2025年5月23日 明治神宮野球場
チーム 123 456 789=RHE
東洋大 000 020 010=371
中 大 001 000 010=210
[中]平井、原崎、十川、三奈木、熊谷、岩城ー新妻、綱川
[東]島田、飯塚、中島賢、金鋼、石澤-政所、石橋、高山
[本]〈東〉山田(5回2点)
◆スタメン◆
1[三]繁永 晟(商4=大阪桐蔭)
2[二]佐藤 壱聖(経3=東日本国際大学昌平)
3[右]若井 勇輝(文1=桐蔭学園)
4[中]皆川 岳飛(経4=前橋育英)
5[左]松嶋 晃希(経4=浦和学院)
6[指]山根 大翔(商1=昌平)
7[一]髙橋 徹平(文1=関東第一)
8[捕]新妻 恭介(文2=浜松開誠館)
9[遊]藤本 陽毅(文1=京都国際)
P 平井 智大(文2=駿台甲府)
フレッシュなメンバーで臨んだ今日の1戦。セカンドとして出場してきた繁永がサードの守備につき、1番バッターとして出場をした。先発マウンドに上がったのは大学初登板、初先発となった平井。投手6人でつなぐ粘りの投球で3失点に抑えるが、打線はチャンスをものにすることができず。最終節は2連敗で勝ち点をとれず、4位で春リーグを終えた。
初回、早速チャンスを作る。ヒットでつなぎ2死満塁のチャンスを作り、打席には昨日は中継ぎとして好リリーフを見せた二刀流山根。しかしここは空三振に倒れ、先制することができない。
▲本日指名打者で出場した山根
3回裏、先頭の繁永が中安打で出塁し、佐藤壱がきっちりと送る。1死二塁のチャンスで打席には若井。ライトへとはじき返し、繁永が生還して先制点をもぎ取る。
▲先制タイムリー&猛打賞の若井
先発の平井は140キロ中盤の速球を武器に3回途中2安打無失点3奪三振の力投。ベンチに温かい拍手で迎えられた。
4回からは原崎がマウンドに上がる。5回に2死からヒットを許し、東洋大は代打山田(東洋大)を告げる。141キロの直球をレフトスタンドへ運ばれ2ランホームラン。逆転を許してしまう。
6回からは十川奨己(商1=立命館宇治)が大学初登板。長身を生かした投球で相手を寄せ付けず、上々のデビュー戦を飾った。
▲198cmの高身長を生かし、上々の大学初登板を果たした十川
7回以降は安定の三奈木亜星(商4=浦和学院)、熊谷、岩城を投入して細かい継投策で味方の反撃を待つ。
8回にはハッスルプレーも飛び出した。ブルペン近くまで伸びた際どいボールを佐藤壱が決死のキャッチ。好プレーで流れを呼び込みたいところではあったが、タイムリーで1点を失い点差を離されてしまう。
それでもあきらめない中大打線は直後の8回裏、若井の本日3安打目となる左二塁打が飛び出しチャンスメイク。4番皆川も中安打で無死一、三塁とし、打席には途中出場の綱川真之佑(経3=健大高崎)。併殺打の間になんとか1点を返すことに成功する。
最終回9回、こちらも途中出場の武井仙太郎(商2=鎌倉学園)の右安打で2死一塁となり、主将の繁永に打順が回る。一発で逆転の機会ではあったが三ゴロに倒れ試合終了。リーグ戦4位でシーズンを終えた。
▲主将としてチームを引っ張ってきた繁永
繁永は「いい感じで終われなかった」と振り返り、秋の逆襲を誓った。試合後清水監督は「今シーズンを象徴しているような最後に」と悔しげ。また、「柱がもっとしっかりしなくては」とも述べ、繁永はじめ主力の奮起を促した。
今年こそ四冠をという目標でチーム作りを進めてきた中大硬式野球部。開幕節から2連続で勝ち点を落とし、一時は4連敗を喫するなど苦しい船出ではあった。しかし、選手も苦手と語る日大から勝ち点を獲得して勢いに乗り、入替戦に進むことなく終着した。秋こそ悲願の優勝へ。4年生にとってのラストシーズン、中大の柱が後悔なきよう舵をとる姿に注目だ。
◆試合結果◆
●中大2-3東洋大○
◆お知らせ◆
春季リーグの中大の試合は全て終了しました。
(記事:松岡明希、写真:高橋美帆、橋本唯花)
公式X(@chudaisports)
Instagram(@chuspo_report)