2021年9月26日 熊谷ラグビー場B
コロナの影響で開幕が遅れた関東1部リーグ戦。初戦は昨年は悔しい逆転負けを喫した日大が相手。選手権出場のためにどうしても勝ち星を挙げたい中大だったが、前半に大きくリードされたまま、後半に巻き返せず22-50で試合終了。痛い黒星スタートとなった。
▲今季も津田寛汰(法3)のキックに要注目
立ち上がりは集中を見せ、前半3分にはFBの杉本崇馬(経3)のキックで敵陣深くまで攻め込むなど、得点の気配を見せた。勢いに乗り先取点を取りたい中大だったが、6分に中盤で反則を取られラインアウトモールで日大に先制点を与えてしまう。
▲相手を抑え込む茂原主将。フォワード陣を引っ張る姿勢を見せる
「リスタート」の声がかかり、立て直しを図る中大は相手のノックオンから敵陣深くまで攻め込むなど、チャンスを作る。17分には茂原隆由主将(経4)を中心とするフォワード陣の粘りもありながら、相手の反則を誘うと、SOの津田寛太(法3)がペナルティキックを上手く決め、3点を返す。3-5としたが、試合再開後は日大のペースで試合が進み、4つのトライを許して3―31と大きく差が開いて折り返す。
▲トライを決め喜ぶ竹ノ内と駆け寄る市川大喜(文4)(左)と冨田陽登(商4)(中)
後半は開始2分で日大にトライを許すも、5分には杉本がフットワークよく抜け出し、WTBの竹ノ内建太(経4)にパスが渡ってそのままトライ。すぐさま取り返す。8分に失点するも20分には杉本の相手の裏へのキックがWTBの篠崎虎太郎(経1)に通りトライ。その後も中大のペースが続き、敵陣でのプレーが多くなった。スクラムやモールでも互角以上のパワーで相手を押し込んでいた中大だったが、追加点を奪えず苦しい展開が続く。すると、30分には隙を突かれて敵陣から自陣深くまでボールを運ばれ、流れを断ち切られる。その後、押し込まれてダメ押しの追加点を奪われた。追い込まれた中大だったが集中は切れず、終盤には途中出場のCTB水野陸(文2)がインターセプトから自らボールを運んでトライし、後半は19-19と引き離そうとする日大に食い下がった。しかし得点と共に笛が鳴ってノーサイド。
▲ラストプレーでトライを決めた水野
開幕戦を落とした中大だったが、後半は互角の戦いを演じるなど次戦につながる粘りも見せた。次の流経大は昨年大きく差をつけられて敗戦したチーム。昨年のリベンジに期待したい。
◆試合結果◆
〇中大22(3-31、19-19)50日大●
◆お知らせ◆
次戦は10月10日13:00から行われる流経大戦です。無観客試合となっております。
(記事、写真:尾又賢司)