2022年10月1日 千葉県総合スポーツセンター東総運動場陸上競技場
▼スタメン
GK
岩瀬 陽(経1)
DF
荒木 遼太(経4)
加納 直樹(総政3)
牛澤 健(経3)
鈴木 登偉(商2)
MF
原 圭佑(商1)
田邉 光平(法3)→ 山﨑 希一(経3)
湯谷 杏吏(経2)
FW
有田 恵人(文3)→ 豊田 歩(総政4)
星野 創輝(商2)→ 勝浦 太郎(総政4)
家坂 葉光(文2)→ 平尾 拳士朗(経4)
▼試合結果
中大1-1城西大
得点者:山﨑希一(後半8分)
約2か月ぶりのリーグ戦は5月以来のスタンドに観客を迎えての一戦となった。現在5位につける中大は、最下位に沈む城西大相手に確実に勝ち点3をつかみ取り、順位を上げていきたい。
「(中断期間中に)いろんな選手を試し、調子のいい選手をピックアップして臨んだ」という宮沢監督の言葉通り、牛澤がリーグ戦フル出場を継続する中、フレッシュな面々がベンチ入り。中でも岩瀬と鈴木はリーグ戦初スタメンを飾った。
▲久しぶりのリーグ戦に臨む中大
試合開始直後の前半2分、牛澤がハーフウェーライン手前から前線に向けて大きく蹴り出し、走り込んだ田邉が受けるも収められず相手の足元へ。競った際のこぼれ球に反応した鈴木が倒され、敵陣左サイドのペナルティエリア手前、直接も狙える位置でFKを獲得した。鈴木が自ら中に上げたクロスは味方に合わずヘディングで阻まれるも、CKを獲得。立ち上がりからチャンスをつくって相手ゴールに迫る。
同9分、今度は相手がチャンスを迎える。見事な連携プレーからゴール正面まで迫られ、シュートを打たれてしまった。しかしここはGK岩瀬が一旦はこぼしたものの確実に抑え、初先発ながら早速安定したプレーを見せた。
攻撃の手を緩めることなく果敢に前に攻め込む中大は、同19分に敵陣右サイドでパスを受けた有田がドリブルを仕掛け、ペナルティエリア内に侵入し決定機をつくる。相手に詰められながらも放ったシュートは相手GKの正面に飛び、得点とはならなかった。
▲積極的なプレーが目立った有田
続く20分には、ゴールに背を向けた状態でボールを収めた星野が相手DFに囲まれながらも反転し、前へ運ぶ。星野から短いパスを受けた家坂は相手を引き付けながら、中央でフリーの湯谷へ。湯谷はエリア手前から右足を振り抜き、ポスト直撃のミドルを放った。
その後も終始中大が優位な立場で試合を進めながらも無得点。スコアレスドローで前半を折り返す。
なんとか均衡を破りたい中大は後半頭から田邉に代えて山﨑を投入した。
後半8分、待望の先制点をもたらしたのはその山﨑だった。家坂の右足でふわりと浮かせたパスに反応した山﨑が、エリア内で後ろから倒されPKを獲得。キッカーは山﨑自らが務め、キーパーの逆を突きゴール左に蹴り込んで先制点を挙げた。
▲PKを決めた山﨑
しかし後半22分、ロングスローの流れから豪快なミドルを決められ失点。試合は振り出しに戻る形となった。
後半24分には相手ゴール前の混戦からキーパーが蹴りだしたこぼれ球を原が、26分には左サイドから中央へ切り込んだ山﨑が連続でシュートを放つも枠を捉えきれず。
▲クロスを上げる家坂
前半と比較して相手の攻撃回数が増え、中大はなかなかシュートまでもっていけず、両者追加点はないまま試合終了のホイッスルが吹かれた。
先制点を奪うも「警戒していた」(宮沢監督)というロングスローからの流れで失点。勝ち越しゴールを奪えず、1-1の引き分けとなった。PKを決めた山﨑は「本来の自分の力を出し切れなかった」と悔しさを滲ませる。
次節の相手は、好調をキープし3位につける日大。勝ち点3差で追いかける相手との重要な一戦になる。1部昇格に向けて残り8試合、一戦も落とせない状況が続く。
▼試合後コメント
宮沢監督
-中断期間中に遠征試合やJ1チームとの練習試合もあったが、どのようなチームづくりをしてきたか
チームの底上げということで、いろんな選手にチャンスを与えながら、いろんな組み合わせを試してきました。
-今日の試合を振り返って
結果的に非常に残念なゲームになってしまいました。勝ち点3が必須でしたが、警戒していたロングスローから失点してしまって、勝ち点2を失った悔しい結果になってしまいました。
-明学戦、鹿島戦ともに決め切ることが課題だということだったが、そこに関しては
ポストに当たったシーンもありましたが、もっともっとシュートを狙っていかないといけないと思います。前半は何回か決定機がありましたが、後半は決定機が特になかったので、そこは課題だと思います。
-新たに試合に絡んできた選手も多くいるが、チーム全体としての勢いはどうか
競争させながら調子のいい選手をピックアップして今日臨みましたが、なかなか上手くいかなかったということで反省材料なので今後に活かしていきたいですし、もっとチームとしての勢いは作っていかないといけないと思っています。相手はそういう勢いのあるチームだったので、そういう相手に対しても勝てるように勢いを持った攻撃をしていきたいと思っています。
-今後に向けて
一戦一戦決勝トーナメントのつもりで準備していきたいと思いますし、勝ち点3を必ず取れるように頑張りたいと思います。
山﨑選手
-今日の試合を振り返って
結果を出すことはできましたが、本来の自分の力を出し切れたかと言われればそうではないかなと思います。
-PKではあるものの鹿島との練習試合に引き続き点を取れたことについて
よかったと思います。結果でチームを勝利に導くという気持ちで試合に入ったので、そこだけはよかったです。
-次節日大戦に向けて
今日引き分けてしまってなかなか厳しい状況になりましたが、優勝に向けて頑張りたいです。
牛澤選手
-久しぶりのリーグ戦となったが、どのような思いを持って臨んだか
この試合の前は5位で、今シーズンは2部優勝を目指しているので、久しぶりの有観客試合ということもあって全員が強い気持ちを持って試合に臨もうという話はしていました。
-今日の試合を振り返って
前半は結構押し込んでいた中で点を取り切れなくて、後半いい形でPKを獲得して点が取れたのはよかったですが、自分たちの隙から失点してしまって、その後点を取って勝てなかったということは今の自分たちの実力かなと思います。
-先制している中で追いつかれる展開になったが、守備面での課題は
スローインやセットプレーなどの時の集中力をもっと高めていかないと、チームとして隙がまだまだあるのかなと思います。
-次節日大戦に向けて
2部優勝に向けて絶対にどの試合も勝たないといけないので、全員が強い気持ちを持って次の試合に挑みたいと思います。
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(記事・写真:琴寄永里加)