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関東大会の悔しさ胸にリーグ戦開幕!大山が完投・完封で白星発進!―東都大学準硬式野球春季リーグ戦 対帝京大1回戦

2025年4月7日 東京都・スリーボンドベースボールパーク上柚木

3月に行われた関東大会で昨年王者・中大は準決勝で明大に敗れ、その後の3位決定戦で専大に勝利し、全日本出場をかけた予選会の出場権を獲得した。この春季リーグ戦の結果が全日本出場・連覇達成への大きなカギとなる。大事な開幕戦を任されたのは大山北斗(商4)。持ち前の豪速球を武器に帝京大の打線を抑え続け、9回95球とマダックスで完投。リーグ初戦で完封勝利を収め、全日本出場へ一歩前進した。


試合は3回に動く。一死から岡部匡人(経3)がヒットで出塁。二死二塁で迎えた相野七音(経4)の打席で相手投手の暴投の間に岡部が帰塁して先制点を挙げた。さらに四球を選んだ相野は盗塁を成功させて二塁へ進み、続く松浦祥真(商4)がレフト方向へ適時打を放ち、1点を追加して2-0とリードした。

さらに8回には松浦がライトヒットで出塁し、捕逸と送りバントの間に三塁へ進んだ。中大はここで松浦に代わって酒井尋如(経4)を投入、二死から堀川琉空(文2)がレフト方向へ適時打を放って酒井を帰塁させ、ダメ押しの3点目を加えた。

▲4打席2安打の活躍を見せた松浦

ピッチングでは大山が初回に2安打を浴びて苦しい展開を作るが、後続を凡退させて無失点で切り抜ける。その後も0点を刻み続けて、6回以降のイニングは全て三者凡退で抑えた。「入り方難しかったんですけど、しっかり9回投げ切ることができて良かった」と振り返った大山は9奪三振、被安打もわずか3本のみで完投。95球とマダックスも達成した。

▲9奪三振で完投した大山

春季リーグ開幕戦を白星で飾ったことを受けて小泉監督は「開幕なのでおそらく難しい試合になるとは想定していた」と語り、「もう少し主導権を握れるような場面でスクイズであったりとか、チャンスでの一本、そこをもっともっと『これで良し』じゃなくて、やっていければ」と現状に満足しない姿勢を口にした。またこの試合2安打の活躍を残した松浦は「4年生として引っ張っていくことが大事になるのかなと思いながら試合に入ることができました」と語り、「ベストナインとか首位打者とかっていうところを個人としては目標に頑張っていきたい」と目標を述べた。

 

さらにこの試合では早速新入生の長野凪斗(経1)が先発起用された。「緊張よりも結果を残そうっていう気持ちが強くて、バッティングでは少し空回りしてしまったのかなっていうのは反省点です」と悔しさをにじませた。今季リーグ戦の目標については「自分の結果よりもやっぱりそのチームの結果っていうのに1番重点を置いてやっていこうかなと思います。」と語った。

▲開幕戦初スタメンの長野

目標とする全日本出場へ、中大はリーグ戦の幕開けから勝ち星を挙げ、快調な滑り出しとなった。関東大会の悔しさを胸に、彼らは再び挑み続ける。

 

◆試合結果◆
〇中大 3-0 相手大●

チーム 123 456 789 計

中 大 002 000 010|3

帝京大 000 000 000|0

 

◆お知らせ◆
次戦は4月11日(金曜日)にスリーボンドベースボールパーク上柚木で行われる対専大戦です。

(記事・写真:大日方惠和)

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