• Twitter
  • facebook
  • instagram

4連勝も守乱で課題の残る一戦にー東都大学準硬式野球春季リーグ戦 対帝京大2回戦 

2021年4月25日 上柚木公園野球場

前日、4ー0で勝利した帝京大と2日連続の対戦となった今日の試合。4回までに4点を取るも5回に4点を取り返され同点に追いつかれる。その後、6回に相手のミスが絡み1点を勝ち越し、そのまま逃げ切り勝利。しかし、試合後のミーティングで池田監督は「基本が出来ていない」と選手に苦言を呈し、課題の残る一戦となった。

 

中大の先発は石井竜弥(商2)。初回にいきなり先頭打者を出すも、相手の走塁エラーなどが絡み初回を3人で締める。その裏、前試合で2本の本塁打を放ち、打撃絶好調な幸喜健太郎(商3)の右二塁打などで1死三塁のチャンスを作ると、今日3番DHでスタメンの林部庄吾(商4)の左適時打で幸先よく先制する。「自分の与えられたポジションを全うしようとバッティングに集中できた」と林部。続く2回にも藤森晃希(経3)の中前適時打、幸喜の左越適時二塁打で2点を追加、4回にも藤森の遊適時内野安打で1点を追加し序盤を中大ペースで進める。

 

2打点の活躍を見せた藤森

 

しかし5回、ここまで無失点で帝京打線を抑えてきた石井が突如つかまる。1死をとってから3連打を浴び満塁のピンチを招くと、帝京大の3・4番に連続タイムリーを浴び同点に追いつかれてしまう。ここで投手を近野佑樹(法3)にスイッチ。「出て一つ一つアウトを取るだけ」とマウンドに臨んだ近野。直後の打者に死球を与えるも後続をきってとり、追加点は許さなかった。

 

「肩はもう大丈夫」と近野。エースの完全復活に胸が膨らむ

 

6回も0に抑えた近野。その裏、中大は1死二塁のチャンスを作ると、鞍田新(文3)が三塁線へ絶妙なバントをきめ、これが相手のミスを誘い二塁ランナーが生還し勝ち越しに成功。その後。7・8回を近野、9回を林部が0で締めゲームセット。2日続けて帝京大に勝利し、4連勝を飾った。

 

池田監督が「今後クローザーとして起用する」と明言した林部 

 

しかしこの試合は勝利したものの、守備に課題を残す1戦となった。それは4回と5回に出た。まずは4回1死走者無しの場面、相手打者が内野フライを上げるも、捕手・二塁手・一塁手がお見合いをする形となり落球。次に5回1死走者無しの場面、相手打者が一塁線へバント。これを一塁手が捕球するもトスをベースカバーに入った投手に直接投げてしまい一塁セーフの判定に。さらに1死一二塁とピンチが広がった場面で相手打者の一塁へボテボテの当たりで一塁手が捕球するもこれもトスをベースカバーに入った投手に直接投げてしまい一塁セーフの判定に。これによりピンチがさらに広がり、5回の相手の同点劇へと繋がってしまった。このプレーについて池田監督は「トスはベース上に投げないといけない」と苦言を呈した。こういった小さなミスというのは大量失点につながりかねない。基本を忠実に、勝って兜の緒を締める。

 

◆試合結果◆

チーム 123 456 789=計

帝京大 000 040 000=4

中 大 120 101 000=5

 

◆お知らせ◆

次戦は5月20日、ダイワハウススタジアム八王子にて行われる春季リーグ対国士大2回戦となります。  試合開始は9時30分を予定されています。

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部