2023年10月22日 筑波大学
秋リーグ2巡目に入り、ここまで負けなしの中大。初戦では江戸川大学にリベンジを果たし、次の明大戦では接戦を制し1巡目に続き白星をあげている。 今試合の相手は#16栃木俊亮(商3)が「特に注意しなければならない相手」と評した神奈川大。1巡目では72‐79で敗戦を喫しているが、連勝の流れに乗って勝利をつかみたい。
スターター
#0樋口蒼生(文4)、#2内尾聡理(商4)、#11オヌ太郎(商3)、#22島﨑輝(商2)、#25西村慶太郎(経3)
第1Q、序盤互いにファールが目立ち、フリースローで点数を重ねていく。開始1分半でチームファール3回となった中大だが、#22島﨑の3点シュートを皮切りに、#0樋口からのパスを受けた#11オヌの3点シュートが連続で決まり神奈川大を引き離す。そこからさらに#0樋口が体勢を崩しながらもシュートを沈め、バスケットカウントを得る活躍を見せた。対する神奈川大もQ中盤から点差を縮め食らいつき、連続得点で一時逆転される。終盤、中大は連続でフリースローを安定して決め再度リードを奪うも残り10秒のところで相手に3点シュートを許し20‐18で第2Qへ。
第2Q、開始直後に相手の得点で同点となり、序盤は互いに取って取られてのシーソーゲームに。タイムアウト後も#2内尾のナイスアシストで#8喜多陸登(総3)がバスケットカウントで追い上げを図るも、相手がフリースロー3本を沈め3点を追う形に。しかし残り3分に入ったところで、#11オヌのパスから#22島﨑の3点シュートが決まりついに中大がリード。さらに#2内尾の速攻で引き離すと、最後は#11オヌの得点でこのQを終え、38‐32で後半を迎える。
▲#8喜多のバスケットカウントにベンチが湧いた
第3Q、フロースロー2本を安定して沈めた#2内尾が、直後に連続で得点を挙げると3点シュートも決め、神奈川大にタイムアウトを取らせる。中盤以降も中大リードで試合が進行し、神奈川大に連続でバスケットカウントを取られる場面もあったが、#13小川翔矢(法3)、#16栃木の得点などで優勢を維持し57‐48で最終Qへ。
▲外からのシュートも中に切り込むプレーも見せた#13小川
#77宮内柊人(商2)の得点から始まった第4Qだが、序盤は両者チャンスを生かせずなかなか点が入らない展開に。しかし#2樋口が厳しい姿勢からのシュートを決めると、さらに#13小川が連続で3点シュートを沈める。その後は神奈川大のファールが続き、#13小川、#0樋口がフリースローをしっかりものにしていく。終盤#3山本(神奈川大)の連続3点シュートを許す場面も見られたが、流れを譲らなかった中大が72‐62で勝利した。
▲「気持ちを弱く持たないで、強気でいつもフリースロー打つ」と語った#77宮内
#13小川は前回の敗戦を受けて「みんなちょっとは落ち込んだんですけど、絶対リベンジしようという思いがあったので、今日はその思いのまま、きちんと同じベクトルを向いていたので良い試合になった」と今試合を振り返る。後半3点シュートなどで活躍を見せた点については「4Qになって取り戻している感があるので1Qからアジャストできるように次の試合は挑みたい」と本人は満足していない様子だった。また前半の拮抗した試合展開について#77宮内は「絶対点差が離れないっていうのはみんな分かっていたと思うので、そこでどう我慢して差を広げられるかというのをずっと自分たちはうかがっていた」と明かす。相手に反撃の隙を与えず、粘って最終的にリード広げられたことが今試合の大きな成果と言えるだろう。
次戦はいよいよアリーナ立川立飛でのホームゲームを迎える。#13小川は「初めてでどれぐらい人が入るか分からないが、盛り上げて恥のないような試合にしたい」と意気込んだ。ホームの舞台で中大バスケットを存分に見せつける選手たちの姿に期待したい。
◆試合結果◆
〇72中大(20-18、18-14、19-16、15-14)神奈川大62●
(記事:桑沢拓徒、写真:桑沢拓徒、佐藤友香)
X(Twitter)(@chudaisports)
Instagram(@chuspo_report)