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シーズン開幕!!ー2025年度関東学連 春季オープン競技会

2026年3月17〜20日 神奈川県・アサンテスポーツパーク陸上競技場

長い冬季練習が明け、シーズンインを果たした短距離ブロック。トレーニングの成果を確認する場として、多くの選手が出場した。


 初日となった17日は、5名の選手が200m、400mH、4×100mリレーに出場した。

 200mに出走した藤山健伸(商3)は、組3着でゴール。「冬季練習で積んだことがしっかり活きてきたと思う、スタートから加速というところを意識してきて、今までよりスムーズに加速に乗れた」と手応えを口にした。

▲200mに出走した藤山


 「ハードルブロックは、ハードルではなくスプリントメインで底上げしてきた」と語ったのは、400mHに出場した小栁新(法3)。組3位でのフィニッシュとなった。スプリントメインで練習に取り組んだことで、「400mで見たときにすごくいいのかな」と振り返る。その一方で、「ハードルのトレーニングが足りていないためハードルを越えるときに減速に繋がる、そこが課題だがそれさえ鍛えれば上がっていくのかな」と分析した。

▲ハードルを越える小栁


 4×100mリレーには、1走から伊東遼也(経3)、野村舜作(国3)、小栁新、黒木海翔(法2)が出走。テイクオーバーゾーン内でバトンパスが完了しなかったため、結果としては失格となってしまったものの、現状の成果や課題が浮き彫りになったようだ。
 伊東は、「冬季(練習を)順調に積めていたけど、これをしっかりし合いに出すのがとても難しいと思った」と振り返る。今後は、「練習で良かったイメージを試合で出せるようにならないとだめだ」とした。
 冬季練習で「一つのことにこだわりすぎる癖を捨てること」ができるようになったという野村。他の人にアドバイスを求めて、他人の意見をすぐに取り入れることで「自分に合った動きを見つけられ始めている」と自身の取り組みを評価した。
 「去年と違った冬季だが、良い練習が積めているのかなと思う」と語った黒木は2月、海外の室内レースに出場。60mで6.64とベストを更新し、大きな収穫を得たようだ。しかし、「世界室内も目指せたのではないかと悔いも残る」といった様子を見せた。

▲3走小栁から4走黒木へのバトンパス

 

 3日目は走幅跳に村松晃成(経3)が出場し、6位に入った。1本目はファールとなったが、2本目に7m24、3本目には7m26と記録を伸ばし、試合の中で修正力を発揮した。「調子が上がらない中でも試合の中で修正できた。これまでのシーズンの中で自己ベストを出せたのは良かった」と振り返り、収穫のある幕開けとなった。

 一方で、関東インカレや全日本インカレの標準記録突破を目標に掲げていただけに、「惜しくも届かなかった」と悔しさもにじませた。それでも足首に不安を抱える中で「ビビらずに踏み切ることができた」と語り、精神面での成長も見せた。

冬季は短距離ブロックとともに練習に取り組み、「いい動きを継続してできている」と手応えを得ている。今後は入学当初から掲げる日本選手権出場に加え、関東インカレ、全日本インカレでのメダル獲得を目標に、引き続き記録更新を狙う。

▲自己ベストを更新した村松

 

 4日目は100mに黒木、達木英弥(法2)、野村、三段跳に工藤匠真(法2)が出場した。

 

 男子100m1組に黒木が出走し、10秒54で組1着を飾った。気温が低い中でのレースとなったが、「50m付近までしっかり踏んで、あとはまとめるイメージだった」とレースプランを明かし、タイムは狙わずとも現時点での仕上がりには手応えを示した。「今の時期としては十分に仕上げられている」と振り返り、シーズン序盤として上々の内容となった。また、大会1日目に走った4継で「いい刺激が入った」とコンディション面でも好影響があったという。オフと前日の調整を経て、「体も軽すぎず重すぎず、いい状態で臨めた」と語り、疲労を感じさせない走りで組トップフィニッシュを果たした。

▲組1位でフィニッシュした黒木

 7組目に出走した達木は11秒52で5着フィニッシュ。寒さの中でどう走るかを試す位置付けで出走したが、「タイムも走りも、冬季の練習をうまく生かせなかった」と課題を口にした。冬季は自身の強みと弱みを明確にしながら練習に取り組んできたといい、「試合を重ねる中で修正していきたい」と今後を見据える。今シーズンの目標については、新体制となり上級生としての自覚も強まる中で「後輩に背中で語れるような選手になりたい」と意気込む。今大会を糧に、シーズンを通した成長が期待される。

▲7組目に出走した達木

 続いて11組には野村が出場。11秒09で2着に入り、「練習と試合の感覚に差があった」と振り返りつつも、「シーズンインとしてコンディションを考えれば悪くない」と現状を受け止めた。野村も大会1日目のリレーから今日まで「筋肉の状態は良かった」としながらも、寒さへの対応を課題に挙げた。

▲組2位でフィニッシュした野村

 三段跳には工藤が登場。冬季に取り組んできた成果が随所に見られた跳躍となり、順調なシーズンの滑り出しを見せた。1本目に14m92をマーク。2本目はファールとなったものの、3本目では15m06まで記録を伸ばし、1位に輝いた。

 冬季練習では助走の歩数を変更するなど大きな変化を加え、「走りを増やしてスプリント力を高めることを意識した」という工藤。「助走はだいぶうまくいった」と手応えを口にした。また寒さの残るコンディションの中でも体の動きは良好で、冬の鍛錬が着実に実を結びつつあることを示した。

工藤は今シーズン、学生個人や全日本インカレへの出場を見据える中で「16m台を目指し、小栗コーチの持つ中大記録の更新」を大きな目標に掲げている。

▲跳躍1本目の工藤

 今大会では多くの選手がシーズンの幕開けながら、それぞれの課題と収穫を手にした。冬期練習の積み重ねを土台に、課題を前向きに捉え、次戦へとつなげる意識の高さがうかがえた。本格化していくシーズンに向け、今大会で見えた修正点と収穫をどう生かしていくか。さらなる記録更新、そして大舞台での活躍へ向けた短距離ブロックの今後に注目が集まる。

 

◆試合結果◆

男子200m

2組

③藤山健伸(商3)22.02

 

男子400mH

2組

小栁新(法3)53.11

男子4×100mリレー

1組

中央大学 DQ

1走 伊東遼也(経3)

2走 野村舜作(国3)

3走 小栁新(法3)

4走 黒木海翔(法2)

 

走幅跳

村松晃成(経3)7m26

男子100m

1組

黒木海翔(法2)10.54

7組

達木英弥(法2)11.52

11組

野村舜作(国3)11.09

三段跳

工藤匠真(法2)15m06

 

(記事:土屋日向、村野風珈 写真:土屋日向、大畠栞里、村野風珈)

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