• Twitter
  • facebook
  • instagram

加藤2発!仙台大を下して2回戦突破ー第68回全日本サッカー選手権大会 2回戦 対仙台大

12月14日 AGFフィールド

 

スタメン

GK 1飯吉将通(商3)

DF 6今掛航貴(経4)、18松本大輔(経3)、3深澤大輝(経3)、28荒木遼太(経1)→77分 三ツ田啓希(経4)

MF 5中村亮太朗(経4)、10加藤陸次樹(商4)→88分 縄靖也(商4)、7宮城和也主将(法4)→59分 16髙岸憲伸(文2)

FW 17本間椋(経3)→73分 太田翔(文4)、25高窪健人(文3)→52分 小山駿(経4)、8大久保智明(経3)

 

 

試合結果

○中大2-1仙台大●

得点者:加藤(26分、87分)

 

7年ぶりのインカレ出場を果たした中大。シードのため初戦となったこの試合で、3回戦進出をかけて東北地区第一代表の仙台大と対戦した。

試合の入りを振り返り「相手は嫌な場所にボールを入れてくる。前からの守備を徹底して意識づけた、いい入りだった」と宮城主将(法4)。その言葉通り序盤から前線の選手を中心にプレッシャーをかけ、高い位置でボールを奪ってからチャンスにつなげる場面が多く見られた。前半10分、荒木(経1)のクロスのこぼれ球に高窪(文3)の右足シュート、21分には、大久保(経3)のアーリークロスから本間(経3)の飛び出し。フォワードの本間、高窪、大久保の3人に加えて、インサイドハーフ、サイドバックの選手も絡みながら人数をかけてゴールに迫る場面を作り、試合の主導権を握った。

相手陣内で高いポゼッションを維持しなら攻撃を続けた中大。相手のカウンターになりそうな場面では、この試合アンカーで先発した中村(経4)の、DFのカーバーに入り、球際でしっかり寄せ、相手を前に振り向かせないようなプレーが際立った。終始中大ペースで試合が進み迎えた前半26分。中村の右サイドへのパスから宮城がクロス、本間の折り返しに加藤が合わせてゴール。相手ディフェンスを左右にうまく揺さぶり先制点を奪う。試合はこのまま1−0、中大が1点リードのまま前半を折り返した。

 

▲この試合2ゴールの加藤

 

このまま中大ペースで試合が進むかと思われたが、一転して相手の時間帯。徐々に相手の縦パスが通り始める。後半4分、相手の鋭いフリーキックがクロスバーに、17分には混戦からのシュートがポスト直撃。中村(経4)が最終ラインと並び5バック気味のポジションを取っていたこともあってか、相手の中盤の選手に自由にボールを持たれる時間帯が続く。また、足の速い選手がディフェンスラインの裏に抜けた時の対応にも苦しみ再三ピンチを招いた。

なんとか無失点で試合を進める中、迎えた後半24分。スローインからのセカンドボールを相手に拾われ一気にカウンター。DFの人数は揃っていたものの、クロスにヘディングで合わせられる。一度はキーパー飯吉がファインセーブで防ぐが、こぼれ球に詰められ失点。ついに同点に追いつかれ試合は振り出しに。

後半30分ペナルティーエリア内からの相手シュートをディフェンスがブロック、2分後には混戦からの強烈なシュートを飯吉がセーブ。決死のディフェンスを見せる中大を前になかなかチャンスをものにできない仙台大は、たまらずディフェンダーの本吉佑多(4年)を前線へ。中大は右サイドバックで先発した荒木に変え187cmと高さのある三ツ田(経4)を投入し、このパワープレーに対応。厳しい試合展開が続き迎えた後半37分。混戦から大久保が抜け出しクロス、再び加藤が押し込んだ。「信じて走ったことがゴールに結びついた結果だと思っている」(加藤)と貴重な勝ち越し点。その後仙台大の猛攻をなんとか防ぎ2ー1で試合終了。少ないチャンスをものにした中大。苦しみながらも3回戦に駒を進めた。

宮城主将は「陸次樹がいい時間2点を取ってくれた。勝ててよかった」と試合を振り返った後、「トーナメント初戦ということもあり全体的にプレーがかたく、戦術的な面でも自分たちは正しい選択をできていない時間が多かった。もっと早く修正に向かえるようにしたい」と課題を挙げ、次戦に向けて意気込んだ。

 

▲試合後勝利を喜ぶ選手たち

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部