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春季リーグ開幕!「粘りの1本」で初戦を勝利!ー令和6年度東都学生軟式野球連盟リーグ戦対文教大

2024年4月11日 埼玉県・戸田北部公園野球場

◆試合結果◆
〇中大10 - 9文教大●
中 大104 500 000=10
文教大022 401 000=9

昨年全日本大会での優勝を果たした中大は、春季リーグ初戦となる文教大戦に勝利し白星でのスタートを切った。主将には昨年からエースとして活躍した牧温人(法3)、副主将には打線の要となる福島諒平(文3)が就任。新体制として初の公式戦は「絶対勝つ」と意気込み、追い込まれる展開でも粘りを見せた。

▲喜ぶ選手たち

先発投手を務めた牧は、3回までに6安打4失点と苦しい投球に。4回は井出都斗(国経2)が初登板となるも相手打線に押され4失点。5、6、7回は新戦力の中田千晴(経2)が1失点に抑える好ピッチングで粘り、8回からは牧が再びマウンドに上がり締めくくった。牧は自身の投球を「どんどん後手に回ってしまって、点差縮められてしまったんですけど、最後勝ち切れたのは良かった」と振り返った。

▲エースで主将の牧

打線が動いたのは3回。1ー2と1点リードされ追加点が欲しい中大は、1死2、3塁のチャンスで小牧颯太(経2)がサードへのゴロを放つと相手守備の失策により2得点。続く海老沼樹喜(経2)が内野安打で出塁し、盗塁成功で1死2、3塁となったところで相手投手が暴投。小牧颯もホームに帰還しこの回3点目。「副主将としてプレーで引っ張りたい」と意気込みを話した福島のセンター前ヒットで海老沼もホームベースを踏み、4点を追加した。

▲4番打者を務める福島

文教大打線も3回に2点を追加し、中大が1点リードで迎えた4回。牧がレフトへのヒットで出塁、後続もバント、盗塁成功で1死2、3塁となったところで、寺沼樹(商2)が放ったショートへの当たりがホームに送球されるも相手捕手の失策で2人がホームイン。続く小牧颯が内野安打で出塁し、1死2、3塁のチャンスを迎え打席には海老沼。確実に捉えセンター前に打ち返して2点追加した。4番の福島もセンターへの当たりで出塁し、後続の内野ゴロの間に帰還し大きく点差をつけた。

文教大打線に1点差に詰められるも、最後まで粘りを見せ10ー9で勝利。相手守備の失策で点が動く場面が多かったが、2打席連続ヒットを放った牧、海老沼、福島の3人をはじめ、中大打線のチャンスでの1本が勝利につながった。福島副主将は「本当に危ない試合でしたけど、ちゃんと1本ってとこを意識して1本が出たのでよかった」と試合後振り返った。「去年春のリーグは2位で終わってしまったので、今季は優勝して全日本連覇できるように頑張りたい」と牧主将。全日本連覇に向けて明るい初戦となったことは間違いない。

(記事:松本あゆみ、写真:大澤晶)

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