ルーキー躍動－秋季関東学生卓球リーグ戦対法大、日体大

9月5日　港区スポーツセンター

筑波大との大熱戦から一夜明け、春季リーグで敗れた法大そして日体大との試合に臨んだ中大卓球部。両試合共に４－１で勝利し前半戦を３勝０敗で締めくくった。

法大戦のトップバッターは浅津碧利（文１）。第１セットを落とすが、めげずに第２セットでは８－10から12－10とし逆転勝ち。勢いそのまま第３、第４セットは得点を着実に積み重ね、合計３－１で勝利した。途中厳しいコースを打たれる場面もあったが、浅津が一枚上手だった。

２番手は前日ストレート負けを喫してしまった一ノ瀬拓巳主将（法４）。この日は間髪入れぬ打ち合いを制したりと見応えのあるプレーを披露した。第１セットで勝利し、第２セットでは７－０から８－８に追いつかれるもエースの底力を見せつけ11－８で勝利。その後第３セットを落とすも、第４セットでは相手を一切寄せ付けず11－１で勝利。合計３－１で勝利を収めた。

３番手はカットマン・吉田俊暢（文２）であったが、相手の迫力ある攻撃によりじわじわ点差をつけられる。第２、第４セットでは流れを引き寄せるが、合計２－３で敗れてしまう。

▲抜群のコンビネーションを誇る小野寺翔平（法１・右）・浅津（左）組

４番手の小野寺・浅津組は第１、第２セットを優位に展開して勝利。一転して第３、第４セットは相手優位で試合を作られ連敗するも、最終第５セットを11ー９でものにし中大を勝利へと前進させた。

５番手弓取眞貴（文３）の試合は接戦となり合計２－２となる。最終第５セットでは８－８から連続スマッシュを相手コートに着弾させ相手を圧倒。直後に手堅く１点を追加し弓取の勝利。チームは４－１で法大を倒し、連勝を決めた。前日も第５セットで勝利し接戦で負けない勝負強さを誇る弓取。今後の戦いにおいてキーマンとなることも予想される。

▲持ち味である気迫あふれるプレーを見せる小野寺

弓取の試合中に二台同時進行で６番手小野寺の試合も行われていた。終始小野寺ペースで試合が進み合計３－０でストレート勝ち。チームの勝敗には影響しなかったが、日体大戦に向け弾みをつけた。

後半戦は今季１部昇格になった、日体大との一戦だ。トップバッターを務めたのは、一ノ瀬主将。

最初から安定したプレーを見せ２セット先取。３セット目のみミスが重なり７－11で落とすが、続く４セット目では中盤からの追い上げられる一面は見られたものの最後は譲らず３－１で勝ち取った。

▲「自分が勝って、チームも勝てるように」（一ノ瀬主将）。最後の団体戦、主将としての強い意志を見せる

２番手では、シングルスダブルスともに出場中の浅津。日体大がインカレで明大に勝利するなど、「予測不可能な相手（日体大）に勝つことが今季優勝の鍵になってくる」と思い臨んだ。第１セット目は11－７で先取するも、第２，第３セットを奪取され後に引けない状況に。１セットも落とせない中で調子を取り戻した浅津は、相手の攻撃をものともせず第５セットを11－６でおさめた。

続く弓取も第１セットは落としたものの、第２セットを11ー３でものにすると勢いは止まらずセットカウント３－１で完勝。中大の勝利が近づく。