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初回5失点と苦しい展開 打線つながらず敗戦ー東都大学野球秋季リーグ戦 対東洋大2回戦

10月13日 神宮球場

チーム 123 456 789=R H E

東洋大 500 000 101=7 12 2

中 大 100 100 000=2 6 0

[中]植田、皆川、石田裕、湯澤、藤沢、岩本ー古賀
[東]松澤、大宮、山内、河北ー後藤聖、山崎

[本]〈東〉小口(1回3点)、木村(7回1点)

◆スタメン◆

1[中]五十幡亮汰(法4=佐野日大)
2[左]坂巻 尚哉(経4=千葉経済大付)
3[右]森下 翔太(商2=東海大相模)
4[二]牧  秀悟(商4=松本第一)
5[一]内山 京祐(文4=習志野)
6[指]北村 恵吾(商2=近江)
7[捕]古賀 悠斗(法3=福岡大大濠)
8[遊]石井  巧(文1=作新学院)
9[三]石田 瑛平(商3=習志野)

P   植田 健人(経3=興国)

 

開幕戦で完封勝利をおさめた東洋大との2回戦。中大はスタメンに新しく北村、石田瑛を起用して臨んだ。

先発は1回戦で完封リレーの先頭を飾った植田。しかし、1番佐々木(東洋大)に初球を振り抜かれ、フェンス直撃の三塁打でいきなり無死走者三塁のピンチに。続く打者の犠牲フライで早々に先制を許すと、その後も勢いを止めることができず、四球と連打で1失点。さらに6番小口(東洋大)にまたしても初球をとらえられ、打球はレフトスタンドへ。痛恨の3点本塁打を浴びた。最後は二者連続三振と踏みとどまったものの、初回から5失点と苦しい展開となった。

 

▲悔しげにくちびるを噛む植田

 

1回裏、5点を追う中大は坂巻が失策で出塁し、一死二塁とチャンスをつくる。森下のゴロで塁を進めると、打席には現時点で打率4割越えと好調の牧主将。「なんとしても1点ほしかった」とライト前に打球を運び、まずは1点を返した。

2回、植田に代わってマウンドに立ったのは皆川喬涼(法3=前橋育英)。一死から安打を許すも古賀の盗塁阻止もあり、3人で抑えて試合を立て直した。その後、二死満塁の場面でも落ち着いた投球で後続を打ち取り、5回までを0に抑えるロングリリーフで後半戦に望みをつないだ。

 

▲ベンチに笑顔を向ける皆川

 

皆川の好投に応えたい打撃陣は4回、先頭の牧が四球を選び出塁。内山が中前打でつないで無死一、三塁のチャンスを作ると、北村のセンターへの犠牲フライで1点を追加。点差を3に縮めた。

6回、またも先頭の牧主将が四球で出塁すると、「監督に行けたら行けと言われていた」(牧主将)と好判断で二塁へ盗塁。隙をついた盗塁で相手の失策を誘い、三塁まで進んだ。内山も四球で続き、再び無死一、三塁のビックチャンスをつくる。しかし、後続が三振とゴロに倒れ無得点。打線がつながらず、猛追とはならなかった。

 

▲三塁で喜ぶ牧主将。この試合出塁率100%の活躍をみせた

 

6回から登板したのは石田裕太郎(経1=静清)。これ以上の失点は避けたいところだが、7回にソロ本塁打を許し1点を失う。8回はピンチを招きながらも、湯澤卓己(文3=星野)と藤沢真大(法3=仙台第二)が無失点で切り抜ける。しかし、9回に岩本大地(法1=石岡第一)が連続二塁打でだめ押しの一打をくらい、2ー7と差を広げられた。その裏、中前祐也(法1=浦和学院)を代打に送るなどするも三者凡退に倒れ、敗戦を喫した。

 

試合を振り返って、五十幡は「(チームの調子が)いいときはいいけど、悪いときは悪い。その差を縮めなければ」と語った。今季なかなか打線が思うようにつながらない中大。「負けが先行していて、思うような戦い方ができていない」と清水監督ももどかしげだ。この2週間で切り替え、中大らしいゲームを見せてくれることを期待したい。

 

◆試合結果◆

〇東洋大7-2中大●(東洋大1勝1敗)

 

お知らせ

次戦は10月27日に11:30から神宮球場にて行われる対国学大1回戦です。

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部