2021年10月2日 非公開
悲願の日本一を目指す中大。初戦では安定したプレーを見せ快勝したものの、今試合では終始追いかける形となり、厳しい戦いの末に惜敗となり、ファイナル4への進出は他校の動向に委ねる結果になった。
第1クオーター(Q)のフェイスオフは慶大が勝ち取り、中大はディフェンスからスタート。中大は相手の攻撃をクリアし、オフェンスに切り替えたかったが開始4分ごろにグランドボールを取られ、ショットを決められ1失点。取り返したかった中大だったが流れを掴むことができず、終盤に相手の追加点を許し0-2で1Qを終える。▲ディフェンダーの#55丸山愛斗(経4)
続く第2Qには開始2分で#5宮内孝太(文4)がショット成功し1点差に迫る。その後も相手の攻撃に対して堅い守りを見せ追加点を許さない。終盤には#51佐藤怜(商4)がショット成功し、同点に追いつき、2-2の振り出しに戻し前半戦を終える。▲同点ショットを決めた#51佐藤と喜びを分かち合う選手たち
振出しに戻った後半戦の3Q、中大は一気に逆転まで持ち込みたかったが、中大側のルーズボールプッシングによるファールでボールは慶大に渡ってしまう。中大はこのピンチを守り切ることができず、再度ビハインドに陥ってしまう。再度追いつきたい中大は、終盤に連続ショットを放つものの慶大の守りを崩すことができずに3Qを2-3で終える。▲後半に向けて円陣を囲む選手たち
絶対に逆転したい最終の4Q、3Qに慶大のファールがあり、中大ボールでスタートするチャンスを迎える。人数面でも有利なため同点に追いつくには千載一遇のチャンスであったが、慶大の懸命な守りに苦しめられる。それでも勝利への執念を見せた中大、中盤で慶大のファールによるチャンスが再度訪れると#44平井優祐(法3)がショット成功し同点に追いつく。その後も果敢に相手のディフェンスに挑むがなかなか崩せず残り時間は僅かになり残り5分をきる。オフェンスとディフェンスが激しく入れ替わる中で遂に慶大に勝ち越しを許してしまい試合終了。▲同点ショットを決めた#44平井
FINAL4進出を2勝で決めきることができなかった。なお中大は、別日に行われた獨大と一橋大で行われた試合で勝利し同率で1勝1敗となった一橋大との得失点差を制しFINAL4への進出を決めた。悔しさを味わってしまった中大、これから先は絶対に負けることができない戦いとなる。悲願の日本一を目指して更なる進化に期待だ。
◆試合結果◆
●中大3ー4慶大〇
(2-0、0-2、1-0、1-1)
(記事、写真:塩ノ谷太樹)