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大澤、吉中、浦田28分台突入!吉中「いつも一緒に練習している3人なのでうれしい」ー中央大学記録会

2023年3月25日 中央大学多摩キャンパス陸上競技場

新たな28分台ランナーの誕生だ。中央大学記録会が開催され、10000mで大澤健人(文4)、吉中祐太(文2)、浦田優斗(経3)の3人が自己ベストを更新し、28分台に突入した。「新4年、3年、2年と一人ずつ新たな28分台の選手が出てくれたのはチームとしてよかった」と藤原正和駅伝監督も手ごたえを得た。

▲左から大澤、浦田、吉中

3人は第一集団でレースを進め、記録を狙った。トップでフィニッシュしたのは大澤。約2年ぶりの10000m自己ベスト更新に多くのチームメイトが歓喜した。「1年生の冬から自己ベストを更新できていなかった。ずっと28分台というのを目標にしてきて、やっと28分台が出たのでうれしかった」と大澤。後に続いた吉中、浦田もレース後に喜びを分かち合った。吉中は「28分台をみんなで出そうっていうことだったので、3人とも出せて、特にいつも一緒に練習している3人だったのですごくうれしかった」と話した。

▲レース後笑顔を見せる選手たち

新入生にとっては中大でのデビューレースとなった。鈴木耕太郎(法1)は「大学1発目のレースで慣れない環境のなかでの試合だったので、全体的によくなくて最初からかなりしんどかった」と振り返ったが4着でフィニッシュ。藤原監督も「新人の柴田(大地=文1)、鈴木(耕太郎)もまだ寮生活に不慣れな中でよくやってくれた」と評価した。

▲鈴木㊧、山口大輔(文3)㊨

チームは全体目標の「自己ベスト更新回数125回」に向けて順調な足取りを見せている。「28分台は今回のように出してきて当たり前になってきている。この辺のレベルを28分30秒あたりに持っていかないと優勝というのはないので、上半期はそこにこだわってやっていきたい」と藤原監督。さらなる高みを目指しチームは前進し続ける。

◆大会結果◆
①大澤 健人   (文4)28分53秒03 PB
②吉中 祐太   (文2)28分55秒93 PB
③浦田 優斗   (経3)28分57秒05 PB
④鈴木 耕太郎(法1)29分26秒05
⑤伊東 夢翔   (経2)29分31秒05
⑥山口 大輔   (文3)29分35秒64
⑦佐藤 宏亮   (文2)29分38秒74
⑧柴田 大地   (文1)29分44秒77 初
⑨高沼 一颯   (経3)29分52秒71
⑩濱田 宙尚   (商4)30分13秒79 PB
⑪白川 陽大   (文2)30分43秒19

◆コメント◆
大澤
──コンディションはいかがでしたか
「気温もそんなに高くなくてちょうどいい、走るには最適な気温だったかなと思います」

──フィニッシュ後、すごくよろこんでいました
「1年生の冬から自己ベストを更新できていなかったので、ずっと28分台というのを目標にしてきて、やっと28分台が出たのでうれしかったなという感じです」

──練習でいい変化があったのですか
「箱根が終わって年が明けてからずっといい練習ができていたので、自信はあったのですが、学生ハーフと丸亀ハーフ、どちらも外してしまって自信が無かったので、もう一回自信を取り戻す意味でも今回のレースに出場しました」

──改めて今のお気持ちを
「関カレに向けて良い弾みになったかなと思います」

吉中
──今日の走りを振り返って
「目標としてた28分台を出せたのでよかったです」

──コンディションはいかがでしたか
「すごくコンディションがいい中で走れたと思います」

──フィニッシュ後、大澤選手、浦田選手とすごくよろこんでいました。目指していたタイムが出せたのですか
「そうですね。28分台をみんなで出そうっていうことだったので、3人で出せて、特にいつも練習している3人だったのですごくうれしかったです」

──今後の目標
「まずは関東インカレに5000メートルで出場したいと思っています。出場して、入賞できるように頑張っていきたいです」

鈴木
──今日の走りを振り返って
「大学1発目で慣れない環境の中でのレースだったので全体的によくなくて、いつもなら6000、7000まで耐えられるのですが最初の2、3キロでしんどくなってしまいました。後半は一人で走ることになったのですが、山口さんと一緒に走ることになって、うまく力を貯めてラストあげられたのですが、自己ベストには届かない走りで60点ぐらいの走りだったという感じです」

──今春から環境が変わりましたがコンディションはいかがでしたか
「3月の頭から入寮して先輩たちと一緒に生活させてもらって、みんな優しいのですがやっぱり見えないところで気を使ったりして、普段疲れない精神的な部分などで疲れていた部分があったので100%の力を出し切れたかというとなんとも言えないという感じです」

──メンタル面を含めコンディションはまだこれからですか
「これから上げていきたいです」

──今後の目標
「4月に3000、1500でタイムを出してから関カレ狙っていきたいと思っているので、自己ベスト更新に向けてまた練習を頑張っていきたいと思います」

藤原監督
──中大記録会を開催した理由は
「チームのビルディングとしてこの時期に1万をやりたいなというのは考えていまして、コロナ禍になってからは学生ハーフに合わせるというよりかはこちらの1万を大事にしています。学生ハーフは中大の1年間のつくりとしては合わないというのはよく分かっているので、この1万からシーズンに入っていくということで、非常に重要視して今日は開催しました」

──記録を狙った選手たちの中でよかった選手は
「上位3人は28分台を必ずというのがありましたので、欲を言えば40秒台を出してほしかったですけど、新4年、3年、2年と一人ずつ新たな28分台の選手が出てくれたのはチームとしてよかったかなと思います。新人の柴田、鈴木もまだ寮生活に不慣れな中でよくやってくれたなと思いますし、全体的にやりたいことはやれたかなという感じです」

──箱根を終えてからのチームの変化は
「やはり求める質の高さは上がっているのですが、みんな意欲的にやってくれているのかなと思います。あとは、新チームの体制として一人一役といった、それぞれに役割を与えて一人ひとりの意識を高めているというのは今のチームのいいところだと思いますのでそこは伸ばしていってあげたいと思います。また、28分台は今回みたいに出してきて当たり前になってきていますし、この辺のレベルを28分30秒あたりに持っていかないと優勝というのはないので上半期はそこにこだわってやっていきたいと思います」

(記事:松本あゆみ、写真:関拓斗)

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