2021年5月15日 味の素フィールド西が丘
▼スタメン
GK
猪越優惟(商2)
DF
和田悠汰(経4)
牛澤健(経2)
塩崎悠司(経4)
岡井駿典(法3)
MF
高岸憲伸(文4)→小野寺巧(文3)
高橋一誠(経2)→豊田歩(総3)
坂本康汰(経2)
FW
平尾拳士朗(経3)→新井秀明(経4)
鈴木翔太(文3)→山崎希一(経2)
鎌田蓮(法4)→小島偉央(商4)
▼試合結果
中大1ー1日体大
得点者:坂本(前半16分)
3試合ぶりの勝利を狙う中大は、今節も序盤から試合を動かす。前半16分に高岸がハーフウェーライン付近から前線へ浮き球のパスを供給すると、鎌田が相手と競り、そのこぼれ球に坂本が反応。坂本は足下に収めて相手をかわし、ペナルティエリア手前の中央から右足を振り抜く。ボールはGKにはじかれるも、そのままゴール左へと吸い込まれた。
「落ち着いて一人かわせたのでゴール前で余裕を持てた」と、坂本の今季初ゴールで3節から4試合連続の先制に成功する。
▲先制ゴールの坂本、攻守においてハードワークを見せた
その後は相手のマークに苦しみながらも立て続けにチャンスを創出。同30分、高岸が敵陣中央から右足でミドルシュートを放つが、これは枠の上へわずかに外れてしまう。
続く同34分には和田が前線へ浮き球のパスを送ると、ディフェンスラインの裏へ抜け出した平尾が収める。GKをかわしてフィニッシュの体勢に入るも、相手の寄せに遭ってシュートを放てない。
さらに、39分には坂本が敵陣で相手のパスをカットし、ショートカウンターを仕掛ける。最後は鈴木がペナルティエリア左から右足でグラウンダーのシュートを放つが、GKにセーブされてしまい、得点には至らず。追加点を挙げられないまま1−0で試合を折り返す。
▲シュートを防がれて悔しがる鈴木
後半に入ってもスコアは動かないまま、迎えた後半37分。自陣ペナルティエリア内のルーズボールに牛澤が体を入れて対応し、GKの猪越にキャッチを促す。しかし、相手の厳しい寄せに遭ってこれをうまく収められず。こぼれたところを押し込まれ、痛恨の同点ゴールを許してしまう。
さらに、その直後には自陣深くに相手の正確なスルーパスが入り、FWもこれに反応する。抜け出されると決定機になる場面だったが、塩崎が遅れてのタックルでなんとかこれを阻止。しかし、このプレーに対してイエローカードが提示され、今日既に1枚貰っている塩崎は退場。相手より1人少ない10人での戦いを強いられる厳しい展開となる。
それでも、その後は途中出場の山崎を起点に反撃しつつ、集中した守備で逆転を許さず。試合はこのまま終了し、日体大と勝点1を分け合う結果となった。
▲途中出場の山崎、積極的にドリブルで仕掛けた
終盤に猛攻を受けながら1失点でしのぎ切り、確実に勝点を積み上げた一方、試合はこれで3試合連続の引き分け。早い時間帯に先制するも、勝ち切れないもどかしい状況が続いている。
▼試合後コメント
坂本
ーゴールシーン振り返って
先制点は全然覚えてない。相手来てたんですけど、落ち着いて一人かわせたのでゴール前で余裕を持てたかなと思います。
ー試合中どんなことを考えながらプレーしていたか
3戦連続で勝ちきれていないということで勝ち切ることを意識してたんですけど、今日勝ち切れなかったので、やっぱり練習から勝負のところの意識を変えないといけないかなと思います。
ー次へ向けて意気込み
次節は必ず勝たないといけないと思うので、今日は守り切ったというところはポジティブに捉えて次につなげていきたいと思います。
佐藤監督
ー試合を振り返って
入りのところではこれまで引き分けで、どうしても勝ちたい、勝点3を取りたい、という思いで今週ずっと練習してきたのでそのつもりで入って、最初いい時間帯に点数を取れた。そこから相手のマークがマンツーマン気味に付いてきてそこのところが苦戦したかなと思います。
ーハーフタイムの指示は?
まず修正はディフェンスのところ、最終的にしっかり競り取る。しっかりマークしてる人に付いて、次のところで取れるようにというのが一番だということ。少しできてきたなというところはあったので、そこで相手が少し翻弄され、我々がそこでボールを奪えるようになった。前で潰しにいって、チャンスはあったんでそこで決めれなかったのがちょっとやっぱり痛かったですね。
ー終盤追い付かれてしまったが
ずっとそのパターンなので、そこを打破するために今週は一人一人のプレーのところの見直しをしていかなきゃいけない。決めるやつが決めないとこうなるな、という。
ー具体的にどこを修正したい?
やっぱり得点シーン、しっかり枠にボールを蹴る、ゴールする、というところが一番です。
関東リーグ全試合ブログ更新中!前節の記事はこちらから
記事・写真:「中大スポーツ」新聞部