2021年9月19日 川崎とどろきアリーナ
昨年は中止となった今大会。3回戦までは危なげなく勝利をし、全日本進出を決めたが、決勝戦では筑波大との死闘の末に敗戦。2016年以来の優勝とはならなかった。
▲表彰式後の今大会メンバー
前回大会準優勝の中大は1回戦がシード。2回戦からの参戦となった。初戦の東京電機大戦、先鋒の池田龍ノ介(法2)、次鋒の小畔直(法1)が勝利を収めて流れをつくると、6-0で勝利。いい形でスタートを切った。
その後も順調に勝ち進むと山場となったのは準々決勝の日体大戦。3回戦から先鋒を任された川崎陽也(商3)、井上達登(経4)が引き分け、五将の小畔が試合開始から3分30秒になろうというところで、フェイントを入れてタイミングを外し、相手が困惑する瞬間に鋭くコテを打った。日体大戦のスコアは1―0、小畔のコテが決勝得点となり中大は勝利を収めた。
準決勝は立大に4-0で勝利。迎えた決勝は筑波大との対戦。いつものように筑波大戦は死闘が繰り広げられた。先に得点を取ったのは中大。先鋒の川崎が黒川(筑波大)のメンに合わせてドウを返して先攻すると、立て続けにドウを決めて二本勝ち、最高のスタートを切る。すると次鋒戦では小畔が米田(筑波大)に勢いのあるメンを決められて敗戦。振り出しに戻される。以降、中大の中心選手の黒木裕二郎(商4)は過去の対戦でも熱い戦いを繰り広げてきた重黒木(筑波大)を相手に引き分け、2年次に全日本インカレ3位の実力者、山崎将司(商4)も引き分けるなど、1-1のまま大将戦に勝敗が委ねられた。中大の大将、清家羅偉主将(法4)は試合開始2分、森山(筑波大)の素早い動きから、コテを取られ先攻される。追いつけば本数勝負で勝利となるが、その後は決められないまま時間が進み、終盤に攻め立てるも再びコテを決められ、2本負けを喫した。
清家主将は試合後、「負け方が負け方なのでとても悔しい気持ちでいっぱいです。実力不足を感じましたが、課題も見つかったので他大学に負けないように全日本まで1カ月間精進していきたいです」とコメント。2018年から続く連覇を継続させられるか、男子剣道チームの全日本3連覇に期待したい。
◆大会結果◆
①筑波大
❷中大
③立大、日大
◆試合結果◆
※()は本数
決勝
- 中大1(2)-2(3)筑波大〇
川崎 ドドー 黒川
小畔 ーメ 米田
井上 × 田城
池田 × 寒川
黒木 × 重黒木
山崎 × 大平
清家 ーココ 森山
準決勝
○中大4(6)-0(1)立大●
川崎 × 山平
小畔 コー 五十嵐
井上 × 大埜
池田 ドメー 久保田
黒木 ドー 細渕
山崎 コ×メ 鈴木
清家 メー 中嶋
準々決勝
○中大1(1)-0(0)日体大●
川崎 × 西口
井上 × 藤島
小畔 コー 山本
池田 × 新谷
黒木 × 棗田
山崎 × 貝塚
清家 × 百田
4回戦
○中大4(6)-1(3)大東大●
川崎 メー 武田
池田 メ×コ 井上
小畔 × 友野
井上 ーコ 小林
黒木 メ ー 長澤
山崎 メ ー 佐々木
清家 メメ ー メ 麻生
3回戦
○中大4(5)-1(2)拓大●
池田 メドー メ 内田
小畔 ドー 前嶋
井上 × 久保
及川拓(商3) × 臼倉
黒木 ー ツ 大島
山崎 メー 本松
清家 メー 竹内
2回戦
○中大6(11)-0(1)東京電機大●
池田 メー 麻田
小畔 メコー 佐藤
中山寛大(文3)メー 沼口
井上 メ × メ 臼倉
黒木 メメー 武田
山崎 メメー 酒井
清家 メツー 長嶋
1回戦
中大シード
記事:尾又賢司
写真:剣道部より提供
※記事更新が遅れましたことをお詫びいたします