目安のタイムよりも速く通過するとその後も村尾にぴったりと付きレースを進める。中盤でもどんどん後ろとの差を広げ、残り2周のタイミングでは3位と7秒差を付けるなど一騎打ちの展開となる。ラスト半周で一気にスパートをかけトップに踊りでるも、先頭の座を守り切ることができず2着でゴールした。ゴール後には笑顔を見せ「納得のいくレース」と自身の走りを振り返った。
 トラックシーズンの集大成となる今大会は、4年生の浦田にとって大学生活最後の全日本インカレでもあった。関東インカレではメダルを狙えるタイムを持っていながらもまさかの予選落ちと悔しい結果に終わった浦田。「故障や不調で自分の走りがつかめず、昨年走れていた分さらに焦りを感じていた」と夏合宿前半ではアキレス腱の痛みもあり思うように練習できなかったという。しかし、夏合宿後半からは順調に練習できているといい、昨年4月の第57回織田幹雄記念国際陸上競技大会で記録した8分37秒11を超える8分35秒09を出し、「昨年の好調だった時の自己ベストを更新することができ、自信になった」と駅伝シーズンが始まる前に実りのある結果となった。

▲笑顔でゴールする浦田

◆大会結果◆

3日目

男子110mH準決勝
1組
④館山正真(文1)13秒96

男子800m予選
6組
⑤寺田向希(文1)DQ
7組
④吉田力(商4)1分55秒99

男子400mH準決勝
1組
⑥酒井大和(法2)50秒24 PB

男子200m予選
1組
①植松康太(総1)21秒00 PB (準決勝進出)
4組
②エケジュニア瑠音(法2)20秒81 PB(準決勝進出)
5組
③岩本康佑(法4)21秒21

男子4×400mR予選
5組 
中央大学 DQ
1走 本井裕人(経4)
2走 町田達哉(法2)
3走 稲川慧亮(法4)
4走 田邉奨(商1)

男子4×100mR決勝
5組
⑧中央大学 DQ
1走 鷹祥永(法4)
2走 藤原寛人(法4)
3走 植松康太(総1)
4走 エケジュニア瑠音(法2)

男子5000m決勝
⑩藤田大智(文2)14分31秒21

4日目

男子200m準決勝
2組
⑦植松康太(総1)21秒45
3組
②エケジュニア瑠音(法2)20秒96 (決勝進出)

男子200m決勝
④エケジュニア瑠音(法2)20秒91

男子3000mSC決勝
②浦田優斗(経4)8分35秒09 PB

 

(記事:遠藤潤、琴寄由佳梨 写真:遠藤潤、功刀萌恵、琴寄由佳梨、日原優、山﨑響、大畠栞里、酒井奏斗、土屋日向、村野風珈)

 

全日本インカレ1・2日目の記事はこちら

 

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