2025年4月16日 明治神宮野球場
チーム 123 456 789=RHE
亜 大 001 100 002=470
中 大 000 000 000=051
[亜]山城、井上、平野大ー前嶋
[中]三奈木、子安、山口、東恩納ー野呂田
[本]なし
◆スタメン◆
1[一]佐藤 壱聖(経3=東日本国際大学昌平)
2[中]橋本 航河(文2=仙台育英)
3[二]繁永 晟(商4=大阪桐蔭)
4[右]皆川 岳飛(経4=前橋育英)
5[指]松嶋 晃希(経4=浦和学院)
6[左]安田 淳平(商3=聖光学院)
7[三]伊藤 櫂人(文3=大阪桐蔭)
8[捕]野呂田 漸(文4=秋田中央)
9[遊]武井 仙太郎(商2=鎌倉学園)
P 三奈木亜星(商4=浦和学院)
第1節で勝ち点を逃し立て直しを図りたい中大は、亜大との第2節に臨んだ。先発の三奈木は1、2回を無失点で切り抜けたが、3回表のパスボールで先制点を許し、代わった子安秀弥(経2=東海大相模)も続く4回に適時二塁打を浴びる。打線は亜大の山城を前に満塁のチャンスをつくるもあと一本が出ず無得点。最終回は守備の乱れも絡んで2点を失い、悪い流れを断ち切れずに完封負けを喫した。
今季2度目の先発を務める三奈木はランナーを出しながらも1回、2回を無失点に抑えた。対する亜大の先発山城も同様、中大打線に隙を見せず、両者ともに均衡を破れない展開が続く。しかし3回表、先頭打者の伊藤(亜大)に許した四球をきっかけに亜大打線がつながり始める。後続の打者の送りバント、中前打と盗塁で二、三塁までピンチが拡大。3番芹澤(亜大)から空三振を奪ったものの、直後にパスボールで三塁走者が生還。思わぬ形で先制点を献上してしまった。
このタイミングで中大は投手を子安にスイッチ。依然2死一、三塁という後がない場面でマウンドに上がった子安が小池(亜大)を空三振に打ち取り、最少失点でこの回を切り抜ける。
▲先発を任された三奈木
4回表、続投する子安が先頭に四球を与えたところから再びピンチが訪れる。打席には前嶋(亜大)。2ストライクと追い込んだが、3球目でレフトへ適時二塁打を打たれ2点目を与えてしまう。さらに続く伊藤にも四球を許し亜大のペースに巻き込まれそうになるが、その後の打者2人を見三振、センターフライに打ち取り攻守交代。
5回裏、先頭の松嶋晃の左前二塁打と伊藤櫂の四球でチャンスをつくるも、野呂田、武井が内野ゴロに倒れて得点はならなかった。
▲7回裏、ヒットで出塁し塁上で喜ぶ伊藤櫂
7回裏、1死で打席には6回表からセンターを守る青木勝吾(文1=中央学院)。追い込まれてからもファウルで粘り続け四球で出塁する。するとそれに続いて伊藤櫂が二塁打を放ち、1死二、三塁に。さらに野呂田が慎重に四球を選び1死満塁とし、亜大先発の山城をマウンドから引きずり下ろす。巡ってきた今日一番のチャンス。投手の交代をきっかけに流れをつかみたいところであったが、武井、佐藤壱が連続フライアウト。満塁を生かすことはできなかった。
▲8回表を抑えた山口
8回裏の攻撃では、橋本が左前打で出塁するが盗塁失敗、後続の3人も凡退と見せ場をつくれず試合は最終回へ。前の回から登板していた山口が前嶋にヒットを打たれたところでマウンドを降り、東恩納蒼(商2=沖縄尚学)と交代する。しかし直後に繁永が痛恨のエラー。この間に亜大が3点目を奪った。その後4番の上原口(亜大)のタイムリーヒットを浴び、さらに1点を失う。
点差を広げられてしまった中大は9回裏も反撃できず、5安打4四球を十分に生かせないままカード初戦を落とした。
▲最終回に登板した東恩納
清水監督は試合後、「チャンスなのにピンチみたいになってしまった。打てない時はこうなりがち」と振り返り、「そういう時に誰が突破口を開けるのか。そこで回ってきた人が1本出せるのか(が大事)」と無得点で終わった今日の課題を口にした。今季最初の勝ち点獲得へ、3試合連続の完封負けから抜け出す一打が出るかが重要な鍵になる。
◆試合結果◆
●中大 0-4 亜大○
◆お知らせ◆
次戦は4月18日(金曜日)に明治神宮野球場で行われる対亜大2回戦です。
(記事:比留間柚香、写真:橋本唯花、高橋美帆、比留間柚香)
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