安田淳平(商4=聖光学院) 主将のもと、開幕が迫る春季リーグに向けて調整を進めている中大野球部。ドラフト指名を受けた岩城颯空(埼玉西武ライオンズ)、繁永晟(東北楽天ゴールデンイーグルス)、皆川岳飛(読売ジャイアンツ)など下級生からチームを支えてきた選手たちが卒業したものの、今年も高校野球で大いに活躍したルーキーが数多く加入した。今回は中大に新たな息吹をもたらす新入生のインタビューを3日間にわたってお届けします!
第3回は昨夏U18日本代表に選ばれた下重賢慎(文1・健大高崎)選手、坂本慎太郎(文1・関東第一)選手、西村一毅(商1・京都国際)選手の3選手。練習に参加して実感した高校と大学野球の違い、戦国東都で戦う意気込みを聞いた。
<下重賢慎>(聞き手、構成:小川蓮)

▲コントロールを武器とする下重
──学部学科専攻を教えてください
「文学部人文社会学科学びのパスポートプログラムです」
──中大を選んだ経緯は
「練習内容とかが高校時代の内容と似ていたので、自分に合っているのかなと思って選びました」
──実際に練習に参加してみてどうか
「高校の時と同じように比較的自由な時間が多くて、自分と向き合って自由な練習ができるっていうのは、選んで良かったなというふうに思います 」
──同部屋の方は誰ですか
「子安秀弥(経3=東海大相模)さんです」
──どんな話をしていますか?
「子安さんの東海大相模高校は練習試合とかも来てたので、そういう話題だったり。あとはやっぱり自分もわからないことがたくさんあるので、いろいろ大学についてのことだったり、大学の勉強でどういうことをしてるのかなというのも聞いたりしてます。
──他に高校時代に対戦経験のある中大の選手は
「一つ上の佐々木広太郎(経2=仙台育英)さんとは練習試合をしたことがあります」
──U-18の代表で共に選出された西村や坂本の印象
「本当に、あの時同じチームメイトとしてプレーすることができて、楽しい思い出だったりいろんな思い出ができたんですけど、もう一度同じチームとしてやることができるっていうのは本当にプラスに考えて、次は楽しくやるだけじゃなくてお互いに刺激し合いながらプレーする必要があると思うのでそういう部分もしっかりして日本一を目指しながらやっていきたいです」
──U-18だったメンバー以外で印象に残ったチームメイト
「同期では山田晃太郎(経1=加藤学園)です。本当にここに来るまでは全然知らなかったんですけど、ここに来てとてもいいピッチングをしてて、キャッチボールをしていても、本当にいいピッチャーだなというふうに思ったので、とても印象に残っています」
──入部してから印象に残った先輩
「同じ左ピッチャーとしては山根大翔(商2=昌平)さんはやっぱり印象に残っているというか、憧れる部分があります」
──どんなところが
「本当に左ピッチャーの中でもトップクラスというか、まず球速が速くて。あと本当に体の使い方が上手いので、いろんなことを聞くようにしています」
──監督とはどんな話をしたか
「監督には春のリーグではもう投げてもらうっていう風に期待していただいているので、あとはもう本当にけがだけはしないようにっていうのはあります」
──今特に仲いい選手は?
「西村、坂本とはずっと仲がいいです。他には桐光学園の白鷹(悠人=経1・桐光学園)とか宮本(楽久=商1・大阪桐蔭)とかが本当によく一緒にいるような仲です」
──オフ日には同期とどんな遊びを
「まだあんまり多くは行ってないんですけど、この前はカラオケに行きました」
──北海道から健大高崎へ進学した理由
「北海道の強豪校からは声をかけてもらっていたんですけど、北海道だと冬は雪で練習が難しくなるので、全国、日本一を目指すときに不利だと思ったので、道外でやりたいっていう思いが強くて、その時に健大高崎が声をかけてくれたので、もうすぐに行きますという風に返事をしました 」
──どんな練習方法が効果的だったのか
「本当に健大高崎は自由な時間が多いので、自分に何が足りないのか、何をすればもっと伸びるのかっていう自分と向き合える時間が多くて、そういうのを考えながらやることができるっていうのが、やっぱり一番のいいところかなというふうに思います」
──プロに入った石垣元気(千葉ロッテマリーンズ)、佐藤龍月(オリックスバファローズ)らからどんな刺激を受けてきたか
「自分の中ではやっぱり憧れてる部分が結構多くて。 チームメイトでありながらも、ライバルっていうよりかは本当憧れっていう感じで。あの二人みたいになりたいなっていうふうにずっと思ってやってきているので。二人がプロ決まってからも、4年後にプロで待ってるっていうふうに言ってくれたんで、それを目指してやっていきます」
──高校時代に他チームで一番すごいと思った選手は
「阿部葉太(早大)選手です」
──どういったところが
「本当に相手としても嫌なバッターでしたし、やっぱり日本代表で一緒にプレーした時も、心強さというか、本当に信頼感のあるキャプテンだったっていうふうに思ったので、相手としてもチームメイトとしても、彼はすごい選手だと思います」
──同級生で同じ東都に進学した選手に対する思いは
「そうですね。伊藤(東農大)は二部なんですけど、杉山(亜大)や小堀(亜大)は同じ一部の対決っていうのは本当に目指しているのでとても楽しみです。特に杉山は高校時代に同部屋で本当に仲が良かったので、リーグ戦となったら目の色を変えて本当に抑える気持ちでやっていきたいです」
──自分の武器は
「コントロールだったり、緩急を使ったピッチングっていうのが自分の強みです」
──ウィークポイントは
「本当に球速がまだ足りてないのでまだこの4年間でやっぱ伸びる部分があると思っているので、そこの改善を目指して先輩方の声を聞きつつやっていきます」
──自身の4年後のビジョン
「本当に4年後はもちろんプロっていうのを目指してやってるんですけど、ただプロに入るだけじゃなくて、やっぱりドラフト1位の即戦力っていうのを目指してやっていきます 」
◇下重賢慎(しもしげ・けんしん)◇
学部学科:文学部人文社会学科学びのパスポートプログラム
身長・体重:183㌢・88㌔
出身高校:健大高崎高
<坂本慎太郎>(聞き手、構成:寒田理菜)
▲春リーグからの出場を目標にしている坂本
──お名前、ポジション、学部学科専攻を教えてください
「坂本慎太郎です。ポジションは外野手で、文学部人文社会学科学びのパスポート専攻です。趣味は藤本(陽毅・文2=京都国際)さんとNetflixで映画見て感動することです」
──最近観た映画はありますか
「桜…桜のような僕の恋人です」
──入寮してどれくらい経ちますか
「だいたい1ヶ月くらい経ちます」
──昨年のU18代表の仲間と再会して、思うことやエピソードがあれば教えてください
「ある程度先輩も仲良くしてもらっていますし、特にというなら西村、下重の2人は物凄く仲がいいかなと思います。その中でもやっぱり同じ学年みんなとは仲良く話しています。特に例をあげるなら、西村と下重かな、と思います」
──昨年のU18代表の仲間と再会して、思うことやエピソードがあれば教えてください
「一緒に練習はするんですけど、やっぱり今の自分は外野手というひとつのポジションに絞って、西村と下重はピッチャー専念なので。違うポジションの中でも、あまり会話はないですけど、練習終わりとか練習の合間とかには、話が盛り上がったり、やっぱりノリみたいなものがあったりするので。毎日ふざけたりしてますね」
──憧れの選手はいますか
「中大に来たからには、橋本航河(文3=仙台育英)選手。やっぱり自分とタイプが似ているというか。同じ外野手で身長もあまり大きくはないですが、活躍しているのを見て、自分も参考にしたりとか話を聞いたりとかしています。ものすごく橋本さんは尊敬していて、超えたい選手かなと思っています」
──中大を選んだ経緯を教えてください
「高校の監督と部長が、中大を卒業しているので、やはりそういうものもあったりとか。あとは1個上に先輩の髙橋(徹平=文2・関東第一)さんがいるので、それも受けて選びました。高校時代から仲良くしてもらっていたので、また一緒にやりたいな、と思って。頼もしい先輩なので、またもう1回一緒について行きたいなと思っています」
──髙橋選手とお話はされましたか
「結構話してますね。電話とかもしたりしています。今も、結構徹平さんの部屋に行って遊んだり、仲良くさせていただいています。やはり、一番いい先輩かな、というふうに思います」
──対戦経験のある選手はどなたかいますか
「直近だと松岡翼(文1=日大三)。日大三高の松岡翼は、甲子園で戦って負けたんですけど。そういう会話も今でもしますし、やっぱり西村とか、おととしの夏は、甲子園の決勝で最後戦った仲だったので。そういう話を今でもしたりとか、あの時はこうだったよね、みたいな話はしていたので。先輩はあまり対戦はしてはいないと思うのですが、やはり藤本さんは凄かったな、というのはあって、対戦していても。やはり橋本選手も、一度だけ対戦したことがあるのですが、オーラが違ったなと。今中大に来ても、ここにいる皆がオーラが違うので、尊敬します」
──甲子園のエピソードがあれば教えてください
「とにかく、甲子園への思いがめちゃくちゃ強かった年で、おととしの最後西村と2年生対決をして、最後空振り三振をしたのですが。それが悔しすぎて、もう一度甲子園に戻ってこよう、という中で、西村と戦うために甲子園で戦っていたんですけど。西村が投げていて。全部の試合西村が前の試合でやっていて、次の試合が自分たちで、みたいな。テレビで見ながら、自分たちが準備しているという状況でした。西村が勝つとそれに燃えて、自分も勝たないとな、と。西村と戦うためには、勝たないといけない条件があるので。それでずっとやっていたのですが、やっぱり西村は負けた瞬間に自分もどこかでスイッチが消えてしまった、というのもあって。西村と戦いたかったな、というのは本当にものすごく甲子園で強く思っていました。日本一という目標はあったのですが、自分の中では西村っていうのが、一生頭から消えなくて。ずっと戦いたいな、という思いがあった甲子園でした」
──印象に残ってる対戦相手はいますか
「大学ジャパンと壮行試合をした時の中西(聖輝・中日ドラゴンズ)選手。レベルが違すぎて、物凄くビビりました」
──バッティングについて大学でこだわっていきたいところはありますか
「自分は当てる力があるので、4年間で100安打を目指すという目標を立てながらやっていきたいです」
──1年目の目標はありますか
「まずは春のリーグ戦から試合に出ることを目標にした中で、その中でヒットを打つ、ということを心がけて、チームの勝利やリーグ優勝をするというチームの目標があるので、それに自分が貢献できるようにやっていきたいです」
──4年間の目標を教えてください
「尊敬する先輩がいるので、自分も尊敬される人になっていきたいな、と思います」
──ご自身の課題はありますか
「当てる力はあっても、パワーがないので。パワーをつけることをまず課題として、体づくりからやったり。守備も、色々な人が肩が強い中で、自分も同じように戦えているのかと言ったら、まだ全然戦えてもいないですし。人よりもっと練習しなきゃいけないな、というのも思ったりします」
──伸ばしたいところを教えてください
「ミート力を絶対に欠かさないで、ミート力を上げるためにしっかり練習をしているので。三振をしない、ということを心がけながら。なんとかしてバットに当てる、というところでやっていきたいなと思います」
──高校時代とのギャップはありますか
「練習内容が濃いな、というか、ひとつひとつのプレーに対しての思いが。高校も強かったのですが、大学生になって、自分の想像していた大学生はもっと緩いのかなと思っていたのですが、やはり中大はひとつひとつのプレーを大事にやっているチームなので。そのギャップは感じました」
──野球面以外で楽しみなことを教えてください
「勉強ができないので、少しでもついていけるように、単位が取れるようにやりたい、というのはあります。やはりこれから色々と先輩から教えてもらうこともあるので、先輩と仲良くして、色々なところに行ってみたい、というのもありますし。もっと仲を深めていきたいな、と思います」
──春からの意気込みをお願いします!
「レギュラーを取ります!!」
◇坂本慎太郎(さかもと・しんたろう)◇
学部学科:文学部人文社会学科学びのパスポートプログラム
身長・体重:169㌢・65㌔
出身高校:関東第一高校
<西村一毅>(聞き手、構成:佐渡原菜結)

▲ドラフト1位でのプロ入りを目指し、自らを律することを誓った西村
──学部と学科を教えてください
「商学部経営学科です」
──中大への進学を選んだ理由
「先輩がいたり、自分が知ってるやつもいるっていうのもそうなんですけど、すごく自分に必要な自主性の部分がすごく求められるチームだと思う。そこが自分に一番必要なものなのでここを選びました」
──大学を選ぶにあたって藤本(陽毅=文2・京都国際)選手からお話を聞いたりしましたか
「やっぱりたまに電話とかした時でも、チームのことであったり、寮生活とか日常生活で何してるかとかもたまに聞いたりしてました」
──連絡は頻繁に取っていたのか?
「はい、結構。めっちゃしてたわけじゃないんですけども、週1でとったりしてた感じがします」
──甲子園優勝から得られたもの
「自分の野球に対する思いっていうのがすごく変わりましたし、2年夏終わるまでは、あやふやみたいな、ふやふやした感じで高校野球終わったらいいなみたいな感じだったんですけど、あれが終わってから、自分もやっぱり上目指したいっていう気持ちにもなりましたし、大勢の中で自分のプレーをするっていうことが過去に一度もなかったんで、それが1番大きな経験だったかなと思います」
──大学進学を選んだ理由は
「大学を決まる時もそうなんですけど、やっぱり調子が落ちていたっていうのもあったんですけど、やっぱりプロ野球はやっぱすごく自主性が求められて、自分でやらないとやっぱり置いていかれるぞっていう世界で、自分は高校の時もあんまり自分から進んで何かを自分でやろうっていうのもあんまりなかったんで、やっぱりそこがすごく欠けてる部分だなと思っていて、やっぱりそれを大学中に身につけないと、やっぱりプロの世界ではやっていけないと思ったので、大学進学を選びました」
──憧れの選手
「今永昇太選手(シカゴ・カブス)はやっぱすごく自分でも目標にしている存在でああいう選手になれたらなと思います」
──よく話す中大の選手
「下重と坂本はこれまで対戦したりして、ジャパンでもすごく仲が良かったので、たまに野球の話したり、遊んだりします」
──同期に対してライバル意識はあるか
「すごくレベルの高い同期がいっぱいいるので、負けたくないっていう気持ちでは常にあります」
──同部屋のどなたか
「藤本さん。もう最初から仲良いっす」
──藤本選手とは野球の話をするのか
「いや、野球の話はあんまりしない」
──高校3年間で対戦した中ですごかったと思った選手は
「対戦した相手なんですけど、亜細亜大学に行った青森山田の原田選手は自分が対戦してきたバッターで一番やっぱりオーラがありました」
──自分の強み
「自分はすごく負けず嫌いなので、どんなに小さい勝負事でも負けたりしたらもう1回やろうみたいな。勝つまでそういうの言っちゃいます」
──大学4年間で伸ばしていきたいところ
「やっぱりまずは体を大きくして、誰にも負けないピッチャーになりたいです」
──関西から関東に来て、何か違いとか感じたりするか
「一番はやっぱり関西弁がいない」
──勉強は得意か
「全然勉強できないんで、進級できるか心配です(笑)」
──趣味
「体を動かすこと、寝ること」
──高校と大学の練習の違い
「やっぱり短くて、結構自主練が多いんで、やっぱり自分でやらないとなっていうのはあります。めっちゃ練習短いっす」
──オンオフの切り替えが重要か
「そうですね。もうオフは完全オフみたいな感じで、メリハリがめっちゃ大事です」
──大学卒業後の目標
「プロを目指します。やっぱドラフト1位で入りたいです」
◇西村一毅(にしむら・いっき)◇
学部学科:商学部経営学科
身長・体重:177㌢・72㌔
出身高校:京都国際高校
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