2023年3月16日 さいたま市営浦和球場
昨年11月に開催された関東王座決定戦から約4か月。中大準硬式野球部が戦いの舞台に帰ってきた。開幕戦の舞台は優勝を決めると、8月に北海道にて開催される全日本大会への出場につながる重要な大会だ。一戦必勝の中、初戦の相手となったのは学習院大。
先発は田中駿佑(商3)。「裏にはいいピッチャーがいたので、自信をもって投げていこう」と意気込みマウンドに立った。久しぶりの公式戦ということもあってか、田中をはじめチーム全体に緊張が見え、エラーで始まった初回であったが、打たせて取るピッチングで0に抑える。
2回裏。昨チームでは公式戦出場はなく、さらに大学初スタメンとなった岩井大和(経2)がレフト方向に二塁打を放ち、先制のチャンスをつくる。次に打席に立つのは、小泉コーチが新チームのキーマンの1人と挙げる功刀文也(文3)。1球目を見ると、低めの球を左方向にもっていき、岩井がホームに帰還し先制に成功した。
さらに4回。指名打者で出場の川満剛(文4)がフルカウントからライト方向への二塁打でチャンスを作ると、功刀、山崎大翔(商4)が続き2点を追加する。6・7回にも打者をそれぞれきちんと返し、1点ずつ追加し、差を5点に広げた。
7回に大山北斗(商2)、8・9回にはエース石井竜弥(商4)の2人がマウンドを任される。大山はテンポのいい投球を見せ、3者凡退で抑える。石井は小泉コーチが「硬さが見えた」と振り返るように、危うい場面もあったが最終回は3者凡退で抑え、5-0で試合を終えた。
全日本大会の出場そして関東大会3連覇がかかるこの大会。初戦を白星でスタートを切ったが、小泉コーチは「決勝までの5試合の中の1試合1試合を戦っていく」という一戦必勝の姿勢を口にした。次戦の相手は早大。目の前の戦いに全力で戦う選手たちに期待したい。
◆試合結果◆
チーム 123 456 789=計
日大 000 000 000=0
中 大 010 201 10×=5
この試合の写真をインスタグラムで投稿しております!詳細はInstagram(@chuspo_report)をチェック!
(記事:鎌田怜穂 写真:小泉百萌子)