2024年12月14日 アミノバイタルフィールド
凍えるような寒さの中、秋リーグTOP8全敗で8位の中大はチャレンジマッチで秋リーグBIG8を全勝優勝した駒大と対戦した。負けるとBIG8に降格となるこの試合でWR松岡大聖(法3=県立横浜栄)のTDなどもあり、勝利を収め、TOP8に残留を決めた。
第1Q、駒大のレシーブにより試合が始まった。序盤は駒大の勢いのある攻撃に押し込まれ、巧みなランプレイによりTDまであと1ヤードの地点まで攻め込まれる。しかし、ここはTOP8としての意地を見せ、相手の中央突破をディフェンスで押し返し得点を許さない。中大の攻撃は自陣1ヤードの深い位置からだったがRB上村聖哉(商2=日大三高)のランや、松岡の見事なパスキャッチなどで2度の1Dを獲得したところで第1Qは終了した。
第2Q、中大は猛攻を見せる。開始早々自陣35ヤード付近からQB畑尾櫂(商1=中大附属高)が約30ヤードのロングパス。これをWR寸田夏大(法4=佼成学園)が見事にキャッチ。その後も攻め込み、最後は敵陣22ヤード付近からの上村のパスを松岡が受け、TDを決めて、中大が先制する。第2Q残り2分、中大は敵陣深くで素晴らしいディフェンスを見せ、攻撃をTDまで1ヤードから始めることに成功する。上村が中央突破で相手のディフェンスを押し返し追加点を奪う。第2Q残り約10秒、畑尾の敵陣30ヤード付近からのTDパスを松岡が駒大のディフェンス2人にマークされるも難なくキャッチし、この試合2本目のTDを決める。中大は21-0で試合を折り返す。
▲パスを受け取りTDを決める松岡
第2Qの勢いそのまま、第3Qが始まった。開始すぐ右サイドより上村が1Dを獲得する。続いて同じく右サイドよりRB今林大河(法4=南山高)のランプレーにより立て続けに1Dを獲得。一気に敵陣まで攻め込むと松岡がこの試合3本目のTDを決め総得点28-0と大きく駒大を引き離し第4Qへ。
最終第4Q。序盤は駒大にTDを決められ7点を返される。その後すぐに切りかえ、松岡のファインプレーなどにより1Dを獲得。しかし中大にパーソナルファウルが見られ、15ヤードの罰退が科されてしまう。4Dでパントを選択し攻守を交代するも、第4Qも終盤に差し掛かった頃、流れを手にした駒大に再びTDを決められ28-14に。しかしその後は駒大のオンサイドキックを上手くリカバーし勢いには乗らせない。試合終了間際にはダメ押しを狙うRB細矢鷹洋(理4=中大附属高)らのランプレーなどが見られたが、惜しくも得点には繋がらず28-14で試合は終了した。
今年度のシーズンは秋リーグTOP8・8位の成績で幕を閉じた。チャレンジマッチではK新保颯(商1=日大鶴ヶ丘高)など多くの1年生も活躍が見られた。更に強くなったRACCOONSの戦いは来春に続いていく。▲PAT(キック)を決める新保
◆試合結果◆
〇中大 28(0-0、21-0、7-0、0-14)14駒大●
(記事:紀藤駿太・藤野真紘、写真:湊谷昂太郎)
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