2022年度 関東大学サッカーリーグ戦2部開幕
いよいよ明日4月3日から関東大学サッカーリーグ戦 2部が開幕となる。昨年度の結果により、東京国際大学と東洋大学は1部へ昇格、立正大学と慶応義塾大学は2部への降格が決まった。また、立教大学とのプレーオフを制した城西大学、そして第54回関東大学サッカー大会の結果により明治学院大学と青山学院大学の3校が2部に参入する。
昨年度の中大
中大の昨年全22試合の内訳は9勝6敗7分とその勝率は約40%。勝ち試合が一番多いにしても勝ち切れていないという印象を受ける。しかし、ゴール数は35(1試合平均1.58点)と東京国際、東洋に次いで三番目に多く得点力に関して不安感が特別あるわけではない。また、失点は27(平均約1.3点)6位と気持ちもう少し抑えたい所ではあるが、特別悪いわけではない。
▲昨シーズン優勝の東京国際大と準優勝の東洋大との比較
今シーズンもまたキーポイントとなるのは「先制点」であろう。先制点をあげた試合の敗戦数はたったの1である。さらに2点リードした試合に関して負けはなく、その勝率も約9割となっている。しかし一方で逆に先制されたときは1勝することしかできず敗戦率は約6割にも及んでいる。また失点は76分から90分に一番多く、佐藤健前監督や選手たちが次々に口にしていた「詰めの甘さ」「もう一歩のところ」が顕著に勝ちきれない原因として表れている。
▲先制点による勝敗の変化
攻撃陣
攻撃陣は昨年7ゴールをあげた山崎希一(経3)や有田恵人(文3)を始め、昨年新人賞を獲得した星野創輝(商2)が中心となっていくであろう。去年はけがにより出場がかなわなかった加納大(経2)や今年入部予定の田中幹大(商1)や持山匡佑(商1)など新戦力も増えることで選択肢に幅が生まれる。
中盤は主力であった髙岸憲伸(水戸ホーリーホック)、堀脩大(カターレ富山)など経験値のある選手が抜けたことでで少し不安を感じるが、田邉光平(法3)など得点力のある選手を筆頭に固められていく。
守備陣
守備陣は対人の強さそしてビルドアップ能力に優れた岡井駿典(法4)、牛澤健(経3)がその経験値の高さを生かし後ろからチームを支えていく。
新体制で臨む今シーズン
今年、中大サッカー部は宮沢正史氏が監督に、中村憲剛氏がテクニカルアドバイザー就任するなど大きく体制が変わる。そして主将としてチームをけん引していくのは昨シーズン唯一スタメンフル出場を果たした岡井だ。遂に明日に控えた東海大との開幕戦(4月3日、14時キックオフ)。1年で成しえなかった1部返り咲きを新体制でものにすることに期待がかかる。
記事・画像:畑京介
データ:Soccer D.B.