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「実力の物足りなさ感じた」櫻井新主将が松山の地で3日間汗流すー侍ジャパン大学代表候補選手強化合宿

2023年12月1〜3日 愛媛県・坊っちゃんスタジアム

侍ジャパン大学代表候補選手による強化合宿が12月1日から3日間、坊っちゃんスタジアム(愛媛県)で行われ、中大からは櫻井亨佑(商3・習志野)が参加した。来年のドラフトの目玉とも言われる宗山(明大)ら全国各地の精鋭44名とともに冬の寒空の下、汗を流した。

〈1日目〉
▲シートノックの前に集まる選手たち
初日は集合後、全体でアップを行いシートノック、フリーバッティングで練習を終えた。櫻井はアップの際から「中学校のときに同じチームになったことがあり、仲が良かった」という菅谷(立大)らと行動を共にし、合宿のスタートを切った。

▲キャッチボールやトスバッティングは酒井(東大)と行った
フリーバッティングでは球場が広いこともあり、快音は響かなかったが「前回のチームから選ばれている西川(青学大)や渡部(大商大)は打撃のパンチが違かった」と全国トップレベルの選手の力に刺激を受けたようだ。翌日に予定されている紅白戦には「全国屈指のピッチャーと対戦することになる。思い切りよく、自分らしさを出して3試合できたら」と意気込んでいた。

〈2日目〉
▲Aチームのメンバー
2日目は3チームによる変則ダブルヘッダーで紅白戦3試合が行われ、櫻井は宗山(明大)や土山(国学大)らと同じAチームでプレー。2試合を消化し、5打数無安打と悔しい結果に終わった。

▲櫻井が印象に残ったという金丸(関大)
5打席すべて異なるピッチャーとの対戦だったが、中でも印象に残ったピッチャーに金丸(関大)の名前を挙げ、「左ピッチャーということもありましたが、ストレートのキレ・球威ともにすごかった。2球手が出せなかったのでストレートの強さを感じた」と口にした。

▲打席に立つ櫻井
今秋のリーグ戦で武内(国学大)・細野(東洋大)と2人のドラ1左腕と対戦し、首位打者を獲得した櫻井でも「(金丸は)ストレートも引けを取らなかった。本当にいいピッチャーだった」と脱帽した。

〈3日目〉
▲50㍍走の計測に挑む櫻井
最終日はシートノック、バッティング練習のほか50㍍走の計測が行われた。50㍍走の計測では6.55秒と上位に食い込むことができなかったが、バッティング練習では1本柵越えも披露。バッティング練習の結果に納得しているように思えたが、「確実性が他の選手と比べてまだまだだと感じた。もう1回見つめ直してやっていきたい」とあくなき向上心を見せた。

▲50㍍走後に西川(青学大)と談笑する櫻井
櫻井はこの3日間を「自分の実力の物足りなさを実感した。この冬もっと力をつけて、この選手たちと戦えるようにもっと成長したい」と総括し、この経験を「バッティングのことも守備のことも色々な選手から聞くことができた。中大の選手に共有しながらやっていきたい」とチームへ還元するつもりだ。

ラストイヤーは主将を務める。主将として「中大は学年の壁があまりない分チーム一丸となって戦えると思う。一体感を武器に繋げる野球で一戦必勝でやっていきたい」と意気込み、「自分たちは優勝経験がない。そこを目指して、自分のできることを精一杯やってチームが優勝できるように頑張りたい」と優勝への思いも口にし、3日間を締めくくった。

(記事、写真:為谷楓太)

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