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逆転でつかみ取った連勝-第99回関東大学サッカーリーグ戦1部 第2節 慶大戦&第3節 東海大戦

▼試合結果


2025年4月16日 東京都・中央大学多摩キャンパスサッカー場

JR東日本カップ2025 第99回関東大学サッカーリーグ戦1部 第3節
中央大学 東海大学
中大得点者:松永 琉汰(前半36分)、武本 射雅(後半32分)、持山 匡佑(後半41分)

 

▼スターティングメンバー
GK 岩瀬 陽 経4 興國高
DF 常藤 奏 経3 興國高
DF 中光 叶多 商2 サンフレッチェ広島ユース
DF 16 西岡 隼平 経2 興國高
DF 25 松永 琉汰 経4 広島皆実高
MF 15 藤井 日向 商4 関東第一高
MF 17 長田 叶羽 商1 ガンバ大阪ユース
MF 18 杉山 耀建 国経4 狭山ヶ丘高
MF 23 新 鉄兵 商3 東京ヴェルディユース
FW 北浜 琉星 経3 アビスパ福岡U18
FW 10 持山 匡佑 商4 静岡学園高
▼選手交代
北浜 琉星 11 田中 幹大(商4) (後半20分)
23 新 鉄兵 古川 大洋(経2) (後半27分)
15 藤井 日向 14 尾川 丈(商2) (後半27分)
18 杉山 耀建 武本 射雅(経4) (後半27分)
10 持山 匡佑 19 遠山 湧斗(経3) (後半42分)

 

二度のビハインドにも屈せず


第2節・慶大戦から中三日。連勝をかけて、今季初の中大グラウンドでの一戦に臨んだ中大。平日ナイターの試合にも関わらず、多くの人が会場に詰め掛けた。

注目のスタメンでは前節・慶大戦から替わって4年生の松永がセンターバックの一角に入り最終ラインを形成した。

試合は開始早々、前半3分に動く。中大は相手にロングボールを入れられると、そのまま裏に抜け出されて失点。中大は早々に追いかける展開となった。だが、GK岩瀬の活躍でその後の失点は許さない。同21分にはペナルティエリア付近からの相手のミドルシュートに対し、岩瀬が左手一本で反応しセーブ。同22分に攻勢に出ると、常藤のパスに抜け出した新が右サイドからクロスを供給する。惜しくも味方には合わないがゴールに迫るシーンを創出する。

ついに中大が試合を動かしたのは同36分。コーナーキックのこぼれ球に松永がいち早く反応し、ゴールに押し込んで同点とする。試合当日の朝にスタメンであることを知らされたという松永の貴重な得点となった。前半終了間際の同45分、バックパスのミスから相手との1対1の大ピンチを迎えるが、ここも岩瀬が好セーブでチームを救い、前半を1―1で折り返した。

▲コーナーキックからゴールへ押し込み同点弾を挙げた松永

逆転を狙い後半に臨むが、後半7分に相手フリーキックの折り返しをニアで合わされ、痛恨の失点。再びリードを許す展開となった。苦しい状況となった中大は逆転を目指し攻め続ける。同13分にコーナーキックのキッカー持山からの鋭いボールに西岡が反応するも、このボールには合わせることができない。6分後には左サイドからのクロスに常藤が飛び込むもシュートは枠を捉えられない。さらに攻勢を強めたい中大は、同20分に北浜に代えて田中を投入。さらに同27分には藤井、杉山、新を下げ、武本、尾川、古川を同時投入。そしてこの交代選手たちが見事に試合の流れを変える。

▲途中出場でアシストを記録した田中

同32分、右サイドで田中のパスに武本が反応。カットインから左足を振り抜いてゴール左隅へ流し込み、待望の同点弾を挙げる。そして中大の勢いはここで止まらなかった。

同41分、カウンターから田中が持ち上がり持山にボールを預ける。切り返して相手をかわすとペナルティエリア外からの一撃をゴール右隅に叩き込み、値千金の逆転弾を決める。今季10番を背負うエースが土壇場でチームを救った。

後半アディショナルタイムも緊張感のある展開が続き、同46分には相手のフリーキックがバーを直撃。1分後にも左サイドからの猛攻からシュートを放たれるも、GK岩瀬が好セーブでチームを救った。

試合はそのまま3―2で終了。粘り強い戦いで勝ち切り、価値ある勝利を手にした。GK岩瀬のビッグセーブ、交代選手たちの活躍、そして新10番の一撃が勝利を呼び込む一戦となった。

▲逆転弾を突き刺した持山

今季の中大の強さを示す一戦となった今回の試合。初スタメンで勝利に貢献した松永は「自分の力で試合に出続けてリーグ優勝に貢献出来れば」と目標を語った。これまでのリーグ戦3戦8発と得点力が際立つ中大。第3節の結果でリーグ戦2位に浮上した中大は次節、昇格組の日体大とアウェイで対戦する。

 

▼試合後コメント


DF 松永 琉汰選手

-試合を振り返って

自分のミスから失点してしまって苦しい展開でしたが、自分でしっかり点を取り返して、その後、前線の選手たちが頑張ってくれて逆転できて良かったなと思います。

-リーグ戦自身初スタメンで試合前に考えていたことについて

特に緊張とかはなくて普段通りのプレーをしようと考えてました。

-どのタイミングでスタメンと知ったか?

今日の朝です。逆に緊張しなかったというのもあるのかなと思います。

-これからの目標、意気込みについて

ラッキー、運みたいな感じで今日の試合出れたんですけれども、自分の力で試合に出続けてリーグ優勝に貢献出来ればと思います。

 

FW 持山 匡佑選手

-試合を振り返って

早く先制されて、(松永)琉汰が初めてメンバーに入って、自分的にはしょうがないかなという感じで琉汰には声をかけたんですけど、前半で1点返せたのが大きかったかなと思います。

-自身の得点シーンを振り返って

本当に今日はプレーが自分的に悪かったので何もできなくて、最後にあそこで決められて良かったかなと思います。

-キーパーの前でバウンドさせたのは狙い通り?

そうですね。ちょっと落とすように打ちました。

-チームとして失点しても取り返せる自信は感じるか

そうですね。前線にいい選手は揃っているので、そこで取り返せているのかなと思います。

-失点しても焦りはない?

少しはありますけど、切り替えてやるしかないという感じです。

-次節・日体大戦に向けて

課題が残る試合だったので修正して、次戦も勝てるように頑張ります。

 

(記事:山口周起、野田将吾 写真:山口周起、野田将吾)

 

▼次戦情報


4/19(土)11:00 第4節 vs日本体育大学 @日本体育大学 横浜・健志台キャンパスグラウンド