春季リーグ戦では王者・国学大と最後まで優勝を争うも、あと一歩届かず惜しくも2位に終わった中大硬式野球部。悔しさを胸にさらなる成長を遂げた中大の秋の陣、秋季リーグ戦が9月13日(月)に神宮球場で開幕予定です!そこで今回は全6回にわたって、計15名の選手のインタビューをお届けします!ラストを飾る第6回目は、2年ぶりの優勝への鍵となる4年生バッテリー、古賀悠斗主将(法4=福岡大大濠)・皆川喬涼(法4=前橋育英)・後藤茂基(商4=城西大城西)の3選手です!
※感染防止対策を十分に考慮した方法で取材を行っています。
〈古賀悠斗〉(聞き手、構成:後藤寛太)
▲1年次から中大の正捕手として活躍し、入替戦と優勝を経験した古賀。主将就任後は『全員野球』を体現し、チームを引っ張ってきた。大学球界屈指の強肩と主将の一振りで今秋季リーグ優勝、そして夢の舞台をつかみ取る
──現在の調子
OP戦が中々出来なくて、
──夏に特に強化したところ
自分の中ではずっとバッティングが課題だと思っていたので、
──巨人2軍戦を振り返って
自分は負傷してて、試合に出たんですけど、
──OBの阿部二軍監督(慎之助・平13卒、元読売ジャイアンツ)からも高い評価をもらった
評価はしていただいたんですけど、その中でも「
──OP戦の手応え
勝った試合より負けた試合の方が多いと思うんですけど、
──ドラフトが一ヶ月後に迫ってるが、注目されている実感
ないと言えば嘘になるんですけど、注目されている自覚はありますね。その中でも結果を出していきたいと思っています。
──今年がラストシーズン
これで終わってしまうという寂しい思いがありますが、最後だからこそ思い切ってやり切りたいなと思います。
──4年生の特徴
みんな明るくて野球には真面目で、野球が好きな集団だなと思います。
──牧選手(秀悟、令3卒・現横浜DeNAベイスターズ)の活躍について
本当にいい刺激というか、牧さんの活躍を見ることで、自分も頑張らないといけないなと毎回のように思われます。
──新入生の印象
みんないい子で、力もあって、これからに期待したいです。
──注目している新入生
現在中心となって試合に出ている櫻井(亨佑・商1=習志野)には期待したいと思います。
──秋の個人目標
硬式野球部のインスタとかのブログにも載せていただいたんですけど、MVPということで、最高の結果で終わってリーグ戦を終えたいと思います。打撃では春同様に3割台、ヒットは10本以上、ホームランは春の3本を超えることを目標にしていて、打点を多く稼ぎたいです。
──リーグ戦に向けての意気込み
4年生にとっては本当に大学生活最後で集大成なので、悔いなく全員で、このメンバーでやるのも最後なので、優勝を目指して頑張りたいです。
◇古賀悠斗(こが・ゆうと)◇
生年月日:1999年9月10日
学部学科:法学部・政治学科
身長・体重:79㌔・174㌢
出身高校:福岡大大濠高校
〈皆川喬涼〉(聞き手、構成:尾又賢司)
▲主将・古賀との黄金バッテリーで優勝へ突き進む
──春リーグの手応えは
9回を投げ切れた試合が2つあったというのは自分の中では良かったんじゃないかなと思います
──投げ切れた要因は
冬場にやってきた投げ込みだったり走り込みだったり、そういう体力強化をして投げる力を鍛えたというのが、長いイニング投げれるというのにつながったと思います
──苦しんだところは
(シーズン)後半の自分のコンディショニングというのが難しいなというのは感じました。2カ月間あって、一試合一試合いいパフォーマンスをしていきたいという中で、できない試合もあったのでそこは苦しかったかなと思います
──古賀選手の存在
ランナーが出ても全部刺してくれるという安心感がありますし、バッティングの面でも4番だったり、中軸を打ってチームに勢いをもたらすようなバッターなので、頼りになります。リードは基本的には任せて、その日の調子によって自分が首振ったりという感じでリードも投げやすいリードをしてくれるので、任せてます
──夏に強化したポイント
リーグ戦通しての体力の低下のところで体力強化と、夏場は体重が落ちてしまうので落とさないように気をつけていました
──巨人2軍戦で感じたこと
自分と年代が近い選手にも連打を浴びてしまって、学生レベルで活躍してもまだまだ足りないということを感じました
──ラストシーズン前の心境
長かった大学野球も最後なので、1年生からずっと投げさせてもらったんですけどまだ負け越しているのでまずは勝ち越して、通算2桁勝利目指して頑張りたいなと思います
──大学4年間でどんなところが成長しましたか
人間的な部分では成長できたかなと思います。あとは考える力というか、自分で足りない部分を分析して練習に繋げたりとかそういう力は身につけられたかなと思います。監督とかにも言われたり、自分自身でこのままじゃ上の舞台では活躍できないと感じて、牧さん(秀悟、令3卒・現横浜DeNAベイスターズ)とか五十さん(五十幡亮汰、令3卒・現北海道日本ハムファイターズ)とかはそういうところもできていて練習もしっかりやるし、そういうところ(プロレベル)を目指すなら自分も同じようにやっていかなければいけないなと感じました
──自身の強みは
真っすぐですかね。球速自体はとんでもないスピードはないんですけど、その中でもバッターが差し込まれて打ち損じてくれたりするような真っすぐの質は自分の持ち味だと思います
──個人の目標
春は5勝できたので、まずはチームとしては優勝を目指すというのと、防御率とかは最終的にタイトルに絡めたらチームの勝利につながると思います。自分が勝てばチームは勝つので。自分が防御率良かったら勝てる確率も高くなるので、そこを目指していけたらと思います
◇皆川喬涼(みなかわ・きょうすけ)◇
生年月日:1999年10月4日
学部学科:法学部・政治学科
身長・体重:81㌔・179㌢
出身高校:前橋育英高校
〈後藤茂基〉(聞き手、構成:後藤寛太)
▲2019秋に最優秀防御率を獲得するもその後は怪我に苦しんだ。復活をかけて秋のマウンドに上がる
──現在の調子
結構OP戦がなくなっている状況ですが、調子は上がってきていると思います。
──肩の調子
肩はもう完治していて、痛みもなく投げれています。
──いつごろ完治したのか
春のリーグ戦が終わって、5月、6月ぐらいですね。
──治療中に行っていたトレーニング
チューブを使って、インナーを毎日鍛えたり、あとは肩の可動域を広げるためのトレーニングをしていました。
──この夏に重点的に取り組んできたこと
一年間投げていなかったので、投げるスタミナを頑張ってつけていました。
──OP戦での手応え
良かったり、悪かったりしてまだむらがあるので、そこを残り一週間で安定させたいと思います。
──自身の役割
やっぱり試合をつくることで、「後藤が行ったら大丈夫だろう」と思われるようなピッチングをしたいです。
──チームの印象
元気があって、メリハリもあるチームだと思います。
──最上級生として感じること
4年生になって、責任はどうしても感じています。
──2年生投手の活躍が目立つ
投げてくれるのは自分たちもすごい心強いですし、優勝に導いてくれるピッチャーだなと思います。
──古賀主将の存在
ものすごく頼れるキャッチャーです。リードも基本的には任せていて、すごく投げやすいです。
──自身のアピールポイント
安定感ですね。カーブが最大の武器だと思っています。
──ラストシーズンを心境
ラストシーズンとは思えない速さで、もうラストなんだなと思っていて、気持ちを改めてしっかりと気持ちを入れて最後優勝できるように頑張りたいと思います
──秋の個人目標
最多勝を目指したいです。球速は140㌔台中盤を出したいと思っています。
◇後藤茂基(ごとう・しげき)◇
生年月日:1999年6月9日
学部学科:商学部・会計学科
身長・体重:81㌔・180㌢
出身高校:城西大城西高校