2023年10月1日 国士舘大学多摩キャンパス
秋季リーグ最終戦。ここまで6勝2敗の中大は国士大と対戦。前半は「ディフェンスが取られすぎたかなというのと、ノーマークシュートを4本ぐらい外したのが響いて同点だった」(実方監督)と振り返るように14-14と点差をつけられなかったが、後半はそこを修正して19点を獲得し、見事勝利。秋季リーグを2位で終えた。
▲長谷川惣唯(法1)の得点に沸く選手たち
国士大先攻で試合はスタート。扇谷蓮(商3)、伊禮雅太(法4)、池間飛勇(文4)らの2連続得点など、序盤から積極的に攻めるも、パスミスから相手ボールになるなどなかなか点数を追い越せない。そんな中、野上遼真(総4)の好セーブや、監督が「この秋リーグで飛び抜けて活躍してくれた」と評価する髙橋侑吾(文3)の7㍍スローを3回全て決める活躍により点数を重ねていく。しかし、「前半は自分たちのシュートミスで接戦になっていた」(伊禮雅)と話すようにシュートミスやパスミスが目立ち、点差を広げることができず14-14の同点で前半を終える。
▲秋季リーグで大活躍を見せた髙橋
後半は国士大の先制点から始まったが、直後に伊禮颯雅(法2)、扇谷が連続で得点を決め、中大が勢いに乗る。前半終了後の監督からのアドバイスによってディフェンスを強化し、前半で多かったシュートミスを減らして6点連続で決める場面もあり、攻守ともに安定したプレーを見せた。国士大に連続得点を許さず扇谷、伊禮雅、伊禮颯、高橋らによる多種多様な攻撃で中大が点を重ねていき、大きくリードを広げたまま33-27で試合終了。秋季リーグ最終戦を終えた。
▲シュートを打つ扇谷
今回の秋季リーグでは優秀選手賞に伊禮雅、髙橋が選出され、監督も「(髙橋は)この秋リーグで飛び抜けて活躍してくれた」と評した。また、優秀新人賞には伊禮颯が選ばれた。
今回のリーグ戦についてキャプテンの伊禮雅は「2位という悔しい結果になってしまったが、(泉本)心(法3)がいない中でも戦えるチーム層になってきたので、一つステップアップできたと思う」と話し、6戦目からエースの泉本が不在の中チーム層が厚みを増していることが伺えた。
また、3連覇を懸けたインカレに向けて伊禮雅は「優勝することを一番の目標にして、チーム全体で楽しくハンドボールができたらいいなと思う」と話し、監督は「連覇できるメンバー。トーナメントでノーマークシュートをたくさん外すと1点差で負けたりするので、しっかり1点差勝負で勝ち切れるように練習をしていきたい」と語った。
連覇の肩書きを背負いインカレに挑む中大ハンドボール部。秋季リーグを通じてより成長したチームをインカレで観られることに期待したい。
◆試合結果◆
〇中大33(14-14、19-13)27国士大●
◆お知らせ◆
秋季リーグは全試合終了いたしました。
(記事:今村志歩、片岡芹菜、写真:片岡芹菜)
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