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関西3位に危なげない試合運びで16強進出―全日本大学バスケ

2024年12月4日 横浜武道館

インカレ初戦があり、中大は関西1部リーグ3位の天理大に87―58で勝った。ガードの選手らの安定した攻撃で序盤から引き離し、一度もリードを許さず危なげない試合運びを見せた。

高山は「強度上げて自分たちのペースで勝ち切りたい」と意気込む

 第1クオーター(Q)、序盤から宮内柊人(商3)が連続でファールを取られる場面があったものの、小川翔矢(法4)を中心にオフェンスを組み立て順調なスタートを切った。Q中盤には西村慶太郎(経4)のバスケットカウントが決まり天理大がタイムアウトを取るも、中大の流れは断ち切れず。その後は板倉伶弥(文1)や石口直(文2)、宮内が立て続けに得点し、26―11となった。

 試合は44―24で折り返し、勝利が固まった第4Qではベンチメンバーも大量投入。久岡賢太郎(商3)がバスケットカウントを決めたほか、鴫原樹生(商2)や赤平奏人(文2)も得点していた。また、センター深澤桜太(商1)は相手に留学生選手もいるなか、ゴール下での積極的な攻撃でファールを誘い、フリースローを10本全て決め勝利に貢献した。

後半は「自分らしいプレーができた」と板倉

 深澤とともに1年生ながら今試合に出場した板倉は、「ミスした後に立て続けにミスしたところは修正点」としながらも「後半は先輩たちに助けてもらいながら、自分らしいプレーができた」と振り返った。また、普段はベンチで精力的に声掛けを行っており、「出られない時間も多くあると思うので、その中でチームにどれだけ貢献できるかを考え」ていると板倉は話す。そのうえで「出た時には全力でプレーする」と力を込めた。

 2年生ながらチームをけん引した高山は、インカレ初戦を「いい形で入れた」と振り返った。「ベスト8に入るということがとりあえずの目標」だと語り、「目標到達する一歩手前になるのでしっかり今日みたいに、強度上げて自分たちのペースで勝ち切りたい」と明日に向けて意気込んだ。

 次戦は5日、同会場で名古屋学院大と行われる。

○中大87―58天理大●
(11―26、18―13、23―13、20―21)

(記事:桑沢拓徒・藤野真紘、写真:藤野真紘)


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