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インカレ2日目!盤石な攻撃で相手を圧倒しヤマ場の3回戦へー高松宮記念杯男子65回全日本学生選手権大会 対京産大

2022年11月4日 愛知・スカイホール豊田

インカレ2日目。1回戦を順調に勝利した中大は京産大と対戦。序盤に油断からディフェンスが乱れる場面はあったものの、すぐに修正し攻守で相手を翻弄。最終的に38-27と1回戦同様点差を大きくつけて勝利し、連覇へまた一歩近付いた。

▲試合前に円陣を組むメンバー

試合は中大ボールでスタートすると、上山陽平(総3)が先制点を獲得する。直後、相手に7㍍スローを与えてしまい同点に追い付かれるも、久保寺歩夢主将(文4)が、相手のパスをカットして持ち込むなど、中大の持ち味である守りからの速攻を発揮。その後も攻撃では伊禮雅太(法3)がゲームを作り、上山、瑞慶山充貴(法2)がサイドから得点を重ねて相手を突き放していく。6点差が付き中大ペースに思われた前半19分、相手に再び7㍍スローからの得点を許すと、ここで中大側からタイムアウトを要求。実方智監督が「こんな試合やってたら明日の試合負けるぞ」と緩みの見えたメンバーを鼓舞すると、再び選手たちにスイッチが入る。すると「一言だけ喝を入れたらみんないつも通りやれるようになったので、途中から中大らしい攻撃とディフェンスが出来るようになった」(実方智監督)と語るように攻守で遺憾なく実力を発揮。終盤には泉本心(法2)、蔦谷大雅(法4)の連続得点もあり、19-12と大きなリードを奪って前半を折り返す。

的確な指示でゲームメイクをする伊禮雅

迎えた後半。先制こそ京産大に許すも蔦谷、瑞慶山、上山が連続得点を決めて9点差まで広げる。後半10分過ぎからは蔦谷日向(法2)、伊禮楓雅(法1)など若手も出場。サイドからは安藤隆良(経3)も得点に貢献し得点を量産。さらに伊禮楓は後半17分、7㍍スローのチャンスで2回転のフェイントからシュートを放ち見事ゴール。1回戦同様「魅せるハンドボール」を体現し会場を盛り上げた。その後も全員ハンドボールで得点を重ねていき、最後は安藤がシュートを決めて38-27で試合終了。「内容としてはまあまあ」(実方監督)と評価しながらも、3回戦に向けて弾みをつける結果となった。

▲2回転のフェイントから強烈な7㍍スローを放つ伊禮楓

ここまで大量得点で勝利を収めてきた中大が次に対戦するのは大体大。昨年のインカレでは決勝で戦い、実方監督も「事実上の決勝になる」と考えるほどの強敵だ。この試合全てのシュートを得点に繋げた瑞慶山は「相手もリベンジという強い気持ちでくるので、そこに負けずにしっかり自分たちの持ち味である中大らしいプレーができるように頑張っていきたいと思う」と意気込む。連覇に向けてのヤマ場と言える大体大戦を乗り越えることが出来るのか注目だ。

◆試合結果◆
〇中大38 (19-12、19-15)27 京産大●

◆コメント◆
瑞慶山充貴選手
──前半のタイムアウトの際、監督からどんな言葉がかけられたか
気持ちが入ってないと喝が入れられて、そこからみんなしっかり気持ちを入れてやってくれたので良かった。

──自身のプレーについてはどうだったか
全部決めることができたので、明日もしっかり相手の対策をしながら自分の持ち味を出せるように頑張っていきたい。

──明日以降に向けての意気込み
去年の決勝で当たっている相手なので、相手もリベンジという強い気持ちでくるので、そこに負けずにしっかり自分たちの持ち味である中大らしいプレーができるように頑張っていきたい。

(記事:立花拓暉、写真:片岡芹菜)

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