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接戦を制し悲願の4連覇達成!!ー全日本学生ハンドボール選手権 対大体大戦

2024年11月10日 広島県立総合体育館(広島グリーンアリーナ)

インカレ最終日で迎えた決勝の舞台。中大は力強い攻撃と安定感のある守備でここまでの4戦を勝ち抜いてきた。最後の相手は昨年のインカレ準決勝で対戦し、しのぎを削った大体大。両者の激しい攻防が続き拮抗した場面もあったが、リードを守りきり、37ー35で試合終了。見事インカレ優勝を果たし中大史上初の4連覇を達成、昨年の連覇記録をさらに塗り替える結果となった。

▲優勝を喜ぶ中大ハンド部

前半、伊禮颯雅(法3)が「ディフェンスから自分たちのリズムを作っていこうという話をした」と言うようにGK石田龍之介(法1)が相手のシュートをセーブし、その直後に髙橋侑吾(文4)がサイドシュートを決め、中大に流れを引き寄せる。今試合での髙橋の活躍は目覚ましく、扇谷蓮(商4)、伊禮らのアシストで鮮やかにサイドシュートを連発した。泉本心(法4)は終始マークされていたが、相手の守備に屈することなく、ゴール真正面からシュートを放った。中大は試合を有利に進め、18-15で前半を折り返す。

▲7㍍スローを打つ髙橋

後半、開始早々に髙橋がゴールを奪い、それに蔦谷日向(法4)が続いて連続得点、6点差に持ちこむ。しかし決勝の舞台、互いにここまで勝ち進んできた相手も流れを譲らず一度は同点に追いつかれ、緊迫した試合展開となる。そんな中試合の空気を大きく変えたのは2人のGK石田、風呂内海渡(文4)だった。石田はビッグセーブを連発し風呂内も相手の7㍍スローを止めてみせる活躍でチームは一気に流れに乗る。髙橋、扇谷、伊禮、泉本、蔦谷によるどこからでも点を奪う多様な攻撃で相手を翻弄し再び点差を開いていき最後は37ー35で試合終了、粘り勝った中大がインカレ優勝を掴み取った。

▲勝利の喜びを分かち合う風呂内、扇谷

今回のインカレでは、優秀選手賞に髙橋、伊禮、泉本が選出された。また、中大ハンド部を4連覇へと導いた実方智監督は優秀監督賞に選出された。

今大会優勝を受け4年生は現役中インカレ無敗という結果となり、主将である泉本は「完璧です!みんな大好き!」と笑顔で喜びを語った。

▲主将としてチームをけん引した泉本

また、実方監督は「やっぱりうちはディフェンスが強いんです。6人のディフェンスに加えて(GKの)7人目のディフェンスがあって本当に良かった。攻撃もみんな点が取れる、シュートが決まる率はうちが一番高いと思う」とチームを大絶賛。加えて「男子のハンドボールの連覇記録は(最高で)4連覇まで、それを超えていきたい」と来年に向けてさらなる意気込みを語った。

▲優秀選手賞を受賞した伊禮、泉本、髙橋

4連覇を達成し大躍進を遂げた中大ハンド部。さらなる進化の兆しを見せる彼らから目が離せない。

◆試合結果◆
〇中大 37(18ー15、19ー20)35 大体大

◆お知らせ◆
今大会での活躍により12月4日からエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)で開催される第76回日本ハンドボール選手権大会への出場が決定しました。

(記事:今村志歩、福島佳那子 写真:山崎あきこ、片岡芹菜、佐伯真生、今村志歩、福島佳那子)

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