2021年4月7日 松が谷児童館
中央大学学友会サッカー部は、4月7日、松が谷児童館で行われた「PR0JECT ONE」のサッカーボール寄付企画に参加した。
▲ボールを寄付する横山選手
「PR0JECT ONE」は、日本への貢献活動や日台交流強化を目的としたプロジェクト。Jリーグの東京ヴェルディ、ベガルタ仙台、そして世代別代表などでも活躍され、台湾サッカーリーグでもプレーしていた一柳夢吾さんが取り組まれている。
今回、「PR0JECT ONE」は八王子と台湾の交流促進のため、サッカーボール15個を寄贈。これらは海外を身近に感じるきっかけとなるよう、市内の児童館を利用する子ども達に贈られることとなり、この活動に中大サッカー部も加わった。
サッカー部コーチの立花太我さんは本プロジェクトに参加した経緯を次のように語ってくれた。「私たち中央大学学友会サッカー部は約45年前に八王子に移転してきました。そこから、この地でずっとサッカーをすることができています。その中で、その喜びと感謝の意を表せないかと考えていました。今回このようなお話を頂き、サッカー部として、一つの八王子への恩返しということで参加させてもらいました。」
また、本プロジェクトの狙いは、八王子と台湾の交流促進だけではない。「私たちがこの地でサッカーをさせていただいていることへの恩返しです。何か地域に貢献できることはないかとキッカケを探していました。その中で、今回、八王子のプロジェクトであったこと、そしてサッカーで貢献できることを踏まえて、私たちも参加させてもらいました。少しでも、八王子という地を学生、若者の力でより良い町にできるようにこれからも継続していきます」(立花コーチ)と、今回の活動を通して、八王子への恩返しをしたいという強い思いを示した。
▲児童と交流する立花コーチ(写真左)と横山選手(写真右)
松が谷児童館の子ども達は、寄贈されたボールで楽しく遊んでいるようで、選手と交流する姿も多く見られた。「元気いっぱいの児童からたくさんパワーをもらったことが自分自身のサッカーや大学の生活の糧となっている」(横山選手)と、選手にとってもいい刺激となったようだ。
今回のプロジェクトの狙いは、日台の交流促進と恩返し。サッカーができるという環境は、我々にとって当たり前の日常なのかもしれない。しかし、それは多くの人々や団体、なによりその地域による協力が不可欠なのであって、感謝の念を忘れてはならない。この企画が、八王子と台湾、「PR0JECT ONE」、そして中大サッカー部にとってプラスになることを切に願う。
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記事・写真:「中大スポーツ」新聞部