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箱根駅伝前、最後の実戦で吉居ら好走─第293回日本体育大学長距離競技会

2021年12月4,5日 日本体育大学横浜健志台キャンパス陸上競技場

箱根駅伝前、最後の実戦の場として各校の有力ランナーが日体大に集結。緊張感高まる環境の中、中大はエース吉居大和(法2)を筆頭に力強い走りとなった。

10000m第10組には吉居が出場。28 分台前半でゴールした集団の中でレースを進め、終盤では果敢にリードする場面も見られた。ラストもキレのいいスパートを決め、10人以上の大集団を突き放し、28分3秒90の自己ベストでゴール。U20日本歴代2位、U20アジア歴代3位と記録ずくめとなった。11月の八王子ロングディスタンス後「力はついてきている」と語った吉居。今季10000m2レース目で早くもそれを証明した形となり、箱根駅伝へ弾みをつけた。

▲組トップでフィニッシュした金子

30組の金子魅久人(商2)は5000mで先陣を切った。36名もの選手が出場した組で、中距離を専門としながらも見事1位でフィニッシュ。800mでは日本歴代3位の記録を持つ金子だが、長距離でもその強さを見せた。

▲自己ベストを更新した居田

5000m41組では居田優太(経2)、山田俊輝(経2)両選手が快走を見せた。2000m付近まで集団からは1人も落ちないハイレベルな戦いが続く。3000m過ぎにレースが動き、先頭が13人ほどの集団となるが居田、山田は位置を崩さない。先頭集団は一段とペースが上がりラスト1000m。山本亮コーチは「前で勝負しろ」と居田を鼓舞。居田は組5位で駆け抜け、山田も13 分台で飛び込んだ。

同時期に箱根駅伝への最終合宿をスタートさせた中大。藤原正和駅伝監督は今記録会に参加した中大の選手の健闘を讃えるとともに「残り1カ月でしっかりと仕上げていきたい」と意気込んだ。

◆大会結果◆
10000m
5組
⑮藤井拓輝(商4)30分24秒04
㉟川田涼(経1)31分57秒44

6組
⑰植村優人(経2)30分34秒21
㉕小木曽竜盛(理工3)30分53秒49

8組
⑱丸山大輝(法2)30分31秒08

10組
⑨吉居大和(法2)28分03秒90

5000m
30組
①金子魅久人(商2)14分15秒17

31組
⑦高沼一颯(経1)14分21秒43

35組
㉔羽藤隆成(経2)14分33秒97

38組
⑪中野倫希(経1)14分06秒56
⑳佐野拓実(経1)14分13秒04
㉕矢萩一揮(法1)14分42秒12

40組
㉓梶山林太郎(法3)14分07秒79

41組
⑤居田優太(経2)13分46秒36
⑲山田俊輝(経2)13分54秒34
㉘浦田優斗(経1)14分20秒29

(記事:牧島駿太、写真:石坂明日香)