新型コロナウイルス感染拡大に伴い、明かりが消えたスポーツ界。大学スポーツも開催予定だった各大会の中止や延期といった影響を受けています。4年間というタイムリミットがある大学スポーツ。このような出口が見えない状況の中、大学生アスリートたちはどのような思いで1日1日を過ごしているのか。中スポを通して、この1年を戦う選手・スタッフの皆さんの声をお届けできればと思います。第27回はラグビー部。主将の川勝自然選手(法4)と主務の福田翔亮選手(商4)にお話をお伺いしました。
※この取材は5月下旬に文面にて行われたものです
――今の部の現状、部員の状況について教えてください
「チームとしては解散し、各自実家に戻っております。今後の状況を見ながら、安全を第一に考え寮に集合していく予定です」
――監督、コーチから自粛期間を迎えるにあたって、指示はありましたか
「『前例のない厳しい状況ではあるが、その逆境をチーム一丸となって跳ね返そう』とのお言葉を頂き、チームの士気が改めて高まりました」
――制約がある中で各自どのような取り組みをしていますか
「個人個人が実家で軽微な運動を日々行うようにしております。また、部員同士オンラインでのミーティングを行い、強い繋がりを意識しております」
――部員間で連絡は取れていますか
「上記ミーティングをはじめ、離れているからこそいつも以上にコミュニケーションを大切にしております」
――この自粛期間で苦労していることはありますか
「選手同士離れているからこそ、繋がりを懸念しております。だからこそ、普段以上にコミュニケーションを増やし、一体感を強く意識しております」
――春季大会が中止と決まったときのチームの反応、率直な思いを教えてください
「今年の春は、今までにない成長をチーム全員で感じていたので、その成果を発揮できる場が無くなってしまい、素直に悔しかったです」
ーー今後の予定、意気込み(モチベーションの持っていき方)を教えてください
「どんな状況であっても「選手権」というゴールが揺らぐことはないので、「選手権」のために今できることをやり続けます」
ーーありがとうございました
記事・写真:「中大スポーツ」新聞部