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チームを救った森下の一発 3位タイ浮上ー東都大学野球春季リーグ戦 対亜大四回戦

5月16日 神宮球場

チーム 123 456 789=RHE

亜 大 000 030 000=380

中 大 020 003 100=660

[亜]松本健、松本晴、岡留、平内ー佐久本

[中]畠中、後藤、皆川ー古賀

[本]〈亜〉山本卓(5回、3点)〈中〉森下(6回、3点)

◆スタメン◆

1[一]内山 京祐(文3=習志野)
2[中]五十幡亮汰(法3=佐野日大)
3[二]牧  秀悟(商3=松本第一)
4[指]倉石 匠己(経3=東海大市原望洋)
5[右]森下 翔太(商1=東海大相模)
6[捕]古賀 悠斗(法2=福岡大大濠)
7[左]大工原壱成(商4=桐光学園)
8[三]小野寺祐哉(経4=白鷗大足利)
9[遊]中川 拓紀(商2=宇治山田商)
P   畠中 優大(経3=樟南)

延長十四回に及ぶ白熱した投手戦から一夜明け、四回戦が行われた。中大は2回に2点を先制するが、5回にスリーランホームランを浴び逆転を許す。しかし6回に森下のホームランで再び逆転し、7回の追加点で6ー3とすると、最後の3イニングを無失点に抑えた皆川が試合を締めくくり勝利。勝ち点1を獲得し、中大は3位タイに浮上した。


▲逆転のランナーとなった三人を迎えるチームメイト

二回、中大が先制する。倉石の左前打、森下のゴロで二塁に走者を進め、バッターは今季絶好調の古賀。「相手がインコースを攻めてきていたので、そこをしっかり払って打つことができた」とタイムリーツーベースを放ち、1点を先制。さらに小野寺のヒットで1点を追加し、この回2点を奪った。


▲タイムリーヒットを放つ古賀

先発の畠中は初回以降、毎回走者を出しながら抑える粘りのピッチング。4回までなんとか0点に抑えリードを守るが、5回にヒットと暴投、四球で無死一、三塁としたところで降板。代わって後藤茂基(商2=城西大城西)が登板した。後藤は最初の打者をショートフライに打ち取る。しかし続く打者に痛恨のスリーランホームランを打たれ、逆転を許した。


▲先発の畠中

2ー3の一点ビハインドで迎えた6回、中大は牧のヒット、倉石の四球でチャンスを作る。ここで打席に立ったのは、1年生ながら開幕から主軸を任されている森下。「スライダーが多かったので、そこをしっかり振り切れた」と引っ張った打球はレフト方向へ大きく伸びていき、スタンドへ。森下の一打で再逆転を決めた。


▲ホームランを放ち、チームメイトとハイタッチを交わす森下

7回から登板した皆川喬涼(法2=前橋育英)は、逆転後の大事な回を落ち着いた投球で無失点に抑え、続く8回、9回とテンポよく投げ込む。9回にヒットと四球でピンチを迎えるが、最後の打者をレフトフライに抑え、試合終了。6ー3で中大が勝利し、亜大とのカードは2勝1敗1分けで勝点1を獲得した。


▲相手打者を打ち取り、吠える皆川

試合後、清水監督は「立ち上がりで畠中がしっかり投げて、打線もよく打ってくれた。森下のホームランは大きかった」とコメント。この勝利で中大は勝ち点1を獲得し、合計の勝ち点は2。暫定3位タイに浮上し、3季連続入替戦の可能性は無くなった。久々のスタメン起用に応えた小野寺は「やっと上を見て戦えるようになった。ここから全勝して優勝したい」と意気込む。立正大、国学大戦の結果次第では首位争いも見えてきている。投打がかみ合い始めた中大の勢いは、まだ止まらない。

◆試合結果◆

中大6-3亜大

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部