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中盤まで接戦も終盤に崩れ痛い敗戦―東都大学準硬式野球秋季リーグ戦 対帝京大2回戦

10月5日 上柚木公園野球場

 

先月27日の専大戦第1回戦を落とした中大。もう1敗もできないところであったが、流れを引き寄せきれず、秋季リーグ戦2敗目を喫した。

 

先発は、秋季リーグ戦初先発の石井竜弥(商1)。「全力で1球1球投げることを意識した」という言葉通り立ち上がりを3者凡退で抑える。1回裏の攻撃は、二死から安打と死球で塁を埋め満塁とする。流れを引き寄せる絶好の場面であったが、6番友田真志(商3)の放った打球は一飛とチャンスをものにできなかった、2回3回と石井は危なげないピッチングを披露し味方の援護を待つ。

 ▲0に抑え吠える石井

3回裏に均衡した試合が動く、この回先頭打者の羽渕達哉(商2)、続く中森至(経1)の連続安打と佐藤龍之介(商2)の犠打で1死2,3塁の場面を作る。チャンスで4番伴野匠(経2)がスクイズを決め1点を先制する。先制点で一気に流れを引き寄せたい中大だったが、石井は4回表に味方の失策と死球でピンチをつくる。抑えたいところであったが、8球目をセンター前に運ばれ1点を失う。試合は振り出しに戻る。

▲先制点を決めた伴野

1点を失った石井ではあったが、その後は切り替え5、6回を0に抑える。7回からは石井と同じ浦和学院高校出身のエース近野佑樹(法2)にマウンド託す。チームのピンチを何度も救ってきた近野だったが、7回表に先頭打者に右安打を放たれる。続く打者を味方の失策で出塁させ無死1、2塁の場面をつくる。その後、後続の打者を中飛で抑え1死1、2塁。ピンチの場面で痛恨の死球で満塁とする。何としても抑えたいところだったが、2点適時打を放たれリードを許す。

8回裏には先頭打者の伴野が左安打を放ち、友田も続き1、2塁のチャンスをつくる。今試合途中出場の林部庄吾(商3)が適時打を放ち1点差と迫る。しかし、近野は9回表にも安打と四球で塁を埋められ2点を失う。何としても負けを阻止したいところであったが、反撃及ばず、5-2で敗戦した。

▲7回痛い失点をしたバッテリーと盛り上がる相手ベンチ

前試合の敗戦から期間が少し空いていただけに、悪い流れを断ち切り勝利を収めたいところであった。痛い敗戦ではあるが、収穫もある。先発石井は、初先発ながら6回1失点と結果を残した。次戦は1回戦で敗戦した専大だ。まずは目先の1戦に勝利し流れを中大に引き寄せ、リーグ戦最終カードに挑んでいきたい。

 

◆試合結果◆

チーム 123 456 789 計

帝京大 000 100 202 5

中 大 001 000 010 2

◆お知らせ◆

次戦は10月10日(土)、上柚木公園野球場にて行われる秋季リーグ戦の対専大2回戦です。試合は12時45分開始予定です。

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部