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リーグ戦首位のチームに惜しくも敗戦ー関東大学サッカーリーグ戦1部 第11節 対筑波大

2023年7月22日 東京都・中央大学多摩キャンパスサッカー場

スタメン

GK

猪越 優惟(商4)

DF

牛澤 健(経4)

長澤 圭剛(文3)

石橋 衡(文3)

鷹取 駿也(法1)

MF

湯谷 杏吏(経3)

田邉 光平(法4)

小川 雄輝(文1)

FW

山﨑 希一(経4)→加納 大(商3)

田中 幹大(商2)→家坂 葉光(文3)

星野 創輝(商3)→山本 航生(商4)

 

試合結果

●中大1―2筑波大〇

得点者:星野 創輝(後半26分)

 

昼の暑さが徐々に薄れゆく18時にキックオフした第11節・筑波大戦。今節はリーグ戦折り返しを迎える節目の試合であると同時に、アミノバイタルカップでは勝利を収めた筑波大が相手であった。2連敗はできない筑波大とリーグ戦最下位という現状を打破したい中大の両者負けられない戦いとなった。

▲リーグ戦初スタメンとなった小川

 

最初のチャンスは前半4分、ピッチ中央で田中が相手ボールを奪い、田邉にパス。田邉は筑波大選手の間を華麗に抜け、右サイドにボールを進める。ゴール前の星野にパスをし、星野がシュートを打つが、惜しくもオフサイドであった。その後も中大がボールをキープし、シュートにつながるシーンもいくつもあったが、どれもゴールに至らず悔しいシーンが続く。そんな中、同24分、相手のスローイン後、左サイドからのクロスにゴール前で合わせられ先制点を許す。

▲多くのチャンスを作った田邉

 

巻き返したい中大。シュートを幾度となく狙うが、どれも入らず厳しい状況が続く。前半が終わるかと思われた同45分、湯谷が左サイドからロングパスを田邉に送り、ヘディングでゴールに押し込もうとするが合わず、惜しくもゴールの外にボールがいってしまい、このまま前半は終了した。

 

後半も前半と流れは変わらず、チャンスはあるものの決めきれない展開が続く。後半も折り返しを迎える中、後半26分、田中に替わり家坂が投入されると、直後の同28分には左サイドでボールをもらった鷹取が右サイドにパス、長澤がクロスを折り返し、最後は星野がゴールを決め、同点に追いついた。同33分、中大は星野に替わり山本を投入、続けて同39分には山﨑に代わり加納を投入して、攻めの姿勢を作り、逆転を狙う。

▲喜びを分かち合う選手たち

 

しかし両チームチャンスをものにできず、同点のまま試合を終えるかと思われた同43分、コーナキックからこぼれ球を押し込まれる形で失点。試合終盤で痛恨の追加点を許してしまった。そしてこのまま試合は終了し、第11節・筑波大戦は惜しくも敗戦という形で幕を閉じた。

 

試合後、宮沢監督が「得点を奪えるように、チームも個人も成長させていきたい」とコメントしていたように、全体的に得点力に課題が見えた1戦だった。次節・法政戦は後半戦の初戦となる試合だ。今戦の反省をどう次につなげるか、後半戦に期待したい。

 

試合後コメント

宮沢監督

──今日の試合を振り返って

筑波さんは今リーグ戦で無敗で、首位のチームということなので、そういうチームに対して、やっぱりアミノバイタルで勝ちましたけど、我々はリーグ戦まだ最下位なので、 強い意志を持って勝つ意志というものを全面に出して、筑波を倒しに行こうという話をして送り出したんですけど、前半、後半通して後半特にそうなんですけど、相手にも自分たちのサッカーができて一時は同点に追いついたんですけど、最後は残念ながら負けてしまった。とても悔しいですね。

──リーグ前半戦を総括して

そうですね、1部の戦いで、アジャストする時間が、やっぱり長かったなっていうとこですね。あまり1部の強度であったり、質であったり、そういう部分で慣れっていうのが必要だったんですけど、そこはちょっと、時間かかりすぎたなっていう印象ですね。結果として最下位なので、後期はこれを結果につなげていきたいなっていう風に思っています。

──総理大臣杯にむけて特に改善しなくてはいけないことについて

得点力ですね。得点を奪えるように、チームも個人も成長させていきたいなっていうところと、あとは、 セットプレーの守備のところで失点が多いので、そこの練習はしていかないといけないかなっていう風に思っています。

──次節・法政戦に向けて

はい、もう一巡しましたので、結果は伴ってない状況なので、一旦リセットして、後期に向かいたいなという風に思ってます。あの法政戦、前期は悔しい負け方をしてるので。借りを返せるようにまた頑張っていきたいなと思ってます。

 

猪越選手

──試合全体を振り返って

内容は良かったんですけど、結果がついてこなかったって感じでした。みんな戦ってたし、ほんとにいい内容だったと思いますけど、最後のところが甘かった。守るところだったり、そこが甘いから結果がついてこないのかなっていう風に思います。

──現在厳しい試合が続いているが、チーム状況をキャプテンとしてみてどう思っているか

そうですね。悪い訳では無いですし内容も、前回は良くなかったんですけど、今日は立て直すことができたし、そんなに悲観する必要は無いのかなというふうに思います。さっき言ったように最後にゴールを守るところだったり、とめきるところを突き詰めて行ければ、後期は結果がついてくると思っているので、ちょっと我慢して戦っていくしかないのかなと思います。

──次節・法政戦に向けて

前期、一勝しか出来なくて勝ち点5っていう結果で終わってしまったので、後期の初戦ということもあるし、この5連戦の真ん中ですごい大事な試合だと思うので、なんとしても勝って、いい勢いでそのあとの試合もものにしていきたいと思います。

 

小川選手

──試合全体を振り返って

リーグ戦で初スタメンとして試合に出て結果が全ての世界で今日は負けたのでとても悔しいです。

──自分の得意なプレーはどのくらい出せたか

疲れていない時には得意としているスルーパスなどをできたが自分の課題である疲れてきた後半時にプレーに絡むことができなかったです。

──次節・法政戦に向けて

前期が終わり後期1発目なのでここで勝てるように準備したいと思います。

 

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(記事:大澤晶、写真:石井悠樹、工藤綺乃)

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