9月28日 駒澤オリンピック公園第2球技場
今季リーグ開幕2連敗中の中大。第3節の相手は昨年のリーグ王者でもある早大。序盤からペースを握られると第3クオーター(Q)終了時点で得点は0-28に。最終Qで7点を取り返し全力で中大のプレーを展開しようとするも、強敵相手に「やりたいことをやらせてもらえず」(52番DL神谷康治主将・商4)、結果7-31で悔しい敗戦となった。
▲大勢の観客が見守る中、中大からの攻撃で試合が始まった
第1Q、中大のレシーブから試合が開始すると、着実にファーストダウンを獲得していく。スタートは雰囲気良く迎えたが、中盤で早大にインターセプトを決められる。攻守が交替し早大オフェンスとなると痛い先制タッチダウンを取られてしまった。3番RB大津一輝(文3)を中心に果敢に攻めるも、ディフェンスの壁厚くなかなか攻めきれない。第1Qは0-7のビハインドで終了した。第2Qは我慢の時間が続いた。またも中大の攻撃から始まったが、ファーストダウンを奪い続けられず、わずか2分で攻守交替。9分、ゴールライン直前まで攻め込まれ、すかさずタイムアウトを取る。なんとしてでも食い止め早大の勢いを止めたかったが、強力なフィジカルに苦しめられまたもタッチダウンを許す。完全にペースを掴まれると前半終了2分前にまたも早大のタッチダウン。0-21と点差を広げられ、反撃は後半へと託された。
▲タッチダウンを決めた渡邊大二朗(法2)
第3Qは開始3分、勢いに乗った相手の4度目のタッチダウンが決まり、点差は28点に。追い込まれた中大はなんとしてでも1点取り返そうと食らいつくが、なかなか決定打が出ない。しかし第3Q終了間際にじりじりと敵陣まで攻め入り、最終Qへとつなげた。早大の攻撃から始まった最終Q。自陣30ヤード付近から早大のフィールドゴールが決まり、スコアは0-31とさらに点差を広げられるも選手たちは諦めていなかった。そして2分、ついに味方からのロングパスをゴールラインで見事にキャッチした渡邊がタッチダウンを決める。少しずつ流れを引き寄せると、中大の応援席も沸いた。しかし開いた点差を取り戻すには時間が足りなかった。最後の最後まで反撃の姿勢を貫くも、結果7-31でリーグ3つ目の黒星を喫した。
試合後、神谷主将は「プレーだったり自分の役割だったりをやりきるというのが、早大の方が徹底されていた」と今試合を振り返った。次戦の相手は春のオープン戦で早大を打ち負かした明大。「チャレンジャーの精神で、貪欲に、足を動かして勝ちにいくだけ」だと神谷主将は意気込みを語った。リーグ戦も残り半分。残す試合に全勝し、少しでも上位に食い込みたい。
▼試合結果
●中大7(0-7、0-14、0-7、7-3)31早大○
次戦は10月12日、日体大世田谷グラウンドにて明大との戦いです。ぜひ会場に足をお運びください!
記事・写真:「中大スポーツ」新聞部