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学生個人2日目!田邉奨が個人選手権初出場で準優勝!─2024日本学生陸上競技個人選手権

2024年6月15日 神奈川県・レモンガススタジアム平塚

初日に引き続き快晴となった平塚の競技場。400m決勝に出場した田邉奨(商1)が個人選手権初出場ながら堂々の準優勝を獲得した。また学生生活最後の個人選手権に臨んだ藤原寛人(法4)は100mの決勝へ駒を進め、4位入賞を果たした。また400mHの松岡萌絵(経4)が準決勝で全体トップのタイムで決勝進出を果たした。


女子100m予選には初出走の三浦夏恋(経1)と堀下結愛(文1)に加え、深澤あまね(法4)、久保田真子(文3)、佐藤美里(文3)が出場し、佐藤が準決勝に進んだ。関東インカレの100m決勝で8位に入賞した佐藤は、準決勝では惜しくも決勝に進むことはできなかったが、各組3位以下の選手の中でタイム上位8人が進出できるB決勝に進出、8位入賞を果たした。

▲B決勝進出を決めた佐藤

続く男子100m予選には関東インカレの決勝で見事入賞した藤原と三井一輝(法3)のほか、ともに自己ベスト10秒41の鷹祥永(法4)と藤井和寿(商4)、初出走の植松康太(総1)、黒木海翔(法1)が出場し、藤原、植松、藤井がいずれも着順通過で準決勝へ進む。植松と藤井はその後B決勝へ残り、それぞれ5位6位に入賞した。藤原は準決勝で追い風参考ながら10秒19の好記録を出し、見事決勝に進出した。迎えた決勝では東洋大の栁田大輝や大東大の守祐陽などのスプリンターと対峙したが、「筋肉の違和感で思うような走りが出来なかった」と4位でゴール。あと一歩のところで惜しくも表彰台を逃した。しかし藤原は「現状を把握するにはちょうどよかった」と前向きに捉え、自身最大の目標である6月末の日本選手権には「しっかり調整して現地で笑って終われるように頑張りたい」と意気込み、学生生活最後の個人選手権を締めくくった。

▲ラストイヤーで圧巻の走りを見せた藤原

女子400mH予選には前日初出走した佐伯風帆(経1)に加え、松岡萌絵(経4)が出走、益子芽里(文3)がDNSとなった。松岡は準決勝に進出し、山梨学院大の大野瑞奈を最後に抜いて全体2位のタイムをマークし、翌日の決勝へ駒を進めた。

▲決勝進出を決めた松岡

また男子400mH予選には酒井大和(法2)が出場し、スタート前に機器の不具合で30分の待機を余儀なくされたが、タイム上位+4に入る走りを見せて、準決勝へ進んだ。準決勝では組3着に入ったが惜しくも敗退。しかし予選も準決勝も、ともに50秒86と自身の自己ベストタイの記録をマークした。

▲自己ベストタイをマークした酒井

前日に準決勝を全体トップのタイムで通過した田邉奨(商1)が400m決勝に出場。「前半は周りを気にせずゆったり走って、後半でしっかり追い上げていく」という自身のペースプランで挑んだ。疲労がかなりあった中でも47秒25をマークして2位に入り、初めての個人選手権で準優勝を果たした。今後は「6月末のU20での優勝と、全日本インカレでのメンバー入りと入賞が目標」と夏のシーズンに向けて抱負を語った。

▲初の個人選手権で表彰台に立つ田邉

女子5000m決勝には関東インカレの同種目で8位入賞と自己ベストを更新した浜野光(文3)が出走。10位に入った。

▲5000m決勝に臨む浜野

一方フィールド競技では、女子棒高跳決勝に斎藤珠理(文4)、男子走幅跳決勝に山下然(経2)が出場。斎藤は3m50を跳び、18位に入った。また山下は3回目の試技で7m64を跳び、4位に入賞した。関東インカレから約1ヵ月、山下は「リベンジという感じで挑みました」と今大会の位置づけを語り、助走の安定感を練習で確認したことで、ファウルはわずか1回に留めた。「追い風参考でしたけど自己ベストを跳べてベスト8に残れたのは収穫が多かったです。けれど残ったあとに記録を伸ばすことができなかったので、しっかりそこからまた記録を上げて勝負できるようになりたいと思います」と今回の良かった点だけでなく次への意気込みも述べた。

▲決勝で3m50を跳んだ斎藤

▲4位入賞を決めた山下

 

◆試合結果◆

女子100m予選
1組
⑥深澤あまね(法4)12秒14

3組
⑥三浦夏恋(経1)12秒31

6組
⑤久保田真子(文3)12秒28

7組
①佐藤美里(文3)11秒82(準決勝進出)
⑤堀下結愛(文1)12秒10

 

男子100m予選
1組
②植松康太(総1)10秒44(準決勝進出)
⑥黒木海翔(法1)10秒65

2組
①藤原寛人(法4)10秒33(準決勝進出)
⑤三井一輝(法3)10秒52

3組
⑤鷹祥永(法4)10秒61

5組
③藤井和寿(商4)10秒42(準決勝進出)

 

女子400mH予選
2組
②松岡萌絵(経4)1分00秒04(準決勝進出)

4組
益子芽里(文3)DNS

7組
④佐伯風帆(経1)1分04秒06

 

男子400mH予選
4組
⑤酒井大和(法2)50秒86(準決勝進出)

 

女子100m準決勝
2組
⑧佐藤美里(文3)11秒88(B決勝進出)

 

男子100m準決勝
1組
①藤原寛人(法4)10秒19(決勝進出)

2組
④植松康太(総1)10秒40(B決勝進出)

3組
③藤井和寿(商4)10秒34(B決勝進出)

 

女子400mH準決勝
1組
①松岡萌絵(経4)59秒28(決勝進出)

 

男子400mH準決勝
1組
③酒井大和(法2)50秒86

 

男子400m決勝
②田邉奨(商1)47秒25

 

女子100mB決勝
⑧佐藤美里(文3)12秒18

 

男子100mB決勝
⑤植松康太(総1)10秒39
⑥藤井和寿(商4)10秒41

 

男子100m決勝
④藤原寛人(法4)10秒40

 

女子5000m決勝
⑩浜野光(文3)16分18秒04

 

女子棒高跳決勝
⑱斎藤珠理(文4)3m50

 

男子走幅跳決勝
④山下然(経2)7m64

 

(記事:大日方惠和、写真:日向野芯、大日方惠和)

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