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悔しさは全日本へ 男子団体3位表彰台―全関東学生ジムカーナ選手権大会

2024年5月5日 富士スピードウェイ

ジムカーナはコースを競技車両が1台ずつ走行するタイムトライアル。コースはF1グランプリのように視覚的にわかるものではない。選手は複数設置されたパイロンを決まった順番で通過しそのタイムを競う。練習を積み重ねている選手でもミスコース(MC)が伴う難しい競技だ。ターンやスラロームなどでパイロンを交わす圧巻の運転技術にこの競技の魅力が詰まっていると言える。中大からは男子の部に野村飛美樹(国経3) 、古橋陽太(経3) 、中山涼雅(経4)の3名が出場。女子の部には古川佳愛(法3)、武内結(法3)の2名が出場した。

 ▲軽快な走りを見せた野村

第一走者を務めた野村。「新品のタイヤで走るのに慣れていなくてミスばかりで」と振り返るようにコースは完走するもパイロンタッチでのペナルティを受けた。2本目では「タイヤを1本目でうちのチームメイトが温めてくれたおかげで、 タイヤのグリップが良くなって、練習してきた時の感触に近い走りができた」と見事なハンドルさばきでミスなく走り抜けると全体3位の1分5秒570を記録。個人の部で表彰台に上がった。

第二走者の古橋。「1本目と2本目のいいところと悪いところがそれぞれ出てしまった」と悔しさを口にし、「どちらともいいところをその1本にかけられるようにこれから練習していきます」と意気込む。第三走者として出場した中山は1本目で痛恨のMC。「1本目でタイムが残せなかったので、その分2本目が苦しくなってしまい、いい結果には繋がらなかった」と振り返った。また女子の部では古川、武内の2名が出場したが車両トラブルにより競技を続けることができず、悔しい結果となった

▲男子団体表彰式の様子

男子団体は3位で表彰台に上がり、昨年の結果を上回った。個人で表彰台に上がった野村は「1回1回の練習を大事にして感触高めていければ」と意気込む。女子の部に出場した古川は「車両トラブルはあったんですけど、チームワークが良いチームだと思うので、全日本でちゃんと優勝したいと思う」とリベンジを誓った。それぞれがそれぞれの思いを胸に全日本に向けて調整が始まる。

◆試合結果◆
男子個人の部
③野村
⑬古橋
⑯中山

男子団体の部
①早大②慶大❸中大

 

(記事:関拓斗・写真:小林想、大澤晶)

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