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第一回大会以来二度目の優勝を果たす!ー第4回アルシスコーポレーションカレッジベースボールカップ 東都大学準硬式野球 THE ROOKIE TOURNAMENT 対国学大決勝

2021年6月27日 八王子市民球場

 

前試合で青学大に勝利し、第一回大会以来の二度目の優勝がかかった試合。相手は関東大会の決勝でも戦った国学大。2回、川満剛(文2)の先制本塁打で幸先よく試合をスタートさせ、直後に追いつかれるも、功刀史也(文1)のタイムリーなどで5回に3点を奪い勝ち越し、さらに7回には1点を追加する。投手陣は6回1失点の好投を見せた先発木藤忠広(商1)からの投手リレーで点を許さず5-1で試合を制した。1・2年生の選手達は攻守ともに落ち着いたプレーを見せ、先輩達を鼓舞し、全日本へと弾みをつける優勝となった。

 

近野佑樹(法3)、石井竜弥(商2)に次ぐ柱として期待されている木藤

 

準決勝に続き中大の先発は木藤。初回から三者凡退で上々な立ち上がりを見せる。試合が動いたのは2回、前戦の小林洸誠(商2)の2本塁打に続き、川満がバックスクリーンへの先制本塁打を放つ。しかし直後の3回、木藤はヒットと盗塁で2死二塁のピンチを招き、相手の一番打者にセンターの頭上を越す適時三塁打で同点に追いつかれる。さらに4回早々に制球が定まらず先頭打者に対しストレートの四球、次の打者には死球を出すなど一死二・三塁のピンチを招くが、「自分が招いたミスなのでチームのためにここで絶対抑えないといけない」と気持ちを入れ替え、後続を抑えこの回を0で切り抜ける。

 

ホームランの川満を笑顔で迎え入れるベンチ

 

同点で迎えた5回。ランナーを一塁に置いた場面で功刀が打席に立ち、右中間を真二つに破る強烈な当たり。さらにヒットエンドランを決行していたため一塁ランナーが一気にホームイン、勝ち越しに成功。さらには杉田大貴(経2)の絶妙なバントで三塁手のエラーを誘い、その間に二塁ランナーが生還、さらにツーアウトから三者連続四球で押し出しと2点を追加した。先発の木藤はその後も好投を見せ、「結果はよかったが課題がまだまだある」と自分で評価した6回1失点でマウンドを降りた。

 

次世代の野手の柱として期待される功刀

 

追加点のほしい七回には中森至(経2)がライトへヒットを放ち、続く岸野皓大(商2)の送りバントで一死二塁とチャンスを広げる。その後、国学大の捕手の後逸の間に中森が三塁に進塁。すると準決勝で2本の本塁打を放った小林が左中間を真二つに破るタイムリーを放ち5-1と国学大との点差を広げる。

 

七回からは先発の木藤に代わり、田中駿佑(商1)がマウンドに立ち、七回八回ともに三者凡退に抑え、特に八回は表の盗塁失敗という悪い流れを止めた 。九回には投手が石井に代わり、圧巻の三者凡退で試合終了し、抑えの役目をきっちり果たした。

 

最後の打者を抑え、吠える石井 

 

試合終了後の表彰式では、今大会抑えとして活躍した石井が最優秀選手賞を受賞し、また功刀が決勝のヒーローとして表彰された。「全国大会を優勝するには1・2年生のレベルアップが必要不可欠」という監督の言葉を胸に、1・2年生は新人戦を黒星なしで優勝した。また、木藤が今大会を振り返って「初めて大会で投げて、いろいろな自分の課題が見えた」と語ったように、多くの選手が今大会の経験から多くのものを得たようだ。この経験と勢いを生かして、チーム全体で切磋琢磨して全日本大会で結果を残してほしい 。

 

試合結果

チーム 123 456 789=計

国学大 001 000 000=1

中 大 010 030 01×=5

 

お知らせ

次戦は8月開催予定の第73回全日本選手権大会となります。初戦は8月11日倉敷マスカットスタジアムで行われる対岡山大です。試合開始は14時を予定されてます。

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部