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【写真特集】中大総合2位、7種目でV 優秀チーム&選手賞も獲得…村佐は100自で学生新―競泳・短水路関東学生

2025年12月20、21日 東京アクアティクスセンター

短水路(25mプール)で争う競泳の大学対抗戦、関東学生選手権は21日まで行われ、中大は各種目の順位に応じた得点で総合2位(男子2位、女子6位)となりました。男子は、自己新記録を最も多く出した優秀チーム賞を獲得。個人では、男子の村佐達也(総1)が自由形、女子の楠田夢乃(文2)が平泳ぎの優秀選手にも選ばれました。

▲写真撮影に応じる(左から)楠田、蓮沼、村佐

村佐は100mと200mの自由形で2冠とし、100mでは学生新記録を樹立。このほか混合リレー2種目を含む計7種目を中大勢が制すなど、蓮沼椋祐(経3)を主将とした新体制初の対抗戦で好結果を残しました。来年あるアジア大会(愛知・名古屋)などの代表選考を兼ねた日本選手権や、シーズンの締めくくりとなる日本学生選手権(インカレ)につなげます。

主な種目を写真とともに振り返ります。

 

村佐が学生新、インカレぶりチーム戦に「楽しかった」

男子200m自由形は、長水路(50mプール)の日本記録を持つ村佐が大会新記録の1分42秒53で制しました。11月末のジャパンオープンでは「日本新も狙えたら」と話していましたが、そこには1秒24届かず。ゴール後には悔しい表情も見せていました。

▲男子200m自由形決勝の入場でポーズを決める村佐

▲男子200m自由形決勝のレース前、中大選手らに声援を求める村佐

▲男子200m自由形決勝で力泳する村佐

▲男子200m自由形決勝のゴール後に悔しげな表情を見せる村佐

最終日にあった男子100m自由形決勝で村佐は46秒72をマークし、学生新記録を樹立しました。従来の記録である、中村克(早大=当時)が2014年に出した46秒99を0秒27塗り替えました。

▲男子100m自由形決勝で力泳する村佐

▲男子100m自由形で短水路学生新記録を出し人差し指を立てて喜ぶ村佐

▲男子100m自由形で短水路学生新記録を出し水面をたたいてガッツポーズする村佐

▲男子100m自由形決勝後、ともに泳いだ江森凰英(商2)と握手する村佐(左)

▲男子100m自由形決勝後に引き揚げる村佐

▲男子100m自由形のフォトセッションで金メダルを掲げる村佐

▲「Cポーズ」を決めながら新記録証を掲げる村佐

村佐達也の話 短水路のレースだったが、その中でも久しぶりに200も100も泳いで、新鮮な気持ちで泳げた。とにかくチームで戦うのがインカレぶりで楽しかったし、それが一番良かったと思う。来年また長水路のレースが続いていくが、その中で今日みたいなレースができたらいいなと思っている。

 

勝ち抜き方式「スキンレース」、蓮沼主将が50自制す

今大会の50m決勝種目では、勝ち抜き方式のスキンレースが採用されています。決勝を計3ラウンドのレースに分け、最初のラウンドでは上位4人、次のラウンドでは同2人を除く下位選手が脱落。最終ラウンドでは、残った選手の一騎打ちとなるエンターテインメント性の高いレースが繰り広げられました。

蓮沼は、男子50m自由形で優勝しました。9月のインカレでも同種目で1位。主将としての存在感を示しました。第1ラウンドは22秒33の3位、第2ラウンドは22秒49の1位で通過し、最終ラウンドは22秒88でした。

▲男子50m自由形スキンレースの入場で中大選手らに手を振る蓮沼

▲男子50m自由形スキンレースで力泳する蓮沼

▲男子50m自由形スキンレースのラウンド間に、池上泰正(商3=右端)と柿木奏之介(商3)から飲み物を渡される蓮沼(手前)と東方琉河(総2)

▲男子50m自由形スキンレースの最終ラウンドでスタートする蓮沼(奥)

▲男子50m自由形のフォトセッションで金メダルを掲げる蓮沼

蓮沼椋祐の話 チームで戦う年内最後のレースで、男子は総合優勝を狙っていた。明治と7.5点差で本当に惜しいところまで行けて、このまま行ければ優勝は確実かというところだったが、そこでほころびが出てしまった、詰めの甘さが出てしまったというのが今回の大会の結果。一喜一憂せずに、大会が終わる最後の最後まで安心できるということは絶対ないと思うので、しっかり気を抜かずにやりきれれば良かった。

夏のインカレでは総合優勝を狙っている。水泳で一番強い大学はどこかと言ったら、やっぱり中大だと思ってるので、天皇杯奪還に向けて実力をつけて、応援されるようなチームになっていければいい。

スキンレースは人生で初めて。分からないことだらけで怖かったが、チームのみんなも応援してくれたし、いろいろな人に聞いて、1本目も様子見ながらいい感じの位置につけて、2本目、3本目でしっかり勝負することができたので、自分の中では思うようにいった。100点満点のレースができたと思うので、本当に優勝できて良かった。

 

楠田が200平、中山が400自でV

楠田は、女子200m平泳ぎを2分23秒63の大会新記録で制しました。同100m個人メドレーにも出場し、1分2秒61で3位に入りました。

▲女子200m平泳ぎ決勝で力泳する楠田

▲女子200m平泳ぎ決勝を制し声援に応える楠田

▲女子200m平泳ぎのフォトセッションで金メダルを掲げる楠田

楠田夢乃の話 タイムは全然だったが、年内最後の試合をチームで戦えて楽しかった。

中山響(総3)は、男子400m自由形で3分44秒09の1位となりました。同1500m自由形は14分55秒63で3位。

▲男子400m自由形決勝で力泳する中山

▲男子400m自由形決勝を制しポーズを決める中山

▲男子400m自由形のフォトセッションに臨む中山

尾関啓太(総2)は、男子100mバタフライを51秒37の自己ベストで準優勝しました。同50mバタフライは第2ラウンドまで進み、23秒71で3位に入りました。第1ラウンドは自己ベストの22秒89で1位通過。

▲男子100mバタフライ決勝で入場する尾関

▲男子100mバタフライ決勝で力泳する尾関

▲男子100mバタフライのフォトセッションで銀メダルを掲げる尾関

▲男子50mバタフライスキンレースの第1ラウンドを自己ベストで突破し喜ぶ尾関

▲男子50mバタフライスキンレースのラウンド間に水分補給する尾関(左)を見守る中谷風希(文3)

▲男子50mバタフライスキンレースで最終ラウンド進出を逃し頭を抱える尾関

男子200m平泳ぎの杉浦凜汰郎(経3)は2分6秒43の自己ベストで2位でした。

▲男子200m平泳ぎ決勝で入場する杉浦

▲男子200m平泳ぎ決勝で力泳する杉浦(奥)と川平治樹(商1)

▲男子200m平泳ぎ決勝を自己ベストで2位に入り喜ぶ杉浦

▲男子200m平泳ぎ決勝後に中大選手らにガッツポーズして引き揚げる杉浦

▲男子200m平泳ぎのフォトセッションで銀メダルを掲げポーズする杉浦

上田滉貴(総3)は、男子200m個人メドレーを自己ベストの1分56秒95で3位に入りました。

▲男子200m個人メドレー決勝で入場する上田

▲男子200m個人メドレー決勝で背泳ぎを泳ぐ上田

▲男子200m個人メドレーのフォトセッションで銅メダルを掲げる上田

女子100m自由形の弘中花音(文2)は、54秒56で2位。同100m背泳ぎは自己ベストの59秒27で3位でした。

▲女子100m自由形決勝で力泳する弘中

▲女子100m背泳ぎ決勝で力泳する弘中

▲女子100m自由形のフォトセッションで銀メダルを掲げる弘中

澤野莉子(文3)は、女子200m個人メドレーを2分9秒73で準優勝。同200m自由形は1分58秒57で3位でした。

▲女子200m個人メドレー決勝でバタフライを泳ぐ澤野

▲女子200m自由形決勝で力泳する澤野

▲女子200m個人メドレー決勝で2位に入り喜ぶ澤野

▲女子200m個人メドレーのフォトセッションで銀メダルを掲げる澤野

長森流楓(文3)は女子200mバタフライで、2分8秒96の2位に入りました。

▲女子200mバタフライ決勝で入場する長森

▲女子200mバタフライ決勝で力泳する長森

▲女子200mバタフライのフォトセッションで笑顔を見せる長森

▲女子200mバタフライのフォトセッションで他大選手と自撮りする長森

長谷川葉月(文3)は、女子100m自由形で弘中に次ぐ54秒60の3位でした。

▲女子100m自由形決勝で力泳する長谷川

▲女子100m自由形のフォトセッションで銅メダルを掲げる長谷川

▲女子50m自由形スキンレースのラウンド間に小峰佑奈マネジャー(法3)から飲み物を渡される長谷川

 

中大リレー2種目で金、0秒12差の接戦ものに

リレー種目は混合200mメドレーリレーと、同自由形リレーが行われ、いずれも中大が1位でした。

メドレーリレー決勝は、第1泳者で背泳ぎの中原克(商1)が1番手で入る好調なスタートを切りました。その後は早大、明大との激しい競り合いとなり、2番手に下がる場面もありましたが、第3泳者でバタフライの弘中が再度トップを奪還。第4泳者の長谷川が自由形で逃げ切り、1分42秒82で中大が制しました。

▲メドレーリレー決勝でポーズを決めながら入場する(左から)中原、杉浦、弘中、長谷川

▲メドレーリレー決勝を制し中大選手らにガッツポーズする長谷川(左下)と弘中

▲メドレーリレー決勝後に握手する長谷川と杉浦。中央奥は弘中

▲メドレーリレー決勝後に両手を上げて声援に応える長谷川。右奥は弘中

▲メドレーリレーのフォトセッションで金メダルを掲げる(左から)中原、杉浦、弘中、長谷川

蓮沼、村佐、長谷川、澤野のメンバーで挑んだ自由形リレー決勝では、第3泳者の長谷川まで2番手につけ、トップの早大を追う展開に。アンカーの澤野は、ほぼ横並びとなる接戦のレースを早大と0秒12というタッチの差でかわしました。

▲自由形リレー決勝を制し喜ぶ(左から)長谷川、村佐、蓮沼

▲自由形リレー決勝を制し握手を交わす長谷川と村佐。蓮沼(右)は人差し指を立てる

▲自由形リレー決勝後にアンカーの澤野と握手する村佐(右)

▲自由形リレー決勝を制し抱き合う澤野(一番奥)と長谷川。肩を組む村佐(右)と蓮沼

▲自由形リレー決勝後に中大選手らに向かって両手を上げる長谷川

▲自由形リレー決勝を制し引き揚げる村佐(左)と蓮沼

▲自由形リレーのフォトセッションで手をつないで台に上がる(左から)蓮沼、村佐、長谷川、澤野

(取材・構成:桑沢拓徒)