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三大駅伝連続表彰台へ 吉居大&中野翔の配置は「ほかの大学の動きを見て…」/監督会見─第54回全日本大学駅伝対校選手権大会

▲監督会見で話す藤原監督

◆区間エントリー◆
1区 千守倫央(商4)
2区 山平怜生(法2)
3区 吉居駿恭(法1)
4区 中澤雄大(経4)
5区 若林陽大(法4)
6区 東海林宏一(経2)
7区 湯浅仁(経3)
8区 阿部陽樹(文2)
補員
中野翔太(法3)、吉居大和(法3)、山口大輔(文2)、伊東夢翔(経1)、白川陽大(文1)
※当日3人まで補員と交代可能


2022年11月5日 愛知・名古屋商工会議所

第54回全日本大学駅伝を前に、注目の5大学(国学大、順大、駒大、青学大、中大)の監督会見が開かれた。藤原正和駅伝監督は「学生たちがもう一度、全日本で表彰台を狙いたい」と出雲駅伝に続いて全日本大学駅伝での表彰台を目標に据えた。今大会では当日に3人まで補員との交代が認められ、中大は吉居大和(法3)と中野翔太(法3)のエース二人を投入するとみられるが「ほかの大学さんの動きを見て最終的に決定していきたい」とした。

代表質問
──今大会のテーマと目標
「出雲駅伝3位を受けまして、学生たちがもう一度全日本で表彰台を狙いたいということで4週間弱強化を行ってきました。全体的にはここまでいい流れできているのではないかなと思っております。表彰台を当然狙っていくのですが、ここに並んでいる各大学以外でも接近戦を想定しておりますので、8位のシード権確保は絶対というところをテーマと考えています。いまのところエース二人(吉居大、中野翔)を浮かしていますので、どの区間に投入するかを思案しつつほかの大学さんの動きを見て最終的に決定していきたいと思います」

──勢いのあるチームだと思いますが、チーム状況について
「短期間ですが西湖等でミニ合宿を組んできて、短い期間の中で強化のサイクルが回せましたので、調子は上向きかなと感じております。ここに並んでいる大学さん、非常に強いですので我々はまだまだチャレンジャーだと思っていますので、1つでも2つでも順位を上げていけるようにチャレンジしていきたいと思っています」

──最も警戒している大学
「戦力的に駒澤さんが一歩抜けているのかなという印象は受けております。補員に入っている選手を見ましても、誰が入っても確実に走るなというのを感じておりますので、一歩抜けていらっしゃるのかなと考えております。ここにいない大学さんも力があると思っておりますので、前半から混戦になると思いますし、今年の特徴としては5区、6区にそのチームの主力の選手が入ったりしていますので後半になってももつれる展開になるのではないかと想定しています」

──オーダーを見て予想したこと
「後半まで絶対にもつれますので。7区、8区にどれだけ選手を残せているかというのが非常に大切だといったところと、5区、6区にエース級の選手が入ってくる大学さんも結構いますので、そのあたりの大学がどういう想定をしているのか。前半遅れることを見越してそこに入っているのか、5区、6区で多少稼いでその波を次につなげるのかというところがレースの流れに影響するのではないかと思っていますので、混戦になるかと考えています」

──キーマンについて
「3区の吉居駿恭をキーマンに挙げたいと思っています。彼のところが大きな勝負ポイントになると思っていますので、彼を挙げたいと思います」
──(司会)お兄さんがどこに入るかは…
「原さん同様、隠させてください(笑)」

▲3年ぶりに開催された開会式

以下、質疑応答
──思わせぶりで構いませんので何枚変えるか。できれば何区変えるか。教えてください
「(他大学が人数等を明かす中)結構皆さん豪快に…。どうですかね、死活問題なるので私はノーコメントで(笑)」

──駒澤大学について
「1,2,3,4区前半で何かがないとほぼ隙が無いといっても過言ではないと思います」

──7区8区を考えたときにどの大学に注目するか
「7区、8区のパンチ力でいくと国学院さんが一番あるのではないかなと個人的に思っております」
──(司会)前田監督(国学大)いかがですか
前田監督「ありがとうございます」

──まだ注目されていないが、やってくれるのではないかという選手を挙げていただけますか
「ここ数年、出られていない大会が出雲と全日本でした。4年生になっても初めてという選手もいますので、4年生の3人に期待をしております」

──ことしのチーム作りで重点を置いたポイント
「箱根駅伝が終わってから、エースに頼らないチーム作りといいますか、中間層あるいは若手からしっかりと鍛え上げていって、誰が出ても走れるような、いわゆる青山さんのような状況を作っていかないと箱根駅伝で勝てないなと考えていましたので、中間層の育成を今年1年注力してやってきたところです。その成果を全日本でしたり、11月のハーフマラソン等でしっかりと育成してきたメンバーが証明してくれて箱根駅伝に繋げていきたいなと考えております」

◆お知らせ◆
第54回全日本大学駅伝は明日8時5分にスタートします。

(記事、写真:杉浦瑛俊)

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