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本州最東端で新紅の戦士が出走!PB更新連発で箱根選考へ実力をアピール─第38回宮古サーモン・ハーフマラソン大会

2024年11月10日 岩手県・宮古運動公園~魚菜市場前

盛岡市から約80km、本州最東端の宮古市でハーフマラソンが行われ、中大からは4人のランナーが出場した。箱根駅伝に向けたメンバー選考の材料になるだけに選手たちは実力を発揮し、3人が自己ベストを更新した。

中大トップの成績を収めた山口大輔(文4)は「優勝」という指導陣からの具体的な言葉を受け、序盤から積極的に先頭集団を引っ張り、青学大と競り合った。しかし5㌔付近で宇田川瞬矢(青学大)がギアを上げたところで反応が遅れ、優勝はできなかった。一方で全日本のメンバーから漏れたあと、今大会に照準を合わせて「走り込みで一気に距離をもう一回積み直した」と語った練習が奏功し、PBを約50秒も更新してゴールした。また箱根駅伝に向けて「競技生活もあと2ヵ月で終わりなので、最後になんとしても箱根メンバーに入って、出走まで持っていける状態に」と意気込んだ。

▲中大トップの成績でゴールした山口

先月の東海大記録会から基本的なトレーニングとジョグを中心に基礎固めを行っていた佐藤宏亮(文3)はアップダウンの激しい場所から市街地の平坦な場所へ向かうコース設定を考慮し、「後半に力を持ってこられるように走りました」と語ったレースプランで出走し、折居とのラストスパートも競り勝ちゴールした。

折居幸成(法3)は「自分は最初突っ込むと後半で全然動かなくなってしまうタイプ」と自身の苦手を把握したうえで「集団から落ち着いて走れる位置で離れて走った」とレースプランを組んだ。結果として自身のタイムを約15秒ほど更新してゴールし、「レース最後までしっかりと崩れずにまとめられた」と振り返った。またMARCH対抗戦については「(10000㍍)29分30秒を切るいうところを目標にやっていきたい」と意気込んだ。

▲PBを更新した折居(左)と基礎のトレーニングで力をつけた佐藤(右)

永島陽介(法3)は「9月の後半くらいからずっと順調に走れています」と自身のコンディションを明かし、久しぶりのハーフマラソンに対しては「どれくらい走れるかっていう不安はあったんですけども、とりあえず自己ベストは出せたので、そこは良かったです」と振り返った。また次のMARCH対抗戦に向けては「自己ベストを出せればいいかな」と簡潔に目標を明言した。

▲久しぶりのハーフマラソンで自己ベストを更新した永島

いまだ栄えある結果を残せずにいる中大。箱根路で悔しさを晴らすため、選手たちは前を向く。

◆大会結果◆
⑥山口大輔(文4) 1:04:20 PB
⑦折居幸成(法3) 1:04:40 PB
⑧佐藤宏亮(文3) 1:04:40
⑩永島陽介(法3) 1:04:45 PB

(記事:大日方惠和、写真:二村沙羅)

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