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多くのチャンスを作り出すも勝ちきれず。次につながる勝ち点1ー関東大学サッカーリーグ戦1部 第8節 対拓大

2023年6月10日 東京都・中央大学多摩キャンパスサッカー場

スタメン

GK

猪越 優雅(商4)

DF

牛澤 健(経4)

加納 直樹(総4)

倉上 忍 (経1)  →鷹取 駿也 (法1)

長澤 圭剛 (文2)  →常藤 奏(経1)

MF

湯谷 杏吏 (経2)

田邉 光平(法4)

大窟 陽平(文3)→小川 嵩翔(商3)

FW

家坂 葉光(文3)

山﨑 希一(経4)→淵上 涼太(経2)

星野 創輝(商3)→持山 匡佑(商2)

▼試合結果

中大1―1拓大

得点者:家坂 葉光 (前半43分)

 

3連敗中と苦しい状況の中、前節・東国大戦から先発4人を入れ替え臨んだ今節。迎える相手は8位の拓大。多くの観客が見守るホームの地で今季初勝利を目指した。

▲試合前の選手たち

 

最初のチャンスは中大。前半8分、田邉が左サイドからパスをゴール前に入れる。そのボールを星野が落とすと最後は湯谷がシュートを放つ。惜しくも相手GKに阻まれるが、試合開始早々に素晴らしい攻撃を見せる。同13分、中大は右サイドから崩され、ミドルシュートを撃たれるが、猪越がビッグセーブでゴールを死守し、流れを渡さない。

▲攻撃の起点となった田邉

 

一進一退の攻防が続くなか、同20分、相手のクリアボールを湯谷がペナルティエリア外からダイレクトでシュート。このシュートは惜しくもポストにはじかれる。その2分後には、牛澤がゴール前に入れたボールを加納がヘディングで合わせるも相手GKのファインセーブに阻まれる。再三相手ゴールを脅かすも相手GKの活躍もあり、なかなか点を奪うことができない。すると同37分、ゴール前へのロングボールを冷静に流し込まれ先制を許してしまう。一瞬の隙を突かれる形となった中大だが、その7分後反撃に転じる。左サイドからパスで崩し、最後は家坂がペナルティエリア内に切り込みシュート。すぐさま同点に追いついた。そのまま前半が終了し、後半に逆転を狙う。

後半7分、左サイドで山﨑がボールを収めると駆け上がってきた湯谷にパス。湯谷のクロスに長澤がダイレクトで合わせる。しかしこのシュートは惜しくも枠をとらえきれない。序盤はチャンスを作り出すも徐々に前線までボールが回らず押し込まれる展開になっていく。同9分には、左サイドから攻め込まれシュートにつなげられるが、枠を外れ、難を逃れる。

▲途中出場の淵上 

 

流れを変えたい中大は、淵上、小川に加え、直近2試合3ゴールと好調の持山を投入。しかし流れを変えることはできず、相手に連続してチャンスを作られた。中盤でボールを失う回数が増え、主導権を握ることができない中大は、苦しい時間をDF陣中心に何とか耐えしのぐ。同44分、淵上のパスに抜け出した持山がシュートを放つも相手GKにはじかれる。そして、試合は1-1のまま終了。連敗はストップしたものの、リーグ戦今季初勝利を挙げることはできなかった。

しかし、「攻撃の形のところ、フィニッシュのところまでもっていくのは今までで1番良かった」と試合後にキャプテン猪越が話すように、収穫も多く見られた。今季初勝利に向けて、これからの戦いに期待したい。

 

▼試合後コメント

宮沢監督

――試合を振り返って

結果がでなくて残念で悔しいということだと思うんですけど、ある程度のゲームができたと思います。決めきるところで決めていればという、お互いにそういう決定機があったと思うのでどっちに転んでもおかしくないゲームだったと思います。

――先制されてからすぐに同点にしたことについて

そこは成長だと思います。今までだと点とられた後にガクッと落ちてしまったというのはあったと思うんですけどそれを跳ね返して1点取り返したっていうのは選手たちに成長を感じています。

――左サイドでの連続した攻撃について

相手の分析のところで狙いどころではあったと思うんですけど、連携しながら相手の背後をとりにいけていたのでそこで決めきれていればというところですね。

――次節・東海大戦へ向けて

まだ勝利がないので初勝利とれるようにいい練習していきたいなと思います。

 

猪越選手

――試合を振り返って

まだまだ足りない部分が多いゲームだったかなと思うんですけどね、まあ試合を追うごとに良くなってきているしチャンスも作れていたので、もう1個こだわるところというのが守備でも攻撃でも必要なのかなと思います。

――同点に追いついてからの展開について

あそこの一連の流れのところで2点、3点ととっていきたかったんですけど、後半は特にバックライン、中盤4枚が粘り強くやれたので、まあよかったですけど、あれを勝ちに持っていくのにはまだまだ足りないので突き詰めていきたいなと思います。

――今日の収穫について

攻撃の形のところ、フィニッシュのところまでもっていくっていうのは今までで1番よかったんじゃないかなと思います。あとセットプレーで失点しなかったのはすごいチームにとってはプラスかなと。

――次節・東海大戦へ向けて

苦しい状況っていうのは変わんないんですけど、まず1勝を目指してチーム全体で1週間いい調整していきたいと思います。

 

関東リーグ全試合ブログ更新中!前節・東国大戦の試合記事はこちらから

 

(記事:山口周起、関拓斗 写真:吉田弥生、大澤晶)